坂奈欧祐

さかなです。偽名です。普段は事務仕事とか福祉とか教育とか、わらじ4足で生きています。靴…

坂奈欧祐

さかなです。偽名です。普段は事務仕事とか福祉とか教育とか、わらじ4足で生きています。靴は3足しか持ってません。https://twitter.com/sakana_ohsuke

マガジン

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    日々の雑感を綴ります。

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    まとまりきれてない考えごとを置いていきます。

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    本のことを書いたノートをまとめています。

最近の記事

ゆく命、くる命

あいかわらず継続的に書けない。 理由といえば、他にやるべきことがあるからだと言わざるをえない。 それは何かと問われれば「休息」としか答えようがないのだけれど。 体力ねえなあオレは… タバコは吸わなかったんだけどな… って言う三井寿が仕事の最中にも何度降りてきたかわからない。 この間に年は暮れて、明けて、また緊急事態宣言が出されて、延長されて、そろそろ解除か?いや、まだか?となってる今であって。 今月の初めに母方の祖母が亡くなって3年ぶりに実家に帰ったことは、後の自

    • 青ざめてない私から

      今日は、ちょっと過去の自分に向けて、お手紙スタイルで書いてみたいと思うのです。 いや正確には、手紙の<返事>を書いてみたいと思うのです。 昨年、離婚をして数日後に書いた記事の、 最後のとこでこんなことを書いていたのを思い出しました。 願わくは1年後あたりのあなたが、冷静にこれを読んでこのエモさに青ざめるくらい健康で穏やかに生きていてくれたら、これを書いた甲斐もあったものだと思うことにします。 もし万が一、これを笑えるような状況でなかったら、お返事でもください。 からく

      • 緊急事態な日々⑦-おまけの6月

        このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片をおいていきます。 ----- 歴史に大きく記述されることになるであろうこのたびの緊急事態宣言期間、のちに振り返ってあのとき自分はどんなことを考えていたのかってことを思い出すための備忘録として書き残しておくためのこのシリーズも、ひとまず最終回です。 あいかわらずツイッターの切り貼りっていう手抜きではありますが。 6月です。 白状しなければいけないと思います。 コロナに対する「温度」はかなり下がっていたであろうという

        • 緊急事態な日々⑥-手抜きで腑抜けな5月

          このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片をおいていきます。 ----- 前回に続いて手抜きで振り返る「あのとき」の「断片」たち。 5月。 法的拘束力やいわゆるロックダウンを伴わない、いわば「ゆるい」緊急事態宣言が出されてから1ヶ月が過ぎていくころでしたが。 こんなツイートから。 5月3日の憲法記念日にこんなタグが流れてました。 起草者たちの日本語に対する誠実さが感じられて、憲法の条文は割と好き。 あの反省の上に立ち、しかし失いたくないものもあるという

        ゆく命、くる命

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        記事

          緊急事態な日々⑤-ようやく本題なのに手抜きの4月

          このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片を置いていきます。 ----- また更新が滞る間に、発表される1日あたり感染者数が「あのとき」を超える状態になってしまいました。 思えばこのマガジンも気軽に更新するために「断片」と名付けたにもかかわらず、前回のなんかもとても重くて、仕事の休みの日にしか書けないというのにさらに脳疲労を自分に強いる、救いようのないマゾヒスティックな行動様式。 話はやっと緊急事態宣言が出る本題の4月なのですが、なんとかそんな自分も救ってあげた

          緊急事態な日々⑤-ようやく本題なのに手抜きの4月

          緊急事態な日々④-まだまだ序章の3月

          このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片を置いていきます。 ----- 更新が滞っている間に「緊急事態」は明けてしまいました。 歴史に大きく記述されることになるであろうこの期間、のちに振り返ってあのとき自分はどんなことを考えていたのかってことを思い出すための備忘録として「いま」を書き残しておきたいと思っていたのに、話はまだ3月、「宣言」の前で止まっているという体たらく。 しかし別に誰に怒られるわけでもないのだし、この瞬発力のなさも自分らしいくらいに思えてもいる

          緊急事態な日々④-まだまだ序章の3月

          緊急事態な日々③-まだ序章の3月

          このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片を置いていきます。 ----- 歴史に大きく記述されることになるだろう緊急事態。 のちに振り返ってあのとき自分はどんなことを考えていたのかってことを思い出すための備忘録として、また「この世界の片隅に」生きる一人の個人の記録として、「いま」を書き残しておきたい3本目です。 感染拡大が先行する各国のようすを傍目に、これといった策も出ないまま空費された3月。 前月末に突然ぶちあげられた休校要請に千葉市長の怒りが印象的でしたが、

          緊急事態な日々③-まだ序章の3月

          緊急事態な日々②ー序章としての2月

          このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片を置いていきます。 ----- 歴史に大きく記述されることになるだろう緊急事態。 のちに振り返ってあのとき自分はどんなことを考えていたのかってことを思い出すための備忘録として、また「この世界の片隅に」生きる一人の個人の記録として、「いま」を書き残しておきたい2本目です。 国内での新型コロナウイルス感染のきっかけになったといって差し支えないであろう、ダイヤモンドプリンセス号が横浜港に着いたのが2月3日。 2月16日に書いた

