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【2021/03/31版】 最新SAKEトピック!

昨晩は久々にがっつりとクラブハウス。
水産業の話や流通など、現場目線の話を聞けて目から鱗でした。

まだまだ世の中は勉強しなければならないことで満ちていると改めて思いました。

それでは本日のニュースです。

「桂月」土佐酒造、微生物の専用研究所を新設

「桂月」を醸造する土佐酒造株式会社は、日本酒製造において密接な関わりのある微生物を研究対象とし、自然の力を最大限に引き出した持続可能な製造および新たな可能性を探求するため、2021年4月1日に土佐酒造研究所を開設します。

研究対象となるのは、製造工程における麹菌、酵母、乳酸菌の他にも、酒米の栽培土壌に存在する微生物などで、製薬メーカーでの研究実績のある主任研究員と大学で微生物を研究していた研究員の2人体制からスタートします。

研究所施設は、土佐酒造本社の既存施設を活用し、今後外部機関と協働するなど、多角的に研究を展開していく予定とのこと。

現在でも未知の発酵の世界。特に麹菌のメカニズムの8割は解明されていないとのことで、研究所の設置により明らかになることが期待されます。

東京農大がバラ酵母の日本酒 予約販売開始

東京農業大学が運営する農大サポートが、上皇后美智子さまが皇太子妃時代に英国から献上されたバラ「プリンセスミチコ」の酵母を使った日本酒セット「プリンセスミチコ清酒シリーズ」の予約販売を始めています。

「プリンセスミチコ清酒シリーズ」は2019年、2020年の2回にわたって行われ、今回が3回目。

東京農業大学OBが在籍する南部美人、出羽桜酒造、一ノ蔵、浅間酒造、関谷醸造、石鎚酒造、澄川酒造場の7社が製造を担当してきましたが、新たに「誠鏡」の中尾醸造が加わり、8つの蔵元が醸す8種類の日本酒を8本セットとして販売されます。

本シリーズは4合瓶8本を限定500セット販売。
農大サポートのホームページから申し込めます。予約受け付け4月7日まで。
飲み手の間では人気のシリーズです。この機会にぜひお試しください。

申し込みはこちらから
<URL>
http://www.nodaisup.com/princessmichiko2020.html

「七賢」が世界初!貴醸酒 桜樽スパークリング

海外9カ国・エリアにて日本酒「七賢」ブランドを展開している山梨銘醸株式会社は、国税庁の協力のもと世界的に有名なフレンチの巨匠 アラン・デュカス氏と共に、新商品「Alain Ducasse Sparkling Sake」(アラン・デュカス スパークリング サケ)を共同開発しました。

地中海と山梨の精神性を結びつけたいと強く希望していたデュカス・パリのシェフソムリエ、ジェラール・マルジョン氏から味わいのディレクションを受け、シャンパンと同じ瓶内二次発酵で、水の代わりに日本酒を使って贅沢に醸す貴醸酒の製法を採用し、桜樽で熟成させたスパークリング日本酒を開発しました。

世界初となる前代未聞の画期的な製法によるこのお酒は、フレンチにも合うような味わいに仕上がっており、熟成ならではの淡い苦みを帯びた甘味の波が押し寄せるそうです。

1本5000円と、日本酒としては高価格帯ですが、ぜひ飲みたい一本です。食前から食後まで幅広いシーンに対応できそうなイメージです。

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