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年下の女性がフランクに接してくれるのは、好意ではなく礼儀であることをオッサンは覚えておいた方がいい

初めて彼女が出来たのは25歳の時だった。

それまでの私は、世の中の女性を「付き合えるか、付き合えないか」で見ていた。

童貞にありがちな視点である。正直、我ながらキモい。

彼女ができてからは、女性に対して少しは冷静に対応できるようになった。

そこで気づいたのが「女性は『礼儀』としてフランクに接してくれる」ということだ。

男はアホなので、優しくしてくれたりフランクに接してくれると「俺に気があるんじゃないか?」とカン違いする。

しかし、女性としてはあくまで「礼儀」として優しくしてくれている、というケースが往々にしてある。

男が年上の男性上司の対して敬語を使うように、女性はフランクに接することで礼儀を示していることが多い。

会話の時に距離が近かったり、ボディタッチが多い人もいるが、それはあくまで「あなたに敵意や嫌悪感はありませんよ」という意味しかないし、そういう女性をよく見ていると、誰に対しても距離感が近いことが多い。

俗に言う「あざとい女」はほとんどいない。

コミュニケーションに対する意識は、男性と女性でずいぶん違う。

男が上下関係や敬意を大切にするように、女性は仲間意識と親密感を大切にしている。

もちろんこれは大雑把な傾向なので、全ての人にあてはまるわけではない。

しかし、男がこのギャップを理解していないと「何カン違いしてんだ気持ち悪い」という悲劇を引き起こしてしまう。

「カン違いさせる女性にも問題があるんじゃないか」と思う人もいるかもしれないが、それは「あんなに露出度の高い服装をしているんだから触られても仕方ない」というヤバイやつと同じ発想なので、一旦落ち着いて下さい。

特に、地位も年齢も上がってくると、会社の中で本音で話してくれる人はドンドン減ってくる。誰もが一線を引いたコミュニケーションを取ってくるような気になる。

そんな時にフランクに接してくれる女性部下がいると、嬉しくなる気持ちはわかる。

しかし、それはあくまで「礼儀」であり、「異性としてアリかナシか」という基準とは全く別軸のものであると、頭の片隅に入れておいて欲しい。

セクハラのニュースを見るたびに、こういう男女の意識のギャップがあるんじゃないかと思う。





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