Brandon Colemanを見た 19.02.02

土日祝はライブの開演時間が早い。2ndショーでも仕事が終わって家で一息つけるかつけないかというくらいで、時間的にも体力的にもちょっと心配だ。

仕事ではキャンペーンの応募券を配っている。割と混んだ土曜日、毎度毎度この説明を喋りすぎて口が疲れる。呼吸困難になりそう。早口になってないかな、とか心配する余裕もない。

帰宅して一息ついてライブへ。地下鉄の駅に貼ってある東京メトロの石原さとみの広告がいつも目に入る。すごくイイ。石原さとみの熱心なファンではないので、ドラマやなんかも大して見てないけど、東京メトロの広告はいつもすごくイイなと思う。石原さとみ好きになっちゃいそう。
(やっぱプランナーとかディレクターがいいんだろうな、と思ってさっき調べたら箭内道彦の仕事だったらしい。そりゃな。)


なんとか開演に間に合う。ステージ真横の席。ブランドン・コールマンはショルダーキーボード含め全部で5台ものキーボードを操る。更にサイドキーボード1人が2台、キーベースが1人で3台、というすごい数の鍵盤。そこにドラムとヴァイオリン。ゲストでギター。

今回のライブは最新アルバム『Resistance』を引っ提げて、という形だろうか。1曲目「All Around The World」から超ファンクステージ。

曲はポップなものが多いが、ライブのグルーヴと、ブランドンのソロが入ることで、アルバムとは全く違う世界観に。本人も意識している、あるいは無意識に出ているのかもしれないが、ジョージ・デューク周辺や、ヘッドハンターズ〜『Sunlight』の頃のハービー・ハンコックの雰囲気を感じる(特にソロを弾いたりするとほとんどハービーである)。まさにその血を受け継ぐというか、その現代版、と言うとありきたりすぎるのだが。

また、ブランドン以外のメンバーはサポートというかサイドメン的。主役はあくまでブランドンで、他メンバーがソロを取ったりすることもなかった(ドラムだけはブランドンとのデュオ展開があったが)。
その中でヴァイオリン、個人的にはマハヴィシュヌ・オーケストラ、ジャン・リュック・ポンティとかを思い出すのだが、どちらかというとアルバムにおけるストリングスやホーンセクションの位置を担っているようなプレイだった気がする。とはいえヴァイオリンの音色はこういうバンドではなかなか新鮮。

それにしても、West Coast Get Downのメンバーの多様さは底知れないなと改めて思う。カマシ・ワシントンはスタンディングのフェスで見るのが最高だと思っているのだが、このブランドン・コールマンの激アツファンクステージも野外フェスで見たい。WCGDのメンバーだけでフェスが出来そう。

あとやっぱ、ファンクは楽しい。

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