坂本 圭 EVOLUCIÓN DEL FÚTBOL : フットボールの進化

スペインサッカーコーチングライセンス・レベル3(S級相当)取得。2016-2017シーズン CF Badalona (2部B)で試合分析を担当。FC バルセロナアカデミー品川大井町校でコーディネーター兼コーチ。フットボリスタ・ラボ。浜辺健太フットボールラボ。
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ゲームモデルの作り方:13の行動(基礎編)〜行動4 〜セットオフェンス⑦〜

ここまで、ゲームモデルの組織的攻撃における「行動」の3つ、「ボール出し」「前進」「ダイレクトプレー」を説明してきた。

今回は、ゾーン3における「セットオフェンス」について説明する。
「セットオフェンス」とはバスケットボールのオフェンス用語である。

※ 各プレーヤーがあらかじめチームで決められた動きや位置に関する約束事に従って展開するオフェンスのこと。

スペインでは、ゾーン3で展開されるオフェ

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マエストロ・セイルーロの論文を読む! 「構造化されたトレーニング」5:〜新しいパラダイム〜

前回は「古典的パラダイム」についてでした。

今回は、21世紀のチームスポーツにおけるダイナミック・システムの「新しいパラダイム」、「パラダイムシフト」について、マエストロ・セイルーロが2002年に発表した論文の翻訳です。

ペップ・グアルディオラやバルサが、どのようにフットボールを捉え、トレーニングを行っているのか、その根本の構造を知る手助けになればと思います。

※ 尚、この論文の翻訳は、私自

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Manchester City編:ゲームモデルの作り方「13の行動」(応用編)〜前進〜3

今回も、【特典】があるので、できれば最後まで読んでください。

前回は、マンチェスターシティのゲームモデル、自陣ゾーン1からの「ボール出し」について書いた。

今回は、自陣ゾーン2からハーフラインをパス(浮き球のロングボールではなく)か、コンドゥクシオンで超える、プレーの「前進」について書く。

ゲームモデル「13の行動」

ゲームモデルのファクター(応用編)

前進のファクター

2. 行動2:

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マエストロ・セイルーロの論文を読む! 「構造化されたトレーニング」4:〜古典的なパラダイム〜

私は身体にまだ毛が生える前に彼と知り合った。そして今、私たちは一緒にヒゲを剃る。正直なところ、私がパコと知り合うことがなかったら、今、理解しているような監督の仕事を理解することはなかっただろう。
ペップ・グアルディオラ(2012年1月)

プロローグ

「フランシスコ・セイルーロ!?」

「誰だ!それは?」

「FCバルセロナのトップチームのフィジカルコーチなんだ。」

「グアルディオラと一緒に働

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ゲームモデルの作り方:13の行動(基礎編)〜行動3:ダイレクトプレー〜⑥

1. 行動3:ダイレクトプレー

ダイレクトプレーは、集団プレーの行動の1つであり、スペインサッカーコーチングコース(カタルーニャサッカー協会)の独特の言葉である。

※ダイレクトプレー:「13の行動」の1つ。DFラインの選手やGKが中盤を経由せずに、浮き球のロングボールで相手DFラインの背後やFWにボールを送るプレー。

ダイレクトプレーの特徴:
・ディフェンスラインは数的優位である。
・オフェ

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Manchester City編:ゲームモデルの作り方「13の行動」(応用編)〜ボール出し〜2

リバプールとの激しい首位争いの末、1ポイント差でプレミアリーグ(2018-2019)を優勝し2連覇を果たしたペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスターシティ。そのゲームモデルを去年の秋から少しずつではあるが分析して、発表しようと考えていた。

当初、3試合を分析した結果に基づいてマンチェスターシティのゲームモデルを作り上げようと思っていた。

しかし、ここで問題が起こった。

マンチェスターシ

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