2021年10月の園だより

日々保育を眺めていると、毎日の暮らしが積み重なって成熟していくことに気付かされます。振り返ると、日々の保育はプロセスの連続で、子どもの成長過程そのもの。そんな子どもたちの毎日を、コドモンで送るドキュメンテーションだけではなかなか読み取れないような気がしてもどかしく、また2園の活動を、互いの保護者に知ってもらう機会が作れないかと保育者と話し合った結果、園だよりをリニューアルすることにしました。2園の暮らしの中での気付きや、深堀した部分をお届けし、より互いの子どもたちに目を向けてもらえたら嬉しいです。また、これまで、園だよりで書いてきた保育実践についての学びや、子どもの発達の話などは別冊を作る予定で動いています。まとまったらあらためてお届けしますね。

さて、「保育のプロセス」とはどういうことでしょうか。園児は毎日ただひたすら好きなように遊んでいると思われることも少なくない保育園という場。良くも悪くも子どもは勝手に成長する=成長は個の営み、と私自身も以前は思っていました。しかし、園が身近になった瞬間から、そんな考えは吹き飛ばされます。『子どもの成長は、文化的営みである』と定義している本があるくらい、それが感じられる光景に出会うこと数々。子どもには発達段階で、ある一定の期間に、強い興味・関心をもって熱心に「何か」に取り組む時期があります。そんな感受性を持つ敏感期に、子どもがより達成感を持って叶えられるように、保育者は日々子どもを観察し、その実践を繰り返しながら学び、文化を営んでいます。具体的に、保育者は子どもの発達をどうみていて、どういう実践を行っていたりするのかなど、『親と保育者の学び合い(オンライン)』等、今後も少しずつでもお伝えできたらと考えています。また随時、質問や相談も受け付けますので、いつでもお尋ねくださいね。学び合い以外にも、保護者のみなさんが園を活用して取り組みたいことがあれば、遠慮なくリクエストしてください。お待ちしています。

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