ブダペスト世界陸上まとめ①

・男子100m

人気  ★★★★★
憧れ  ★★★★★
実用性 ★★

🥇ライルズ(アメリカ)…9"83

ライルズが悲願の金メダル。陸上競技の花形種目であるが、日常生活において大の大人が全力疾走をする場面は滅多に無く、実用性はやや低め。
例えば街で突然殺人鬼に追いかけられたとして、捕まらず逃げることができるが、殺人鬼が一般的な成人男性だと仮定した場合、100m走ってつく差などせいぜい30〜40mであり、殺人鬼を完全に撒けるとは言い難い。
そもそも殺人鬼になるような非情で冷酷な男は簡単に追うことをやめようとしないに違いない。
ライルズは、夜道を一人で歩かないようにするなど細心の注意を払って行動する必要がある。



・男子200m

人気  ★★★
憧れ  ★★★★
実用性 ★★★

🥇ライルズ(アメリカ)…19"52

ライルズが100mに続いて堂々の二冠。
追いかけてくるのが女殺人鬼であれば撒ける可能性はかなり高い。
また今大会同様、ライルズ特有の後半から伸びてくる走りが出来れば、たとえ成人男性殺人鬼であってもおそらく途中で戦意喪失し、諦めて次のターゲットを探しに切り替える可能性も考えられる。




・女子400mH

人気  ★★★
憧れ  ★★★
実用性 ★★★★

🥇ボル(オランダ)…51"70

ただでさえ体力的にキツイ400m走。その中でハードルを計10台超えていかねばならず、殺人鬼たちにとってかなりの苦しい展開が予想される。
後半になると呼吸がかなりキツくなるため、おそらく金属製、もしくはプラスチック製のマスクを被っている殺人鬼はより苦しい呼吸を強いられる。
またそれに伴ってマスクの内側には大量の結露が付着し、かなりの不快感を与える。
その状態で凶器のチェーンソーや鎌を持ったまま、伸縮性の乏しい衣装でハードルを飛び越えることはかなり厳しく、途中棄権も視野に入ってくるだろう。
ボルは男女混合リレーの時のような転倒が無ければ確実に殺人鬼から逃げ切れる。




・男子5000m

人気  ★★★★
憧れ  ★★★
実用性 ★★★★

🥇インゲブリクセン(ノルウェー)…13'11"30

殺人鬼側も、「長距離選手ならペース配分があるだろうし、その間にこちらが全力で走れば追いつけるのではないか。」と踏んでインゲブリクセンを狙うのだろうが、5000mを13分11秒で走るということは400mに換算すると63秒、100mを常に16秒で走る計算になり、一般成人男性でも簡単に追いつけるスピードではない。
4900m地点。殺人鬼から逃げ切れると確信したインゲブリクセンは、今大会で見られたように走りながら手を挙げて観客を煽り、余裕で決勝に進むだろう。
翌日の新聞で、インゲブリクセンが実は体調不良を隠しながら走っていたことを知った殺人鬼たちの茫然とした表情が目に浮かぶ。



・女子走り幅跳び

人気  ★★★★
憧れ  ★★★★
実用性 ★★★

🥇スパノヴィッチ(セルビア)…7.14

殺人鬼から逃げた先に川が立ちはだかる。そんな時スパノヴィッチは、7m14cmも幅のある川を飛び越えることができ、殺人鬼を置き去りにすることができる。その際、川岸の砂利で身体中傷だらけになることは覚悟しなければならない。



・男子三段跳び

人気  ★★★
憧れ  ★★★
実用性 ★★

🥇ザンゴ(ブルキナ・ファソ)…17.64

殺人鬼から逃げた先に大きめの川が立ちはだかる。そんな時ザンゴは、17m64の幅があり、尚且つその川の中に大きめの岩が6m30、11m53の間隔で水平に2つ置かれている川を3歩で飛び越えることができる。その際、川岸の砂利で身体中傷だらけになることは覚悟しなければならない。



・男子走り高跳び

人気  ★★★★★
憧れ  ★★★★★
実用性 ★★

🥇タンベリ(イタリア)…2.36
殺人鬼から逃げた先に大きな壁が立ちはだかる。そんな時、タンベリは2m36cmまでの壁なら美しい背面跳びで飛び越えることができる。その際、着地時のマットがないため、粉砕骨折くらいは覚悟しなければならない。




・男子棒高跳び

人気  ★★★★★
憧れ  ★★★★★
実用性 

🥇デュプランティス(スウェーデン)…6.10

事前に購入しておいた長めの棒を持ったデュプランティスが殺人鬼から逃げた先に6m10cm壁が立ちはだかる。
デュプランティスはその壁を華麗に飛び越えるために、その長い棒をを地面に突き刺すための専用の穴ボコを、これまた事前に購入し、地面に設置しておく必要がある。
ただし、たとえ飛び越えたとしても6mから地面に落下したら骨折では済まない。棒高跳び専用マットも事前に購入し、壁の向こうに設置しておく必要がある。棒高跳び専用マットは大きすぎて1人では設置できないため、事前にスケジュールを合わせ、4〜6人の人手を確保しておく必要がある。その際、当然手伝ってもらった友人たちへのお礼として夕飯を奢ることになるため、ある程度の出費は覚悟しなければならない。

長い棒
穴ボコ
マット

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