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「僕のいた時間」という推しドラマ

12月30日までで第4話が配信終了してしまう。
まだ観ていない人はぜひ TVer で一気観してほしい。
観るとしんみりしてしまうけど心にほんわかした大切な何かが残るドラマ
(推しが出ているドラマという意味ではなく、作品自体を推しております)

2014年1~3月にフジテレビで放送されたドラマ
僕のいた時間 - フジテレビ (fujitv.co.jp) サイトより引用
【脚本】橋部敦子
【プロデュース】
橋本芙美(共同テレビ)(『フリーター、家を買う。』『マルモのおきて』他)
江森浩子(共同テレビ)(『ストロベリーナイト』『遅咲きのヒマワリ』他)
元村次宏(共同テレビ)(『世にも奇妙な物語』他)
【編成企画】
中野利幸(『私が恋愛できない理由』『ラスト・シンデレラ』他)
【演出】
葉山裕記(『ラスト・ホープ』『スイッチガール!!』他)
城宝秀則(共同テレビ)(『リーガルハイ』『dinner』他)
【制作】フジテレビ
【制作著作】共同テレビ
【主題歌】Rihwa・春風
【応援ソング】ゆず・よろこびのうた・素顔のままで

【出演】
多部未華子(本郷恵) 三浦春馬(澤田拓人)
風間俊介(水島守)  山本美月(村山陽菜)
斎藤工、浅田美代子、小市慢太郎、原田美枝子、野村周平、浜辺美波
吹越満、近藤公演、竹尾一真、河原健二、他。

このドラマに澤田拓人という一人の青年を通して私たちに生きる強さを伝えようとする制作者の意思のようなものを感じた。主演の三浦春馬さんが「ラストシンデレラ」というキラキラドラマから僅か1年弱で自ら熱望した命や病の進行がテーマのドラマ「僕のいた時間」が年末にTVerで無料放送されている。

大学時の就職活動で知り合った同じ大学の同級生、拓人と恵。拓人のALSという病の発症がきっかけで一方的に別れた形が偶然の再開を経てもう一度寄り添う人生を選んだ。その間の紆余曲折を11話のドラマで描いている。

私たちは生きていることを当たり前だと考えている。自分の命が終わることなんて普段はまるっきり思いつきもしない。でも世の中には生きることを目標に強く意思を持って生活している人がたくさん居る。実際私たちはいつ命と向き合う状況になるかわからない。その時にどんな風に向き合えば良いのか、そういうことを気づかせてくれるドラマだった。

TVer 放送時期 (2022年12月28日現在)
#1 1月16日(月)23:59終了
#2 1月16日(月)23:59終了
#3 1月16日(月)23:59終了
#4 12月30日(金)23:59終了
#5 1月2日(月)23:59終了
#6 1月4日(水)23:59終了
#7 1月6日(金)23:59終了
#8 1月9日(金)23:59終了
#9 1月11日(金)23:59終了
#10 1月13日(金)23:59終了
#11 1月16日(金)23:59終了
検索 | TVer  1日おきくらいに次回作が配信アップされている。

【 #1 】
恵「いっぱい居るんだろうね、卒業までに会わずにいる子。
  もったいないね。」
拓「そうかな、会わなきゃいけない人には絶対会えるんじゃない。」
恵「そうかもね。」

【 #2 】
客「いろいろ周って同じようなベッドでいいのも有ったけど
  あなたから買いたいなと思って。」
拓「ありがとうございます!」

【 #3 】
医「ALSが進行して例え体が動かなくなったとしてもひとりひとりの
  生き様は違います。皆さん自分の人生を生きていらっしゃいます。」
拓「それで生きてると言えるんですかッ !!! 」
拓「大切なモノとか守らなきゃいけないモノとか何にも無いし、
  誰からも必要にされてないし・・・。」

拓「(母さん、)助けて。」

【 #4 】
店「いくら手伝っても営業成績には反映されないんだよなあ、
  すごーく損した気分。」
拓「あげますよ、営業成績くらい。
 それから大学の学歴も社員の肩書きもそんなもん、どーでもいいんで。」
店「ばかにしているのか! 」
拓「宮下さんが、羨ましいって言ってるんですよ。」

