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muji cafeは、おしゃれなまいどおおきに食堂なんだろうか…?

muji cafe。
セルフサービスで先払い。
ショーケースに並んだ料理を適当に選んで定食のようにして食べるという、場所を変えれば学食だとか社員食堂と同じシステム。
おしゃれなかわりに品目が極端に少ないまいどおおきに食堂だ…、って言ってしまえばハイそれまでよって感じの店でけれどそこそこ流行ってる。

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作り置きの料理のコトを彼らは「デリフーズ」と呼びます。熱い料理がホットデリ。冷たい料理はコールドデリです。それらを3品選んで900円、4品選ぶと1000円でそれにご飯と汁がつく。
「作り置きのおかず4品定食」が「デリ4種セット」となるとおしゃれ極まりなくなるところがオモシロイ。

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定食にデザートだとか飲み物追加は不似合いだけど、デリセットだとそれらのおねだりが自然にできて、勧められるがままプリンと黒豆茶を選んでつけた。都合なんと1450円でござった。ちと笑う。

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鳥の唐揚げの黒味噌風味。
アジのフライがホットデリ。
しらすと海苔、オクラの白和え。カブとしらすの塩和えがコールドデリ。
とうもろこしご飯にお揚げと豆腐の味噌汁がつく。
ちなみに今日のホットデリはアジフライのグリーンカレーソースと鶏むね肉のグリル。コールドデリはカブと青菜のマリネとジャガイモとトマトのサラダと料理は全部で8種類。
それぞれ使われている素材がとっても似通っていてどれを選んでもお皿の上はほとんど同じ…、って雰囲気だった。

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塩味が強い料理でした。作り置きしなくちゃいけないということは、味をズバッと入れなきゃいけないということで、野菜を使った料理も野菜の味より調味料の味が先に立っちゃう。
1450円で結局何を食べたんだろうと思い返すと、無印良品で売ってる食器やカトラリーをたのしんだんだ…って持ってしまう。
待たないという利便性。食べるものを目で見て選べるという安心感。何種類かの料理から好みを選べるというやさしさも、「一回限り取り放題」というバフェがもしあったとしたら、圧倒的にそれに比べて魅力をなくす。
選べるということはそんなにもステキなことなんだろうか。
作りたての美味しい料理を味うことを、我慢できるほどの選べるたのしさがあればいいけどここの料理を見ていると「これを絶対食べて帰って」という自信の欠如を感じてしまう。
今日はこの定食しかない。でもどれもができたてで、食べて損がないものだから安心して食べて帰って!ってそんな自信に満ちたお店があればいいのに…って思ったりした。お勉強。

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