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【東北編】DAYS 1|青森

「おいしいお酒を飲みたい。」そう思うたび、ふたりは旅へ。写真家・飯本貴子とOLラッパー・ノセレーナによる、飲酒記録です。

2018年11月22日 青森

From IIMOTO point of view

夜行バスに揺られて11時間。流石に体が痛い。
曇りがちの天気の下でレンタカーを走らせ、雨が雪に変わる瞬間に見とれていたら、スリップ。ノセちゃん、ごめんね。
途中から辺り一面の銀世界で、これは夢なのかなと思った。
蔦温泉はゆる〜いお湯で心地よくて、ずっと浸かっていられる。見上げた天井は、組み木が美しくて、肌と目が楽しい時間だった。

お腹が空いたところで向かったのは、弘前市場。
私にとって、旅先で口にしたものを血肉にするのは、何よりものお土産なので、今回の旅行のお土産作りが密かにスタート。
車なのでお酒が飲めないのが悔しいけど、市場の中は飲酒禁止だった。
お惣菜で感動したのは、干しニシンの塩気と酢味噌のバランスが最高の”みずの和え物”。日本酒がここに欲しかった…!
お腹をさすりながら、青森県立美術館をぐるり。
暗い中浮かび上がる美術館も、とても素敵だった。

ホテルに着いたら、いよいよ飲める!と喜んでお寿司屋さんへ。
自家製の塩辛ともずくに感動し、筋子巻きを待つ。むっちり筋子は泣くほど美味しくて、思わずお酒と共にお代わり。

幸せな気分のまま、2軒目へ。
お通しの鱈子の煮付けでまず一杯。貝焼き味噌、ゲソ揚げやらで、青森の日本酒をグイグイ飲む。
ふわふわした”たつのさしみ(白子)”は、これでもか…!という薬味まみれ。これがまた最高で、家でも真似をしようと決めたのでした。

From NOSE point of view

午前9時頃、青森駅着。想定内の寒さ、若干雨が降っている。レンタカー屋のお姉さんがマブいギャルだった。飯本さんに運転してもらい、蔦温泉へ向かう。山道を走っていると雨が雪に。スリップしながら、なんとか到着。蔦温泉は素晴らしい温泉だった。いつかここの宿にも泊まってみたい。
BGM♪思い出野郎Aチーム「楽しく暮らそう」

お昼頃、虹のマートへ。地元の人がたくさん。珍しいお惣菜が色々売っている。青森名物イガメンチ、美味しかった。その後、青森県立美術館でコレクション展を鑑賞。「あおもり犬」の設置場所までの道のりが、階段を上ったり下ったり、やけにもったいぶるなぁと思った。けど、実物を観ると圧倒された。白くて大きい犬が、ぐったり脱力してる。広大な曲線でつくられた、人工的な感じがぞわぞわする。学芸員さんの制服がミナ・ペルホネンで可愛かった。
BGM♪SAKEROCK「SAYONARA」

ホテルにチェックインして、お目当ての飲み屋さんへ。楽しみにしていた「筋子巻き」を食べる。めちゃくちゃ美味しい!お箸で摘もうとすると巻きがほどけてしまうので、手でやさしく持って口まで運ぶ。お店のお父さんが「うちのは巻くんじゃなくて包むのよ、巻くと具が少ししか入らなくなっちゃうから」とのこと。ありがとうございます。二軒目は地下一階にあるムード満点のお店。新宿三丁目「どん底」のムードを思い出した。日本酒をがぶがぶ飲みながら、新鮮な魚介に舌鼓。

(DAYS 2|秋田につづく)

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