拓「でもずっと俺のそばに居てくれる人かどうかわからないし、
  病気のこと言ったら離れていくかもしれないし・・・。」
医「話すのやっぱり怖いですよね。」
拓「でも症状が進めばいつかは判るし、
  離れていく人は早いか遅いかだけで離れていくんだろうし。」
拓「先生、解ってますから。
  大切な人ほど早く話さ(離さ)なきゃいけないって。」

拓「もしこのまま俺の左手がずっと動かなくなったら、メグどうする?」
恵「どうするって?」
拓「深い意味は無いよ。」
恵「どうもしないよ。ずーっと拓人のそばに居る。」
拓「ずーっと?」
恵「ずーっと一緒に居たい。このまま時間止まってくれないかな。」

以上、ドラマの中の記憶に残った台詞を文字起こししてみた。
その後、拓人はどうすることが恵の幸せかを自分なりに考えて結論を出す。
拓人の苦悩だけでなく、恵の仕事、弟の陸人の挫折、父と母、同級生の守と陽菜との関係、担当医の谷本先生の患者との接し方、すべて心に残る人たちがドラマの中に居る。最後まで観てもしかしたらDVDを買うかも。Blu-rayがいいかな。どっちも高いな。でも、残しておく価値のあるドラマだ。
まずはTVerで最終話まで視聴。結果、DVDを購入し保存することになった📺
三浦春馬/僕のいた時間 DVD BOX (tower.jp)   (¥ 25,080)
三浦春馬/僕のいた時間 Blu-ray BOX (tower.jp)  (¥ 31,020)

TVer 公式Twitter       現在第1話から順次配信中。


第1話からのTVer配信視聴は👇こちら
三浦春馬さん​​が紡ぐヒューマンドラマ『僕のいた時間』がTVerで期間限定配信中! | 僕のいた時間 | TVerプラス - 最新エンタメニュース

関連note
Spotify三浦春馬作品楽曲集 詳細頁|すぎもとかよこ|note

2023.01.17 視聴後の追記
Tver無料視聴期間が終わったらタイトルが検索にも引っかからなくなっていた。私はこの間に「僕のいた時間」のDVDを購入してドラマのメイキングも見ることができた。このドラマほど好きな俳優さんが揃って出演している作品も珍しく個人的にもじーんときた。大好き、好き、普通っくらいの俳優さんばかりで嫌な人が居ない。登場人物も嫌な役柄の人が居ない。だからつらい脚本なのに最初から最後までドラマに入り込んで観ることができた。
唯一、今まであまり共感できずにいた先輩役の斎藤工さん(嫌いではないけど限りなく普通な俳優さん)の印象がガラッと変わった。斎藤さんと言えば壁ドンのイメージ、大柄で太い声で、申し訳ないけど上から目線の人という目で見ていた。でもメイキングを観ると誰よりも周りを見て自分の立ち位置をちゃんと理解し出過ぎず引っ込まず、しかもいろんな面で賢く考える人だった。神社での祈願の「13年目のブレイク」にも、三浦春馬さんの身を削っての演技への評価の言葉も、その場だけの謙虚さでもヨイショでもない言葉が私の心にもそのまま飛んできた。私のこのドラマの新たな収穫は斎藤工さんかもしれない。

三浦春馬さんは演技ではなく実際に普段の話し方まであんな風だったのか。メイキング、クランクアップ後のインタビューの言葉のたどたどしさがいつもの三浦さんとは別人の話し方にしか思えなかった。そう言えばこのドラマの番宣で「笑っていいとも」のテレホンショッキングに出てきた時にも人気俳優とは思えない必至な思い詰めた空気を伴いタモリさんが横で困惑していた。その時の三浦さんは澤田拓人であり芸能人なら当たり前な愛想の良い笑みすら持ち合わせていなかった。「ラストシンデレラ」から1年足らずだというのに、しかも撮影期間たった3か月あまりであの変化は人間の心にも体にも危ういと感じる。
だけどその危うさは近くに居る人ほど感じにくい。人の変化はたまに見るからこそ気づくことであり、私のような他人が客観的に今頃考えてるからそう感じるんだろう。それでもご本人が望んだドラマだということ、このドラマの存在は後々きっと俳優三浦さん本人にも私たち視聴者にも重要な意味を持つことだろう。人としての三浦春馬のターニングポイントになり、身体にもかなりのダメージを受けながら俳優という立場でやり切ったドラマだから。私たちは大切に、このドラマの存在を絶やすことなく残し続けていきたい。

