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7年連続住みよさNo.1の印西市(いんざいし)。女性に愛される街を目指して。

各自治体のシティプロモーション活動が、今、真っ盛り。

人口減少が始まる前に、あるいは、人口減少の起死回生の一手として、こういった動画作成やゆるキャラなどを使って、懸命にPRしようといている。


人口10万人の印西市(読み方いんざいし)

今、何かと話題の街だ。

まず映画『コードブルーのロケ地』


日本医科大学千葉北総病院がある。



そして、住みよさランキング7年連続No.1


(東洋経済新報社住みよさランキング2012~2018
全国の都市2018年6月18日現在814都市対象)



人口減少が始まっている、または、急速に進んでいる街も多いが、印西市は、人口が増えている。


その秘密は、何か?


そして、今話題のシティプロモーション動画についても、印西市シティプロモーション課星野さんに、お話しをお伺いした。


まず、平成30年1月末の人口99.243人。

平成30年10月末は100.788人。

千人以上増えている。

これは、地方の街としては、脅威的。

北総線で都心まで、約40分。


品川から快速特急で、約一時間の街、横須賀市は、急速に人口減少が進んで、その対策の一つを先日公表した。


横浜DeNAベイスターズファーム施設の名称決定(横須賀市追浜)|素敵な未来へ|note(ノート)https://note.mu/sakatukukoujo/n/n75a69c60f8cf


また、先日のゆるキャラグランプリで話題になった大牟田市も人口減少に悩み、ゆるキャラで、起死回生を狙った。


『ゆるキャラグランプリの知られざる舞台裏。四日市と大牟田市を取材して。※追記、コンテスト終了後の担当者コメント。』|素敵な未来へ|note(ノート)https://note.mu/sakatukukoujo/n/nb27ee4b9c526



そんな中でも、人口増加している印西市。


その大きな秘密は、千葉ニュータウンだ。




千葉ニュータウンは3つの市にまたがっているが、印西市の部分だけで、62.177人が住んでいる。


今後96.000人まで増える予想がある。



ここで、より一層印西市をPRしていこうと市は考えた。


まず市は業者に委託して昨年10月にwebアンケートを実施した。

関東に住んでいる20代から40代の男子、女子が対象。

このアンケートの結果で、印西市の認知度60%

そして、他の都市にも参考になるアンケート結果

①20代、30代の女性は、広々とした住環境があり、子育て支援策が整った街を求めて、移住を検討する。

②20代、30代の女性は、ネット媒体が主流。


このアンケート結果から、印西市は20代、30代の女性を移住ターゲットに、その世代にPR出来る動画の作成を決めた。


ちなみに、京都市のPR動画は、こんな感じ。



『きょうを、素晴らしく』倉木麻衣氏出演京都市政PR動画|素敵な未来へ|note(ノート)https://note.mu/sakatukukoujo/n/n685bfa8797eb


印西市のPR動画の総予算額950万。


プロポーザル方式(業者提案方式)に、旅行代理店など4社が手を挙げた。


市の事業だと、入札が思い浮かぶと思うが、こういった事業の中身を重視する場合は、今、プロポーザル方式が採用される。


市の選挙広報活動の業者選定などにも、プロポーザル方式が採用されている。


ここで、選ばれたのが、日本旅行。

旅行代理店だ。


日本旅行は、レコード会社のポニーキャニオンと業務提携して、観光客を呼び込む政策の立案なども手掛けている。


ちなみに、JTBは中学給食事業にも、参入している。

今、旅行代理店も、本業以外にも参入し、生き残りに必死だ。




この動画の音楽のプロデュースをしている方が凄い。

野崎良太氏。Jazztronik(ジャズトロニック)
名義で、オリコンチャートイン多数。



今井美樹、椎名林檎、ゴスペラーズ、葉加瀬太郎、


布袋寅泰、クリスタル・ケイ、山崎まさよし等を、

プロデュース&セッション。


現代音楽から、クラブ、ミュージック、そしてクラシックにいたるまで、幅広いジャンル対応可能なマルチクリエイター。

この動画のために書き下ろされた自身初の試みであるインド風楽曲が必聴。


そして、この動画の撮影は、10月8.9日の二日間。



市内の小学校、公園、病院などで撮影が行われた。


撮影が行われた小学校の生徒30人もエキストラとして参加。

他に市民エキストラ120名。

市長、インド人モデル2名。子役1名。ダンサー約30人が参加して撮影が実施された。



印西市の印とインドをかけたパロディ。


インドの西にあるという一部の巷の噂を否定しておこうという意図もあったとのこと。


パンチ力がある動画を目指した。


11月16日の動画公開以降、取材依頼も多数市に舞い込んでいる。

また、市民からの反響も上々だ。




市側としては、人口減少が起きる前に、自主防衛しておきたいとの強い意志がある。


確かに、人口減少は、始まると急速に進んでいき、歯止めが効かなくなる。



限られた予算の中で、どう知恵を絞り、それをどう実現していくか?


これは、全ての自治体の課題でもある。


ゆるキャラが叩かれ、ふるさと納税の工夫も、除外されるようになった今。


地方の疲弊と自治体の苦悩は続く。


頑張っている自治体の創意工夫。


これは、市民挙げて応援したい。





『ずっとこのまち印西で』


これが、実現されるステキな街に、より一層成長していくことを期待したい。


人口10万の街だが、今後も注目だ。





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