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セクシャル判定されたけどセクシャルじゃナーイ

2012年6月14日に
スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!』(2012 PSV)
が発売されたので
スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!
は10周年になりました。

「スーパーモンキーボール」シリーズは、
2001年に発売された
スーパーモンキーボール』(2001 NGC)
を皮切りに、
いろいろなゲーム機向けに発売されている人気シリーズで、
「サルが入ったボールをゴールにコロが」す
子供向けのアクションゲームでした。

しかし、
スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!』(2012 PSV)
は「CERO C(15才以上対象)」で、
子供向けではないという意味で、
「スーパーモンキーボール」史上画期的なタイトルになっています。

シリーズタイトルを確認してみると、
スーパーモンキーボール』(2001 NGC)と
スーパーモンキーボール2』(2002 NGC)
はまだCEROの規定がないので、
倫理規定的な評価はありません。

スーパーモンキーボールデラックス』(2005 PS2)や
スーパーモンキーボールDS』(2005 NDS)は、
初期のCEROの判定で「CERO全年齢(全年齢対象)」になっています。

スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合』(2006 Wii)
からは現在のCEROの判定のようですが、
やはり「CERO A(全年齢対象)」となっていて、
サルを多少乱暴に扱ったとしても全年齢対象で問題ないようです。

そこで、
スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!』(2012 PSV)
を再び確認してみると「セクシャル」が原因で
「CERO C(15才以上対象)」になっていることがわかりました。

「おサルの入ったボールをコロがしてゴールまで運ぶ、
それだけなのにクセになる」ゲームということは、
「ボールを転がしただけでフィニッシュしてしまったサルは、
クセになってその行為を繰り返す」
と曲解すれば無理くりセクシャルにできなくもないのですが、
どうやらそういった理由で
「CERO C(15才以上対象)」になっているわけではありません。

実のところ、
この「CERO C(15才以上対象)」は
ゲームソフトではなくダウンロードコンテンツへの適用なのです。

スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!
の初回限定版付属のカードに印刷されている
プロダクトコードを入力すると、
「オトナのマップ」が遊べるようになり、
このダウンロードコンテンツで使用されている
川村ゆきえさんの実写が「CERO C(15才以上対象)」なのです。

発売から3ヵ月で期限切れとなるダウンロードコンテンツのために
「CERO C(15才以上対象)」にしてしまった結果、
遊びたかった子供たちに行き届かなかったとしたら、
なんとも罪深いダウンロードコンテンツでした。

サイコブレイク』(2014 PS4)
のゴアモードDLCのようにプロダクトコードを外付けにすれば、
誰もが気軽に遊べたはずなんですけどね。


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