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2023.01.10追記・日本テレビ情報番組
カズレーザーと学ぶ新知識!「日本がリードする衝撃の最新医学」
今まで治らないと思われていた疾患が治癒に向かう。
エクソソーム 
細胞から分泌される顆粒状の物質。細胞間の情報伝達に使われている。体がケガや病気になるとその部位を治すための修復の指示を出す。大きさ1万分の1ミリ。血液の中のエクソソームで13種のガンを超早期に発見できる。
MSC(間葉系幹細胞)療法 内臓組織や神経系の組織になることができ体内の部位を修復・再生する能力がある。
① MSCを(脂肪から)取り出し培養して数を増やす(5000万~1億個)
② 点滴で体内に戻す
③ 損傷部位からのエクソソームに反応
④ (自動的に患部に辿り着き)修復の為のエクソソームを分泌して再生
MSC療法の症例実績
脳梗塞・パーキンソン病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)・心筋梗塞・動脈硬化・重度骨折・AGA(男性型脱毛症)・脊髄損傷・腎臓病・肝臓病・糖尿病・アトピー性皮膚炎・若返り効果(髪の毛が黒くなる / 肌のシミ・しわ・たるみ改善 / 筋肉が若返る / 眼瞼下垂など)
脳細胞の再生ができる(投与後30分ほどで効果が現れた治療例がある)
<医師・医学博士 大阪大学大学院特任准教授 日比野佐和子先生>
再生医療製品の保険適用条件 受傷後1か月以内を目安に骨髄液採取が可能な患者(他にも条件がありますので治療が可能かは医師の判断によります)
薬価が1500万程度になる為保険適用でも150~200万円必要。
MSC療法の課題
① 高齢者では十分な効果が得られないかも?
② 他人からの細胞を移植できない(拒絶反応が起こる)
③ 細胞採取の際 患者への負担が大きい

今後、細胞のない幹細胞治療(他人のMSC)
若い人が分泌する活性物質を取り出し投与
ウォートンジェリーという胎児の臍帯を利用する
臍帯由来の幹細胞は脂肪由来と比べ数千倍活性物質が多い
羊水から取り出した幹細胞のエクソソームが癌を治す報告もある

⇒デザイナーエクソソームという最新医療が既に考え始められている
疾患に合わせてエクソソームをデザインする研究
免疫が活性化し治療したい病気の成分を見つけ出し(ピンポイントで)攻撃
オーダーメイドの治療薬を作ることができるかも
<金沢大学ナノ生命科学研究所>

造血幹細胞 アルツハイマーに対して幹細胞治療による効果を証明
短期記憶障害
海馬の新生ニューロンを幹細胞で再生修復できた(という研究)
<神戸医療産業都市推進機構 田口明彦博士>

「すべての人が回復したわけではありません。すべての症例に効果があるわけではありません」という断り書きが書かれていたが、医学の大きな進歩だと思う。今まで治らないと言われていた病気にも少し希望の光が見えてきている。しかも再生医療の分野は日本がいちばん進んでいるそうだ。
詳細はTVerやHuluの見逃し配信で視聴できる。


2023年10月 追記

2014年の冬ドラマ「僕のいた時間」は年が明けると10年になる。このドラマを2024年冬のドラマに、同じ局、同じ曜日、同じ時間で再放送ができないものか。当時幼かった子供たちが大人になってこのドラマを観てくれれば「命」を考える良い機会にならないだろうか。素晴らしいドラマをこのまま埋もれさせるのではなくもう一度今の時代を生きる人たちに提示してほしい。みんなで「命」を考えてみたい。
フジテレビの水10ドラマにもう一度と願い、テレビ局に投稿してみた。



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