建物や部屋の中は常にキレイで清潔な状態になってますか?
ニューヨークといえば、かつては「犯罪の街」というイメージがありましたよね。
そんなニューヨークの街が、今では犯罪発生件数が激減し、治安が飛躍的に改善されたそうなんです。
さて、いったい起きたのでしょうか?
理由はカンタン。
なんと、徹底的に「美化」につとめたのだそうです!
街をキレイにしたのです。
たったそれだけのことをやっただけで、ニューヨークの犯罪率が劇的に低下したのです。
…これは『ブロークンウィンドウズの法則』と呼ばれる現象で、アメリカの犯罪学者のジョージ・ケリングという人が考案した理論です。
割れた状態のままの窓をそのまま放置しておくと、何が起きるでしょうか?
それは通りを歩く人に「誰も見ていないよ。」というサインをおくることになります。
そうなると、人間はどういう心理になるかというと、「誰も見ていないし、誰も注意を払ってないなら、何をやったっていいや!」というふうに思うのです。
「誰も見ていない」というアドバンテージさえあれば、人間は平気でモラルを破るのです。
郵便受けの近くの壁に落書きがあった場合、その郵便受けからものが盗まれる割合は25%に上るというデータが興味深いデータがあるくらいです。
人間というのは、まわりの環境や状態などに簡単に影響を受けてしまう生き物なのです。
では逆に、ゴミひとつ落ちていない、清潔感あふれるオシャレな場所では、犯罪は起きるでしょうか?
スターバックスや、アップルストアやGAPといったカッコよくてオシャレな場所で、人は犯罪を起こそうと思うでしょうか?
…思いませんよね!
人間の心理として、まわりにたくさんの人がいて、たくさんの目があり、なおかつキレイな状態の場所をわざわざ汚すようなマネはなかなかできないものなのです。
これが、『ブロークンウィンドウズ理論』です。
早い話が、キレイにしているだけで、悪いことが起こる確率が低くなるよ…ということです。
ニューヨークは徹底的に美化に努め、犯罪を起こりにくくしたことにより、犯罪率を劇的に低下させたのです。
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