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木村咲貴氏(SAKEジャーナリスト)に学ぶ!「アメリカの現場で磨かれたSakeジャーナリストから学ぶ!日本産酒類の魅力が伝わらない理由と伝わる事例」|Sake Insider Seminar File.004

日本産酒類の専門的な知識と経験を生かして、日本酒や酒蔵のブランド化と日本酒の消費量拡大の底上げ、 そして世界のアルコール市場における「Sake」カテゴリーをつくることを目指すSakeアンバサダープログラム。

このたび、専門知識と経験を生かして、独自の視点で、「手にしてみたい」「買ってみた い」「友人に紹介したい」という気持ちになる日本産酒類の情報を伝える「中の人」として魅力を発信していく意味をより強くするため「Sake Insider」として名称を変更してスタートすることになりました。

セミナー名称を「Sake Insider Seminar」に刷新して迎える第4回目は、アメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校のJournalism Certificateを修得後、アメリカ初のSAKE専門店「True Sake」に勤務。「ジャーナリズム」という世の中の出来事や問題を報道・解説・論評する視点と、アメリカの現場で日本酒の魅力を届ける・日本酒を売るという経験から、「SAKEジャーナリスト」として活躍中の木村咲貴氏を講師にお迎えして「伝える力・売る力」を磨いていきます。

ジャーナリズムという視点から日本酒の魅力が伝わらない理由を考える。

私が木村さんに期待していること、それは「情報」を職業にするジャーナリストの視点から見る「コミュニケーション」の現状分析と提案です。情報を発信する側である酒蔵のみなさんは、日頃、情報収集する中で様々な角度から改善をされていると思います。

しかし、何かしっくりこない・・・と思っても具体的に何が課題なのか見えなければ暗闇の中でライトをつけずに歩いているようなもの。改善に向けた課題を第三者の視点でかつ分かりやすく説明することで光明が生まれると信じています。今回のセミナーではこの光明になるキモを日本産酒類輸出最大市場のアメリカというマーケットにおいて鍛えられたジャーナリストの視点から構造的にお話いただけることを期待しています。

アメリカの現場で売上増につながる魅力が伝わっている成功事例はこれだ!

木村さんは現在「SAKEジャーナリスト」として活躍されています。長年、カリフォルニア州を拠点にされていましたが昨年末から日本に拠点を移動され、日本とアメリカの両方の視点から今まで以上に鋭い視点で原因と結果を分析されています。

売上増につながっている「PR」には必ず「心を動かす伝え方」があります。成功している「伝え方」には必ず「うまくいっている要因」があります。「費用があるからアメリカ市場でもPR活動ができている。資金力がない酒蔵や小さい酒蔵はPR活動は無理だ」と海外市場でのPR活動を半ば諦めている方がおられます。

PR活動に資金は必要です。しかし資金がなければPR活動はできないのでしょうか?今回、木村さんからはアメリカ市場でうまくいっている酒蔵の日本側での取り組みからアメリカでの具体的な施策までいくつか紹介いただき、参加者のみなさんには「メッセージの着眼点の違いでこんなにユーザーの心に刺さるのか・・」を学んでいただきたいと思っています。

アメリカ市場が欲しい情報。日本市場が伝えたい情報。そのギャップ。

「伝える」つまり「コミュニケーション」とは発信する側と受信する側の間でメッセージが運ばれることですが、期待していることにドンピシャ合えば受信する側は期待通り否期待以上の情報として受け入れます。しかし、それほど関心のない情報はいくら熱心に伝えられても受信する側に入っていきません。

「欲しい情報」と「伝えたい情報」のギャップについて木村さんには包み隠さずお話いただきます。酒蔵からは耳の痛いテーマと思いますが、真摯に受け止めていただいて明日からの改善に役立ててください。

SAKEジャーナリストとして日本の酒蔵に伝えたい改善提案。

今回、木村さんには日本産酒類の魅力の伝わらない理由を分析いただくだけでなく、また成功事例を紹介するだけでなく、「こういう視点は忘れないでほしい」「ここだけは外さないでほしい」といったSAKEジャーナリストとしての視点から改善に向けた基本となる姿勢をお話いただきます。

本来ならば個社ごとに細かく調査・分析し、具体的な改善策を提案すべきかと思いますが、今回はセミナーということもあるため「まずはこれだけでやってください!」という改善点と、「アメリカ市場での販売促進を本気で考えている方は絶対にすべき」というタスクの提案をいただきます。

私なら日本産酒類の魅力をここから見つける。

とはいえ酒蔵の視点からはなかなか自社商品の魅力を発見し伝えることは難しいのが本音と思います。ましては海外市場に対してとなると雲を掴む感覚かと思います。そこで今回、木村さんが酒蔵の中の人だったらどのポイントを魅力として見つけるのか?に挑戦いただきます。

