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日本酒嫌いが好きに変わる、「日本酒とお肉は同じ」という理論

今回は「日本酒は『お肉』と同じという理論を伝えたい」というタイトルで、日本酒についての考え方を語りたいと思います。
※焼肉について熱く語る訳ではありません。

「日本酒=苦手」という思い込みで固まっている頭を少しでも柔らかく、少しでも日本酒に興味をもってもらえればいいなと思っています。

この文章を書いているぼくは、日本酒が大好きな30歳の"趣味唎酒師"すぎたまと言います。

日本酒情報ブログ「酒林-SAKEBAYASHI-」で発信していますが、noteではゆるーい解説などをしていこうと思っています。

結論から言うと、「全員が脂の乗った超高級霜降り肉が大好きではない、それと同じですよ」というお話です。

※この記事は全編無料です。最後に「めちゃくちゃよかった」と言っていただける方だけカンパとして100円を設定させていただいています。

「大吟醸」っていい日本酒なんでしょ?

日本酒のの中でも「大吟醸」は高級というイメージが強いのではないかと思います。

高級ということはそれだけ"いいお酒"なんじゃないかと思っている人も多いはず。

実は高級=いいお酒という判断は半分正解ですが、半分は思い込みです。

では大吟醸がなぜ高級になるのか、簡単に説明します。

日本酒に欠かせない原料のひとつが酒米(さかまい)です。

酒米は普段ぼくたちが主食として食べている米とは違い、「酒造好適米」というお酒を造るのに適したお米で作られます。

普段食べるお米の"旨味"にあたる部分は、日本酒にとって雑味となり、複雑な味になります。

そこで、味の調整のために精米というお米を削る工程を経てその雑味を狙ったところまで消していきます。

「大吟醸」と呼ばれる日本酒は、酒米の削る量が50%以上と決められています。

ということは、100kgの日本酒用のお米が欲しいとなった場合、

・削る量が80%:125kgの原料の酒米が必要
・削る量が50%:200kgの原料の酒米が必要

となります。

大吟醸が高くなるのは、削る量が50%以上という規定から考えると、原料の酒米がたくさん必要だからです。

他にももちろん大吟醸にふさわしい特別に高級な酒米を使っている、希少であるなども要因の1つです。

ただ、ここでお教えしたかったのは「大吟醸は高いからいいお酒」と繋げて考えるのは違うということです。

どっちが好き?高級A5ランクの霜降り牛と赤身のお肉

・高級鉄板焼きのお店で出てくるA5ランクの霜降り肉
・安い焼肉食べ放題のお店の赤身の肉

これらのお肉、あなたはどちらが好きですか?

「そりゃ高級な方でしょ」と思ってる人もいると思いますが、実際は「霜降りみたいに脂身が多いのは食べれない。赤身の方が好き!」という人もいます。

そうです、その人にとって高いからいいお肉とは限らないのです。

値段的に"いいお肉"かどうかを決めるのはあくまでも市場価値やそれを作ってる工程でのコストで決まります。

この理論、先ほどの大吟醸の理論と同じですよね。

これがこのnoteで伝えたかった「日本酒⇔お肉理論」です。

お米がたくさん必要だから原料費がかかる、ブランド銘柄だから高いといった理由なだけであって、"=いいお酒"ではないんです。

安かろうが高かろうが、値段ではなくその味や食感、香りなど、中身が重要です。

・穀物の香りがめちゃくちゃ強いガツンと系純米酒が好き
・フルーティーな香りがするワインのような純米吟醸が好き
・ワンカップ大関のようにどこでも買えていつでも手軽に飲めるのがいい

など日本酒の楽しみ方は人それぞれです。

もちろん「なんか違うな」「これ好きじゃない」など感じることはあります。

でも日本酒の一番不思議なところで、色々飲んでみれば、突然「え、これめっちゃ美味しい!」「もっと飲みたい!」となる瞬間が訪れます

ぜひ一回飲んだ味がダメだったからといって「日本酒はおいしくないもの」と考えずに、何回か他の銘柄も含めて飲んでみて欲しいです。

どこかで必ずこれなら飲める、これなら口に合うという日本酒が出てきます。

お肉よりも日本酒の方が複雑なので、自分に合ったものに出会える確率が低くはなっていますが、「値段が高い=いいもの」という固定概念は捨ててもらって、安くても高くても関係なく自分の好みを見つけてみてください。

では最後に簡単にですが、自分にあった日本酒を見つける時に便利な4つのタイプをお教えします。

注文の時などに言えばそれに近い日本酒を選んでもらえます。

覚えておけば自分にあった日本酒に出会いやすい4つのタイプ

日本酒を香りや味などで大きく分類すると4つのタイプに分けることができます。

薫酒・・・淡麗で香りの高いタイプ
爽酒・・・香りは少なくなめらかな舌触りのあるタイプ
醇酒・・・しっとりとした濃厚タイプ
熟酒・・・ふくよかな香りとコクのある熟成タイプ

詳しくは「【唎酒師が解説】知ってると便利な日本酒の香りや濃淡の4つのタイプの画像」という記事で紹介しています。

特に"ザ・日本酒"という少し臭みと感じる香りがある日本酒が苦手という方は「薫酒」タイプから入るのがおすすめです。

「薫酒」を注文する時には、「フルーティーな香り」「甘めの飲み口で香りがいい」というように言うと、初心者の方でもとても飲みやすいタイプが出てくると思います。

あとはすっきり飲みやすいタイプが多い「爽酒」あたりにも挑戦してみてもいいかもしれません。

注文時は「すっきり系」「キレイな飲み口がいい」といった感じで注文すれば爽酒タイプに似た銘柄を提供してもらえると思います。

「醇酒」や「熟酒」については、「薫酒」や「爽酒」で自分の好みがわかって日本酒に慣れてもらってからでも全然構わないと思いますが、ぜひこれらのタイプも挑戦していってもらいたいです。

「日本酒⇔お肉理論」は「高い≠いいもの」|好みを見つけて良い日本酒ライフを

「日本酒⇔お肉理論」いかがでしたでしょうか?

今までの固定概念が少しでも和らいだら嬉しいです。

実際に最後に紹介した4タイプを理解して日本酒を勧めたら、日本酒大嫌いだった人が今ではぼくより頻繁に飲むぐらい日本酒にどハマりして大好きになってくれました

もっと日本酒の魅力を正確に伝えて興味を持ってもらえるようにこれからも発信していきたいと思います。

様々な情報は「酒林-SAKEBAYASHI-」でも発信していますので、ぜひ遊びに来てください!

「日本酒⇔お肉理論」浸透させてもらえると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

「内容がとてもよかった!」と感じていただいた方は、サポートしていただけますと、今後の日本酒を広める活動の資金として使わせていただきます!

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日本酒🍶が好きすぎて趣味で2019年1月に「日本酒のソムリエ」と言われる唎酒師の資格を取得。 日本酒の魅力をたくさんの人に伝えるべく個人ブログ「酒林-SAKEBAYASHI-」を運営。 唎酒師視点でおすすめの日本酒🍶やお酒🍺についてわかりやすくご紹介しています。

ありがとうございます✨
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すぎたま@SAKEBAYASHI

30歳の日本酒大好きな関西人。 好きな銘柄は「冩楽」「而今」。 日本酒ナビゲーター・唎酒師(SSI認定) ブログはこちら→https://www.sakebayashi.com Twitterはこちら→https://twitter.com/PonsyuSugitama
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