Marquis Hillを見た 19.02.20

健診のために有給を取ったのだった。
健診を受ける建物が有楽町なので、そのままライブに行けるように予約をとったのだが、健診が終わるのが思った以上に早すぎた。遅めの昼メシをマクドナルドで済ませ、時間潰しにアップルストアへ行ったり、東京ミッドタウン日比谷を覗いてみたり。

普通に休日だ。休日を満喫している。天気がよかったしカメラでも持っていけばよかった。こうやって気分転換に出かける日を毎週作るとしたら、休日は週3日は必要じゃないか、と思う。自分が出不精すぎるだけなのだろうか。


肌寒くなってきた頃にコットンクラブへ。
ビール飲んだりしてたらお腹痛くなってきちゃってつらい。

今回のライブはマーキス・ヒル。アルバムに参加しているヴァイブラフォンのジョエル・ロスこそいない(本当はこの人も見たかった)が、メンバーも結構豪華、若手有望株、といった人たちが揃っている。

ドラムのジョー・ダイソン、ベースのジェレマイア・ハントのリズム隊がイイ。
ジョー・ダイソンは乾いた、少しアフリカを想起させるような音とプレイ。以前クリスチャン・スコットのバンドで来日したとき、アフリカンパーカッションをセットに組み込んでいた。今回はパーカッションはなかったから、本来のプレイが割とそれっぽいんだな。
ベースのジェレマイア・ハントは、目立つようなプレイこそ少ないが、ファットで分厚い音で、グルーヴィー。名前聞いたことあるんだけど、他にどこでやってたかな…。

そんなわけでその2人に目も耳もかなり奪われてしまったが、全体としてすごくレベル高いバンドだなという印象。ブラクストン・クックはソフトな音色ですごく歌うソロを吹くし、ジェームス・フランシーズは同じレンジの中ですごい弾きまくったり。マーキス・ヒルもクールに上げていく感じだったが、しかしピアノ/キーボード含むフロント3人の印象が薄くなってしまったなぁ。反省。

『Modern Flows Vol.2』を聴いたときも思ったけど、イメージに反して結構、モダンジャズ的なんですよね。リズムはだいぶ違うけど、トランペットとサックスっていう2管のアンサンブルは“いわゆるジャズ”っぽい。だからなんというか、かえって「現代のジャズ」って感じがする。以前黒田卓也クインテットを見たときもそういう思いを抱いたなーと。
あと同時期にリリースされた、ヴァイブラフォン奏者ステフォン・ハリスの『Sonic Creed』も割とジャズっぽくて、そういうムードがあったりするのかなーとか。あるいはNYを中心に活動している人たちはそういう意識があったりするのかなー、なんて気もする。まぁマーキス・ヒルはシカゴ出身だけど。

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