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代用品が揃う便利、不便利

新宿駅の西口を出た正面に、デーンっとセブンイレブンが居座っている。
今まで小さなお店と物置のようなものがあった場所がキレイにとっぱらわれて、エスカレーターの下の小さなスペースまでも総動員してできた店。
防犯カメラがどこかに隠されているに違いないけど、それにしても日本は平和な国であります。

それにしてもセブンイレブンは止まらない。
人が集まる、あるいは人が通り過ぎるところにスペースを見つけると、こうして果敢にやってくる。
便利だから使う。
けれど本当に便利かというと、これがいささかなやましい。

本当に買いたいモノはないことが多い。
けれど悔しいことに、「買いたいモノの代表品」にはことかかない。
例えばサントリーのレモンフレーバーの天然水スパークリングが好きなんだけど、ない店がほとんどで代わりにセブンイレブンオリジナルのレモン炭酸水ならある。
○○はないけれど、△△ならある。
それでも便利というならば便利だけれど、便利のために本当の便利が犠牲にされていると思うとなかなか切ない。
しかもセブンイレブンに置かれぬモノは、売れないものと判断されてそれそのものが市場から消えていったりすることがあるから、なおさら切なく面倒くさい。

それはそうと、石油由来の製品をなるべく使わぬようにということになったら、ここに置かれた商品のパッケージってどうなるんだろう。飲み物はガラスの瓶で売られるようになるんだろうか。そのとき瓶のリサイクルは誰の仕事でコストは誰がもつんだろうか…、と思うとなかなかなやましい。

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