「当たり前と思っていたこのことは魅力として考えていいんだ!」「そこを魅力として見るんだ!」といった大きなヒントを得られることを楽しみにしています。

私がSAKETIMES Internationalのディレクターに就任して伝えたいこと。

木村さんは2021年に業界最大手の日本酒メディア「SAKETIMES」の海外発信メディア「SAKETIMES International」のディレクターに就任され4月1日からリニューアルや編集方針を担当されています。

これからますます注目のSAKETIMES International。木村さんはその責任者としてどのようなコンテンツを世界に向けて発信していくのか?、SAKETIMES Internationalディレクターとして「ここを見て欲しい!」というポイントをお話いただきます。

木村さんとは本年2月24日に開催された国税庁が主催する「日本産酒類輸出促進コンソーシアム」において講師同士で始めて対面で挨拶させていただきました。実はSAKETIMESに掲載されたインタビュー記事「日本酒1本から輸出できる仕組みをつくる」アイディーテンジャパン株式会社 澤田且成さんインタビュー 」のインタビュー&編集していただいたこともあり、2月24日の対面は奇遇でした。

木村さんは「アメリカ国内における日本産酒類のプロモーションについて」というテーマで話をされ、過去最多の質問を受けられました。話す内容の分かりやすさや具体的な事例は見る人の心を掴んでおり「さすが!SAKEジャーナリスト」と感嘆しました。

File.004は2021年4月22日(木)に開催します。当日参加が難しい方には1ヶ月ほど期間限定で動画をご閲覧いただけます。閲覧URLは以下の申込フォームにご登録いただいた方にのみ配信しますので、ご関心のある方は当日の参加の有無に関わらずお申し込みをください。

よろしくお願いします。

(by 澤田且成 Japanpage:創業者)
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【講師】
木村咲貴氏
SAKEジャーナリスト 
SAKETIMES International ディレクター

鎌倉生まれ、神戸育ち。早稲田大学文化構想学部文芸ジャーナリズム論系卒業。編集者・ライターとして講談社「おとなの週末」「Hot-Dog PRESS」、ナツメ社「もっと好きになる 日本酒選びの教科書」(竹口敏樹監修)など食をメインとした雑誌・書籍制作に従事したのち、渡米。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にてジャーナリズム・サーティフィケイト取得後、SAKEジャーナリストとして日本と海外を「情報」でつなぐ活動を始める。「SAKE Street」「東京人」など多数のメディアへ寄稿するほか、アメリカ初の日本酒専門店「True Sake」スタッフとしての経歴も持つ。2021年より「SAKETIMES International」ディレクター。日本と世界をつなぐ非営利SAKEメディア「SakeTips!」を運営。 http://saketips.love/

【内容】
- ジャーナリズムの視点からの日本産酒類の魅力を引き出し方・伝え方を考える。
- 海外バイヤーやレストランが求めている情報と日本からの情報のギャップと改善。
- コンテンツをつくるときの私の着眼点と伝え方・作り方。
- 私がSAKE TIMES Internationalのディレクターに就任して伝えたいこと。

【対象】
・Sake Insider 認定者
・日本酒資格保持者
・酒蔵関係者
・飲食関係者
・行政 / 組合関係者

【スケジュール】
2021年4月22日(木)16:00 - 18:00
15:55 - チャネルへの参加可能
16:00 - 16:40 講演
16:40 - 17:30 パネルディスカッション
17:30 - 18:00 Q&A

【使用言語】
日本語

【参加方法】
こちらの申込フォームから応募ください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_GS8gSTElQiS4Bw1SopTO8Q

【参加人数】
100名程度
応募枠を超えた場合は参加方法をお伝えします。

【参加費用】
無料

【モデレーター】

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澤田 且成
アイディーテンジャパン株式会社 代表取締役
Japanpage:創業者
ブランディングディレクター
https://www.facebook.com/KatsunariSawada/
創価大学、Institute of Social Studies(オランダ)卒業。(株)富士経済の海外マーケットリサーチャー(株)インターブランドジャパンのプランナーを経て妻の仕事を支えるため退職しカナダ・中国へ移住。2008年アイディーテンジャパン(株)を設立。2010年よりJapaBrand(現Japanpage:)プロジェクトを起案し日本酒や伝統工芸品を海外市場で価値づけることに闘争中。選ばれる商品開発 / 海外バイヤーとの商談 / 地域産品の貿易業務などを題材に講演実績多数。フィリピン・オランダ留学、世界32カ国でのトップインタビュー、カナダ・中国での生活など、30年以上にわたり日本と世界を歩いてきた。

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