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一隅を照らす。

日々の生活の中で、咄嗟にふと頭を過ぎる言葉や人の顔だったり、、、それらは相手からの思念やメッセージなのではないかと感じる今日この頃。

わたし達が今、生きているこの世はじつに便利なコミュニケーションツールに溢れていて、一見距離感が近いようだが、便利 = 手間が掛からない為、下から上へとスクロールで簡単に流れていってしまう情報がとても多いように感じる。

要するに心に引っ掛からない = 記憶に残らないのだ。

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先日、ある御寺で見掛けた一枚のポスター。

一隅を照らす。

一隅とはいまあなたがいる場所です。あなたが置かれている場所や立場で、家族そして地域で、あなたのぬくもりとあなたの力を発揮して、一人一人がベストをつくして、しあわせな社会づくりに貢献しましょう。と、、、

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これは、天台宗の開祖である『 伝教大師 最澄 』が説いた言葉である。

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國寳とは何物ぞ

寳( たから )とは道心なり 道心ある人を名づけて國寳と為す

故に古人の言はく 径寸十枚これ國寳に非ず

一隅を照らす これ則ち國寳也と

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国の宝とは何か

宝とは、正しい道を求める心である。この道心を持っている人こそ、社会にとってなくてはならない国の宝である。

だから昔のすぐれた人はいった。立派な宝石のような物、それが国の宝ではない。

社会の一遇にいながら、社会を照らす生活をする。そういった人こそが、なくてはならない国宝である。と、、、

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天才かよ!!!!

ほんまにそうやんって思った。やっぱり昔の人って良いこと言う。

大概、こういう大切な事ほど、あれこれ難しく考えなくても答えは意外とシンプルで、背伸びしなくても取り組めそうな事だったりする。

この言葉読んで、これって...みんなじゃん!!ってなった。今、わたしに関わってくれてる人達を見渡すとこんなスタンスの人ばっかりやなって。

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自分が置かれてる場所( 立場 )でベストを尽くす。

そっかーー。だからこんな不安定な世の中でも、あんまり自分の心が乱れないのは、こういう人達に囲まれてるからなんやな。

学生の頃に、めっちゃ有名な剣道の先生( 範士八段 )も確かこんなこと言ってた。

成るようにしかならない。

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結局、おんなじ意味なんやろな。

どんな状況に追い込まれても、自分を救えるのは自分しかいないし、目の前に起こる事に対して、ひとつひとつ片付けていくしか無い。いかに自分に集中して、まわりの気配も感じながら、自分の直感で必要か不必要かを判断して、選択して、その繰り返しで生きていくしかない。

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そして明日( 8月4日 )は、水瓶座満月🌕の日。

とにかく今は、ただひたすらに自分のペースで自分が出来ることを。来るべきその時に向けて、心地好いと感じれる人達と手を取り合って一緒に繋げていこう。

最先端も良いけど、アナログも大事。不便を楽しむ心の余裕を持てるといいな。

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