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【音楽】言葉にできないから愛される?『猫にも愛を』indigo la End

気持ちを言葉にしたい

でも

気持ちを言葉にできないから愛される猫

の曲です。

僕は君の帰りを待ちながら
飲みかけのコップを倒した
流れた虚像が悲しくて
いつもの引っ掻き癖をしまった
あっ君だ
僕は猫
気持ちを言葉に出来ないから愛される
僕の特権さ
でも今日は伝えたくて
鳴いてみたけど
ニャーって
響いただけだった
君と同じだったら
僕なんか愛されなかった
性格本当は悪いんだ
でもそんなとこも知って欲しかったな、なんて

indigo la End「猫にも愛を」作詞・作曲:川谷絵音

まず、

僕は君の帰りを待ちながら
飲みかけのコップを倒した
流れた虚像が悲しくて
いつもの引っ掻き癖をしまった
あっ君だ

indigo la End「猫にも愛を」作詞・作曲:川谷絵音

僕(猫)は君(飼い主)の帰りを待ちながら、飲みかけのコップを倒した。

こぼれて流れてしまった液体の虚像を見て悲しくなり、いつもの引っかき癖をしてしまった。

すると君(飼い主)が帰ってきた。


ここでは僕(猫)の寂しさ、やりきれない気持ちが伺えます。

虚像には

「実際とは異なる作られたイメージ」

という意味もあり、飲みかけのコップに入っていた液体の虚像だけではなく、僕(猫)の虚像のことを指しているように思います。

僕は猫
気持ちを言葉に出来ないから愛される
僕の特権さ
でも今日は伝えたくて
鳴いてみたけど
ニャーって
響いただけだった

indigo la End「猫にも愛を」作詞・作曲:川谷絵音

僕は猫であり、気持ちを言葉に出来ないから愛されるのだ。

これは僕の特権である。

もし、僕(猫)が人間と同じように気持ちを言葉に出来たら愛されないだろう。

でも今日はどうしても伝えたくて、思い切って泣いてみた。

当たり前だけど、

ニャーと響いただけだった。

「愛されたい」と「気持ちを伝えたい」のジレンマがたまりません。

君と同じだったら
僕なんか愛されなかった
性格本当は悪いんだ
でもそんなとこも知って欲しかったな、なんて

indigo la End「猫にも愛を」作詞・作曲:川谷絵音

もし君と同じように、何でも言葉にすることができて、表現することができたら「僕なんか」愛されなかっただろうな。

なぜなら本当は性格が悪いから。


コップを倒したのもわざでしょう。

でも本当はその性格の悪い部分も知ってほしかったな。

気持ちを伝えないからこそ愛される、好かれる。

気持ちは言葉にしない方が美徳で煩わしくない、そんな現実を唄っている曲です。

川谷絵音、天才だ。笑


猫飼っている人いますか?

抱きしめてあげてくださいね。

ちなみにSakanaは犬を飼っていました(笑)

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