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『地域に密着しているからこそ、輝く。』

カパル、ジャー坊、そしてこにゅうどうくん。

今年のゆるキャラグランプリ上位3キャラが、すべてこのグランプリを卒業することが取材で分かった。

取材すればするほど、一部マスコミが伝えた実態とは違った側面が次々に見えて来た。

今年から来年に掛けて、1年間キャラクター達の活躍を追って行く。


今回は、こにゅうどうくんとジャー坊のその後。

まずは、四日市のこにゅうどうくん担当に、詳しくお話をお聞きした。

ゆるキャラグランプリ以降は、マスコミの反応も全くと言って良いほど、無くなったそうだ。ただ、組織票報道をしたテレビ局が、たまたまかもしれないが、その後四日市を取り上げてくれた。

市内各所をシティプロモーション関係で回っていると枕詞のように、『色々と大変でしたね。。』と言って頂けるそうだ。ゆるキャラグランプリの後の羽生市のイベントでも、ゆるキャラ関係者及びゆるキャラファンの方に慰めて頂いたとのこと。

ゆるキャラ関係者からは、『こにゅうどうくんはずっと頑張っていた。』との声が多数聞こえてくる。こにゅどうくんの歴史は長く今年で活動21年目になる。

ゆるキャラグランプリが出来て、今年で8年目。いかにこにゅうどう君の歴史が長いかが分かる。ぐんまちゃんは、こにゅうどう君の一年前に誕生したと思うと担当者。

ゆるキャラグランプリは、第三回目までは羽生市でゆるキャラサミットの中で、表彰式が行われていたそうだ。三回目までは、インターネット投票のみ。色々な場所でやって欲しいという要望に応えて、第四目が中部国際空港で開催された。

ここから、決戦投票(現地投票)が始まった。第五回目が浜松、第六回目が愛媛、第七回目が三重、そして今回が東大阪。来年のグランプリの会場の募集が、現在行われている。

しかし2020年にゆるキャラグランプリが終了と昨年の今頃に報じられた。第三回目あたりからは、ファンの間で、ゆるキャラの順位付けに対して疑問の声が既に上がっていたそうだ。


今回のゆるキャラグランプリで、減票になったのは、中間発表の上位3キャラのみ。その基準も、明確に示されることはなかった。実行委員会の西会長自身が、『ゆるキャラに頼り過ぎ』と発言するなど、結局のところよく分からない顛末となった。


カパルは今年が最後とグランプリ前に宣言していたが、第二位のジャー坊も第三位のこにゅうどう君も今回で卒業。毎年こういったように、上位キャラクターが卒業していくために、「次は自分たちの街のゆるキャラがいけるだろう。」といった繰り返しだったと担当者。


ゆるキャラグランプリの順位とファンの認知度、愛され度は、また別だ。

グランプリで上位になるには、自治体が一体とならなければ無理だという定説もあったそうだ。

ふなっしーがグランプリを取れていないというのは、その影響との説もあるが、最近はテレビ出演を敢えて控えて、イベントを中心に活動しているようだ。

こにゅうどうくんは、もちろん今回の騒動による自粛も無く、今後も同じような活動を続けていく。羽生、彦根、須崎、白河といったご当地キャラクター協会が関わっているイベントには、すべて参加したいとのこと。


福島県白河市のイベントは、東日本大震災以降に地域を応援しようという趣旨で始まったそうだ。こにゅうどうくんは、白河市には参加したことがないので、是非今年は参加したいという意気込みを見せている。

岡崎市の参加キャラクターは、二日間で延べ100体ほど。羽生、彦根、須崎、白河は、100体程度集まる大型イベント。30体から50体が集まるイベントは毎月開催されているのではないかと担当者。

