酒の穴活動【001】森下


先日の対談でも話題に出たんですが、最近、無目的に街をうろついてどうでもいい居酒屋に入ってみたりする機会が減ってきました。
しかし、そうやって偶然出会ったお店がとても良かった時の喜びは、酒に関するあれこれの中でも最上位に入るものだと、個人的には思うのです。
先日、そんなようなことを意識して定期的にやっていきましょう、と、ナオさんと話しました。
もしかしたら良い居酒屋だけでなく、とんでもない「酒の穴」が見つかるかもしれないし。

というわけで、その第1回目の様子を写真を中心にレポートしたいと思います。



2016年1月某日、大阪に住むナオさんが東京に出てきていて、しかも特に予定がないという日があったので、「酒の穴探索」を実行することに。
ナオさんが実家に寄る用事があり、なんとなくその近所ということで、待ち合わせは「森下」駅にしてみました。


あけましておめでとうございます

何も訴えず、じっと手を見ているようにも見える看板

護謨

「さるかに合戦」をモチーフにした公園を発見

それぞれのデフォルメ具合がちぐはぐで、これらのキャラが同じ世界観にいる物語、逆に見たい。


角打ち的に使えそうな肉屋、第一酒の穴発見!

ただし時間が悪かったのか、つまみになりそうな揚げ物類は品切れのようで、また今度来てみることに。


銭湯を発見

「銭湯のこの匂いって何なんですかね? このたまらない」
「風呂あがりの匂いですよね」
「あ、こっちの方もっと強いですよ!」

「すごいすごい! めちゃくちゃ強い!」

本日の第二酒の穴「風呂あがり気分で飲める路上」


顔パーツの一番上の線がまゆげなのか目なのかによって全くキャラクターが変わってくるおばあちゃんのイラスト、が描かれた車が勢いよく発進するところ


ナオさんが行ったことがあり、しかもすごく良い店だったという「みたかや酒場」

それならちょっと寄りましょう、ということになるも、オープン時間は過ぎているのに全く開く気配がなさそう。

一応並んでみる

行列のできない店の前で開店を待つのってなんかシュール。こんどどこかで、もっと大規模にやってみてもおもしろいかもしれない。

やっぱり開かないので探索再開。


すごく良さそうで、飲みにも使えそうだった「丸吉」という定食屋

パステルカラーのメニューがいい

入ってみようと思い扉を開けると、ご主人より「ごめん、まだ2時間は開けられないんだ」と何やらわけありそうな理由で断られてしまい、ここも再訪を誓う。


「豊かラーメン」


再び先ほどの「みたかや酒場」の前に戻ってくると、なんと開いていたので、もちろん入店

ものすごく大衆酒場的趣のある店内で、外観から想像するよりもずっと広い。
広めの厨房をカウンターがぐるりと囲む。

そのカウンター内でひときわ存在感を放っていたのが、大鍋の

牛にこみ(450円)

脂身がしっかり残っているタイプの牛モツで、臭みやくどさは全然なく、トロッと甘くて最高。
森下といえば「東京三大煮込」に数えられる「山利喜」が超有名だが、こんなすごい煮込みに出会える店が他にもあったとは。

チューハイも「ソト1ナカ2」はいけて、セットで300円

マグロフライ(500円)ものすごいうまさ

ナオさんセレクトの「新タマホイル焼(400円)」

こんなうまい玉ネギのホイル焼きを食べたのは初めて! ってくらいうまかった。
甘くて、フルーティーと表現したくなるほどに良い香りで、かかっているカツオ節の風味もすごく良い!
って、説明するとどんどん陳腐になっていってしまうけど、とにかく感動する一品だった。

炭酸の泡もきれー

※ちなみにここは基本「撮影禁止」だそうなんですが、その貼り紙に気付く前に大将に「料理の写真を撮ってもいいですか?」と伺うと「断ってくれたら大丈夫ですよ」とのことだったので、行かれる方はご注意ください。


店を出てうろうろしていると、再び銭湯の前へ

先ほど匂いだけ無料で味わってしまって悪かったし、寄ることに。
ぬるめと熱め2種類の浴槽しかないこじんまりとした銭湯だけど、それぞれの温度が絶妙で、とても良かった。


風呂あがりの一杯は、看板に「白」の要素があまりない「しろ」という店で

メニューがどれもバカみたいに安い。
このたっぷりと脂の乗った、

カンパチ刺(200円)

味も量も申し分なくて最高!

チューハイも200円


さて、この日の夜ナオさんは、リーダーをつとめるバンド「チミドロ」の練習があるとのことで、スタジオのある秋葉原へ一緒に向かうことに。

で、まだ開始までは時間があるそうなので、前から気になっていた、高架下の、

「おかめ」

という立ち飲み屋へ行ってみる。

ここがまた安い!

サワー類

グラタン

煮込みハンバーグ

確か全部200円。

しかもめっちゃくちゃうまい!

店内には常にハードロックが流れ、CDやレコードも店じゅうあちこちにあった。
有名そうな外人ミュージシャンがここで撮ったと思われる写真もたくさん。
そういうのが好きな人にはいっそうたまらないんだろうな。

お疲れ様でした


以上で、第1回酒の穴探索レポートを終わります。
大変楽しかったです。


TEXT:パリッコ


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酒の穴

パリッコとスズキナオによる酒の可能性追求ユニット。川面を眺めて酒を飲んだり、住宅街を散策したりするといった活動が中心。

酒の穴活動

街を徘徊し、酒の穴を探す様子をレポートします。
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