          緊急事態な日々②ー序章としての2月

          緊急事態な日々①

          このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片を置いていきます。 ----- 前回投稿から2カ月以上ですか。 なんか結局こうなってしまいますね。 身軽に「書く」ことのできる日は一体いつになったらやってくるのか。 「やらないのは本気じゃないだけ」って自分の中のイケハヤさんあたりにオラオラ煽られそうなので深追いはしたくないのだけれど、「口数」の多い人を羨ましくも思ったりするところはあって。 この間に世の中はすっかり景色が変わってしまって、歴史に大きく記述されることにな

          緊急事態な日々①

          働き方に効くブリーチありますか

          このマガジンでは、まとまりきれてない考えごとの断片を置いていきます。 ----- 「セルフブラック」という働き方を知っていますか? それぞれはごくホワイトな勤め先であるにもかかわらず それを3つも4つも組み合わせることによって 自らに長時間労働を課してしまうという、 2020年にその存在がまことしやかに語られ始めた、 サンプル数は私1件の、 新しい社会現象です。 1月3日の仕事初めから昨日の2月15日まで、炎の44連勤。 正月の記事で「死亡フラグ」などと言ってい

          働き方に効くブリーチありますか

          勝敗はきかないでー2019

          謹賀新年。 ご無沙汰している間に年が明けてしまいました。 前回投稿が10月12日。 あの台風19号が東京に上陸した日に、仕事が休みになった隙をついて『読みたいことを、書けばいい。』について書いたのが2019年の最後になっていたんですね。 つまりあのころを境に本格的に余裕がなくなっていったということで。 年末は30日まで仕事して、大晦日と元日で滞ってた家のことや各方面への連絡なんかのToDoを20ばかり片付けて、今日やっと完全オフの休日を過ごしたところで、明日(日付変わ

          勝敗はきかないでー2019

          20冊目―田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』

          台風19号が上陸、いよいよ本格的な台風模様になってきた東京郊外です。 南の島の「台風銀座」といわれるエリアの育ちであるので、台風は子どものころから慣れたところであって、安全確保のための島民の知恵―「外に出ない」は金科玉条として身に染みているところでもあるけれども、気圧950を切るっていうのはなかなかの勢力であるのでなんとなく緊張感もわいてきたところであって。 一方で予定外に仕事が休みになって明日と合わせて久しぶりの連休で、心おきなく読んだり書いたりできるわくわく感もわいて

          20冊目―田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』

          オリエンタリズムは関係ない

          こないだ、とある人から、その人の子ども時代について話を聴く時間があって。 それは、幼少期からとても過酷な状況を生き抜いてきたといった内容で、あえて具体的には書かないけれども、思春期のころには身体にも異常が現れ、その後もう10年以上もその身体と付き合っていることになるという話。 今その人は具合が低調で病院にもかかっていて、そのことで<現在>の状況についてはここのところ何度か話をする時間をとっていたのだけれど、少なからず影響しているであろう<過去>のことは気になりながらも聴け

          オリエンタリズムは関係ない

          青ざめるあなたへ

          今日は、ちょっと未来の自分に向けて、いま考えていることを書いてみたいと思うのです。 「誰に向けて書くか」という話は、たとえば「ターゲットを想定する」というような言い方で、物を書くうえでの基本のように語られることもあるけれども、そういう職業ハウツー的な話だけではなくて、たとえば研究者が、かつての恩師を思いながら「先生ならどう言うだろうか」と背中に視線を感じながら物を書くように、たとえば絵本作家が、扉部分で「娘たちへ」とその愛を表明してから物語を始めるように、特定の誰かの目線を

          青ざめるあなたへ

          19冊目-津村記久子『ポトスライムの舟』

          父の実家は造園業をやっていたのだけれど、僕はといえば植物のことにはとんと疎いままこの歳になってしまって。 この本のタイトルになっているポトスライムも実は読むまで「スライム」が語幹なのだと思っていたような具合であって、ああそうかライムか、そりゃそうか、アホなオレ、と思ったりもするのだけれど、「あは、スライムか、それもええなあ」という津村さんのやさしい声が聞こえてきそうな、そんな静かな、小さな、ゆるしと幸福感を与えてくれるような本作で。 津村記久子『ポトスライムの舟』(201

          19冊目-津村記久子『ポトスライムの舟』

          1年の長さ 夏

          暑い。 8月になるとぐんぐんと暑さ厳しくなるのは毎年のような気がするのだけれど、「夏ってばこんなに暑かったっけか…」とぐったりするのもまた、毎年のことのような気がするもので。 1年という時間は大人になってからはとくにあっという間ではあるけれど、夏の暑さを身体が忘れる程度には十分な長さなのであって、人間にとって実に「ちょうどいい」時間単位なんじゃなかろうかと思うこれもまた、毎年のこと。 …という出だしの「夏」を「冬」にそっくりそのまま置き換えたものを書いたのが今年の正月で

          1年の長さ 夏