生命保険のカラクリ

「生命保険のカラクリ / 岩瀬大輔」読了。ライフネット生命副社長が、近年の日本の生命保険業界のマネーの裏事情について明らかにしている。なぜ日本の生命保険は複雑なのか、保険料がいったいどのような内訳で取られているのかなど、保険を売る身としても知らないことが多くて勉強になった(19)

バブル期に販売された良い予定利率の保険のツケが今の保険料に充てられているのが歯痒い。日本は国の保障が手厚いので、自分が入院した時の自己負担額をしっかりと計算して、見合った保険に入ることが大事。保障を第一に考え、貯金が出来ない人は保険料としての貯蓄の部分をつけることも選択の一つ。

ネット生保は人件費等の事業費がかからないため、付加保険料が安くなる。そ対して、大手生保は訪問販売のための費用など、大きくコストがかかってしまい、間接的に保険料に反映されてしまう。大手生保が生き抜くためには、販売員が顧客に直接会う、「安心感」の強みしかないのだろうか。

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