こにゅうどうくんは、『分身の術』を使えるが、分身君が登場すると、ファンの皆さんには、分かってしまう(汗)とのこと。

歴史が長いキャラクター達は、分身の術を使えるようだと同じく四日市市担当。

そして、キャラクターファンの関東の方たちの熱量が、非常に高いと感じると話している。

カパルとも仲良しのこにゅうどうくん。

ゆるキャラグランプリの会場でも、カパラーの方々から、『投票は出来ないけど、応援してるよ。』と多数声を掛けられたそうだ。

動画でこにゅうどうくんと共演した京本政樹さんもお忍びで会場を訪れた。

このようにキャラクター達同士の絆も強い。


ゆるキャラ自身は話せないので、傍でお世話しているアテンドさんがいる。ファンの皆さんの間では、有名アテンドさんの行動も注目されている。

これもキャラクターとセットで、人気の一つとなっている。残念ながらこにゅうどうくんには、決まったアテンドさんがいない。そのため、その都度、都合が付く市職員がアテンド役を務めている。

全国都道府県男子駅伝でも、全国各地のキャラクター達が広島に駆けつけて沿道で応援している。プロスポーツチームにも、大学にもキャラクターがいる。

ミッキーもキティちゃんもキャラクターの仲間。

キャラクターは、日本にそして世界に無くてはならないもの。

大学教授や総合研究所関係のお偉いさんが語るゆるキャラ論が、現場の実態にマッチしていないことは、取材を進めていくと良く分かる。

メディアの切り取り報道も、同じく。


こにゅうどうくんは、これからも、地元、そして全国から愛されるキャラ活動を、続けて行く。


🔷ジャー坊のその後


大牟田市役所広報課田中さんにお話しをお聞きした。ジャー坊のゆるキャラグランプリ卒業の件をまず尋ねて見た。

ジャー坊が誕生して2年だが、まず第一の目的は、大牟田市の全国の知名度を上げること。そして、ゆるキャラグランプリの出場を通して、市民の一体感、そして市民の盛り上がりを創出することだった。


そのために、ジャー坊は、グランプリ前、市内のイベントや企業など、その数350~400を回った。

地域に根差した活動がジャー坊の得意技。

この目的は、達成出来たということで、ゆるキャラグランプリは今回で卒業。今後は、市内や大牟田市近郊で、市の特産品などをPRしたり、イベントを通して市民とのふれ合いを深めていく方針だ。

ゆるキャラグランプリで上がった知名度そして認知度。大牟田市の子供達、そして市民に愛されるキャラクターを目指していく。

ちなみに、ジャー坊の名前の由来だが、市内で毎年夏に開催されている大蛇(じゃ)山祭り。このじゃを取ってジャー坊と名付けられた。ジャー坊は、蛇とこのお祭りの神輿になっている竜がモチーフとなっている。


ジャー坊は、カパルやこにゅうどうくんとは、少し路線が違うが、大牟田市の活性化という誕生使命を全うしていく。

今回のゆるキャラグランプリの一連の報道は、四日市市の職員のリークが発端となった。毎日新聞が第一報を報じ、それに各メディアが追従した。

もしかしたら、元気で活動的な四日市市長をよく思っていない職員もいるかも知れないと担当も語っている。

ただ市側は、一丁目一番地の市役所が、応援せずして市民に応援して貰えるはずがないと考えた。担当者の話を良く聞けば、そしてよく考えれば、その背景が、記者も分かったはずだ。

組織票が自治体では許されないという考え方が、良く分からない。

自治体ではダメで、なぜ国会議員は良いのですか?

そちらには、触れない。


一斉に偏向報道に乗ったメディアの意図が、ほんと良く分からない。


しかし実態を知っていたファンの声、全国のキャラクター関係者の声で、確実に流れが変わっていった。


やはり惑わされない、踊らされない対応が大事。


マスコミで報道されていることの全てが、真実とは、限らない。これに気付いている人達も、確実に増えていることを実感する今日この頃。


それはそうとして、キャラクター達の活躍の続報にご期待ください。

























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