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最近の学び(雑記)「韓国の審査官端末」2023-11-02

こんにちは! 特許調査の仕事をしてます、酒井と申します。
今日は「韓国特許庁の審査官端末」について書きます。
短めの雑記です。


特許庁における特許審査に欠かせないツール、といえば
先行文献サーチ用の「審査官端末」が挙げられます。

審査室に置かれている端末を直接見る機会は、かなり少ないと思いますが
 (私も実物は見たことないです・・・)
特許庁本庁舎の「公報閲覧室」には同等のサーチ端末がありますし

2年ほど前だったか、
特許庁のYouTubeチャンネルで、審査室の様子が映っていました。
3:35付近からです。

今はフリーアドレスのフロアもあるんですね!
どうやら、農水省の執務室と比べて、かなり広々しているらしく・・・

審査の様子の紹介が始まりました!が

審査官端末の画面は ふんわり とぼかして紹介されてます
知財業務に携わる方は「そりゃあ当然編集でぼかしますよね」という
反応なのではないでしょうか。

さて、ここから本題です
この前偶然見かけた
「韓国特許庁・審査官の業務気になりませんか?」的な動画です。

4分強の、さほど長くない動画です。
もちろん韓国語ですが、全く言葉がわからなくても=映像のみでも
「あー、多分これの説明かな?」ってなると思います。

そして・・・
今はGoogle翻訳で「画像の翻訳」ができるので

「特許庁に着いたら、まず1日の審査予定を確認します」
的な話をしてるのかな? と思ったら、スクリーンショットを撮って

えいっ!(とGoogle翻訳に投げる)

拡大すると
「KPOの審査官は1ヶ月にだいたい20件程度処理してるのかなー?」とか
「期限超過も1週間以内の期限物もない!前倒し!!👏👏」とか
色んな物が見えたんですけど・・・

日本の感覚だと
「本当に本物の画面なのかなぁ」「お願い!ダミーだと言って!」
と、なんだか心配になってきちゃいます😅

しかし、まだまだこんなものでは終わりません!

番号に70って入ってるから、PCT経由韓国出願かな?

ふんわりと 画面をぼかしてる瞬間もあるけど・・・

明細書がきっちり見えるシーンの方が、圧倒的に多いです

そしてこちらは、庁内検索システムのKOMPASS

紙も使って検討されてますが
これ「請求項」(청구항)って書いてありますね!😅
撮影用のダミーですよね?もうだめ・・・たすけて・・・(←何が?)

構成要件と引用発明との対比も出てきた・・・😅
ここまできたら、たぶん次は拒絶理由かな? 

と思って見ていると、期待を裏切らず
拒絶理由通知を起案してるっぽい画面、登場です✨

これほど鮮明に審査官端末の画面が見れるとは全く思っておらず
「心の準備ゼロ」で見てしまったのと、
画面はぼかすのが当たり前、という感覚だったのが合わさって
初見の時は「え!?見ても大丈夫なやつ?」と不安になるほどでした😂

こんなに色々映りまくっているので
かなり前に発送済みの書面だと思いたい・・・そう思いたいです。(未確認)

「官庁による情報発信の一環」というカテゴリーではありますが
お国柄(?)で、かなり発信内容に差があるのだなぁ、と
改めて実感した動画でした。



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