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世間は、それほど自分に関心を持っていませんよというお話。

こんばんは、上田です。

本日は、自分の話は、自分が思っている以上に相手に興味はないものだというお話。

自分は、他人の話をどこまで聴いていますか?

「ちょっと聞いてくださいよ!うちの地域のとある病院さんに前回伝えたことが今回も全然修正されてないんですけど、こっちの話聞いてないんですかね」

先日、久しぶりにご飯に行った後輩の薬剤師から、上記のようなお話が出ました。

2020年に石原さとみさん主演でテレビドラマ化されたアンサング・シンデレラのおかげで、脚色されているとはいえ病院では薬剤師もチームで働いているという認識があるかもしれませんが、

実は薬局薬剤師も、各種医療機関や取引先の営業さん、介護士・訪問看護師のみなさんなど様々な職種の方々とチームで仕事をしています。

チームで仕事をする上で大事なのは、何においてもコミュニケーションといわれています。

相手は自分と違う人間である

12年前、僕はいわゆるコミュ障でした。

「自分がこう感じているんだから、相手もこう感じるはずだ」
「自分はこんなところ気にしないので、相手も気にしないだろう」

と無意識に前提で思い込んでいたため、社会人になってから出会う人に自分の言っていることが伝わらないときに、

「なんで、この人は自分が伝えたいことを理解しないんだろう?」

と、本当に傲慢なままで生きていました。

今思い返すと、両親をはじめそれまでに自分に関わってくれた友人や先輩後輩、恩師の皆さんが、
言葉足らずな自分のコミュニケーションを汲み取って関わってくれていたので、社会人になるまで苦労なくコミュニケーションが取れていたんだろうなと感じています。

感謝しかないです。

今まで経験してきたことが違うのだから、目の前の人が全く自分と同じように感じるなんて、思わない方がいい。

と、コミュニケーションの達人の先輩たちに繰り返し折に触れて言っていただくことで、徐々に他人との違いを認識できるようになってきました。

授業を1回聞いて、テストで100点取れますか?

冒頭の後輩の話に戻ります。

人は、自分が伝えたことは100%伝わっていると認識することがありますが、その前提が成立するなら、毎回1回授業を聞いていたらテストで100点が取れるのが当たり前なると思います。

相手は、自分との会話が全てではなく、自分以外の他者ともかかわって生きているからこそ、1回で100%伝わることはないという前提で相手に伝わるまで伝えることが大事だなと認識しています。

また、よっぽどの力関係や強制力が発生していない限り、
「俺の言うことは1回で覚えろ」
というのは、傲慢以外の何者でもないとい感じています。

この言葉を発するよりも、相手が自ずと「次からは、ちゃんとこう改善しよう」と行動を変えるような影響力を、普段一緒にいる中で及ぼせるか。

そこに注力して、自分も周りの人の模範となるような毎日にしていきます。

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