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シティベーカリーでイスタンブールを思い出す…。

銀座プラザのシティベーカリー。
ニューヨークからきて日本に現在10店舗。
日本の「甘さ、やわらかさ、口溶けの良さ」を求めて邁進するパン文化とは違ったアメリカ的なパンをずっと作り続けてくれる名店。
がっしりしていて、口を一瞬かわかせて唾液を誘って顎においしいここのパンはかなりボクのオキニイリ。
プリッツェルのように仕上げたクロワッサンが一番人気。
けれどそれ以外にも魅惑的なるパンの数々。特にライブレッドやバゲットは特徴的でそれらを使ったサンドイッチが並ぶショーケースは見応え満点。
先日、ちょっと変わったサンドイッチを発見しました。

フィッシュサンド。
フライドフィッシュをバゲットではさんだもので防水性の高い紙でくるまれているのもいい感じ。それをたのんでアイスティーとコーンポタージュを追加する。コーンポタージュはあとからやってくるので番号札の7番もらって席に付く。

サンドイッチの包みをとくと、中からコロンとサンドイッチ。
レタスの葉っぱとタルタルソース。
芥子がたっぷり塗られてて、カサカサ揚がったフィッシュフライのおいしげなこと。
油の香りが食欲さそう。
そういえばトルコのイスタンブールの名物が鯖のサンドイッチ。脂ののった鯖をこんがり焼き上げてパンで挟んで仕上げる料理で、なんだかそれを思い出す。
サバサンドの魚は焼いてる。これは揚げてる。だから違った料理のはずなんだけど、パンの風情が似ていてそれで思い出す。
そう言えばトルコの人は鯖を二枚におろしてしまいがちで、かなりの確率で背骨付きの鯖がパンに挟まっていたりしたよな…、なんて昔のことを思い出す。

さてサンドイッチ。
バリバリ焼けたバゲットです。焼けた小麦の香りがなんともこうばしく、なのに内側の白いところはふっかりしてる。妙に甘くも、妙にやわらかくもなく歯ごたえしっかりした焼き上がり。
フィッシュフライと一緒にパクリ。パンがザクッと歯切れたところにカサカサ、パン粉がちらかってくる。魚はジュワッととろけてく。あんまり上等な魚じゃなくて、その独特の風味がパンと一緒になるとおいしく感じるところが不思議。オモシロイ。

それにしてもやっぱりメイソンジャーに入った飲み物って粋じゃなない。今日はストローをもらうの忘れてジャーの凸凹の口に口あて飲むはめになったのだけど、味わうことよりこぼさないことに一生懸命。ゲームをしているようでござった。笑っちゃう。


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