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イギリス大学院 Welcome week事情 ②現地開催編

イギリスの大学/大学院のWelcome week事情について、2回目の今回は、現地開催されているイベントに焦点をあててご紹介していきます。

オンライン開催のイベントについては前記事に掲載しております。

1.施設・コミュニティ紹介関連

学校のサービスや活動の概略はオンライン開催のオリエンテーションで大半がカバーされますが、施設は行ってみないと分からないですよね。またサークルやコミュニティ参加にあたっては、実際にメンバーに会って決めたいと思うのは自然なことだと思います。

現地開催のイベントでは、学校の施設を実際に歩き回り、他の学生と話をしながら体感・理解するチャンスが多数提供されていました。

・キャンパスツアー:複雑に入り組んだキャンパスの構造ゆえ、最初はなかなか全容を把握するのが難しいキャンパス。ツアーでは学校の職員さんに連れられて、30分程でキャンパスをぐるりと一周しながら、目玉となる講堂や、教室、カフェや食堂など、利用頻度が高そうな施設を確認できます。ちょっとした学校の歴史や小話もくすりと笑えて退屈しないツアーです。

・ロンドン近郊のウオーキングツアー:ロンドン公認(?)のバッジを付けた専門のツアーガイドの方が、学校近郊の歴史的建造物、観光施設や、その土地の歴史などを解説しながら回ってくれます。初老の女性のツアーガイドさんが担当でしたが、その上品な佇まいとは裏腹に、無料・格安で楽しめるスポットや裏技などを惜しげもなく披露してくれ、街の魅力を再発見するだけではなく、学生のお財布への心遣いを感じる温かいツアーです。

・チャペルの礼拝、クリームティー:キャンパスにはチャペルが併設されています。朝の時間の礼拝(?)や、お昼過ぎにスコーンと紅茶がふるまわれながらおしゃべりするようなイベントが紹介されていました。残念ながら時間が合わず参加していませんが、覗いてみたかったイベントの1つです。

・スポーツイベント体験:スポーツ施設の見学やサービスの説明会も開催されています。併設されたジムには、学外のスポーツクラブにも見劣りしない設備がそろっておりますが、在学中は格安で利用することができます。個人トレーニング施設の提供のほかに、ヨガ・太極拳・フットサルなどのグループアクティビティが用意されており、こちらも破格の年会費で通い放題となるそうです。

・サークルブース:大学公認のサークルが、特設のホールにブースを並べて説明・勧誘活動を行ってくれています。コロナ禍ということを忘れるほどに超満員の会場、長蛇の列、かつほとんどマスク着用なしな環境で、みんなアクティブだな~・・と横目に眺めながら、チキンなさけとば(鳥類なのか魚類なのか)は早めに退散致しました。主に学部生の皆さんが多く参加されていた印象です。

2.交流促進関連

これから一緒に勉強するコースのクラスメイトや、海外からの留学生同士の交流を深めるイベントも開催されます。

・Conversation Club:主に留学生同士が英会話を楽しみながら、コミュニケーションを深めるイベントです。1時間1セットとなっていますが、参加・退場は自由。新入生だけではなく、先輩留学生も数名参加してくれているため、学校生活のアドバイスや相談などをすることも可能です。

こちらのイベントはPre-Sessionalコース受講期間(8月)にも開催されており、オンラインのレクチャーや会議に疲れたときは、息抜きによく参加していました。私のように対面コミュニケーションに飢えたメンバーが参加しているためか仲良くなりやすいのが魅力です。ここで出会った全く別のコースに通う中国、サウジアラビアの参加者とは特に仲良くなり、今でもたまに息抜きをしています。

・ウェルカムレセプション:同じコースのメンバーが初めて直接顔を合わせて会話が自由にできるイベントです。軽食とソフトドリンクがふるまわれ、立食形式で自由に交流します。ここでようやく自分のコースのメンバーにどんなメンバーがいるのか掴めてきました!

・ローカル生と留学生の比率は半々~留学生がやや多い

・留学生は中国・インドが多数、ほかアメリカ, カナダ、チェコ、南アフリカ、トルコなどがちらほら

・学部から直接進学 or ギャップイヤーを経て進学している人が半数以上。学部からの進学者は心理学・経営学などを専攻していたメンバーが多く、職歴のあるメンバーの大半はHR経験者

⇒ 国際色の豊かさは期待通りでこれから一緒に勉強していくことが楽しみになりました。年齢的にはおそらく私は最年長かそれに近いグループです。パートタイムの履修生はもう少し職歴があり年齢層も高いそうですが、お仕事のためかレセプションではあまり見かけませんでした。

・Annual Ballなるパーティ:

上記のウェルカムレセプションは、よく言えばアットホーム、悪く言えばこぢんまりとした集まりでしたが、所謂海外のビジネススクールらしい、ドレスを着飾ってキラキラしたライトの元で優雅に泡(ビールではなくスパークリングワイン)を啜るパーティも開催されていました。さけとばは、会費を見て参加を却下しましたが、修了の折には着飾って参加してやろうと思います 笑

3.充実のプログラム

さて、2週間の新歓ウィークは無事(?)に終了しました。とにかく情報量が多く溢れかえっております。記事も徒然と書いてしましましたが、参考になる箇所が少しでもあれば嬉しいです。

個人的には、進学前に抱いていた疑問や不安感がすべて解消された、とまではいきませんが、オンライン・現地開催のオリエンテーションを通じて、どこに、どんな情報がある、誰を頼ればよい、みたいな方向感覚が身に着いたことで、少し地に足がついたような安心感があります。

華やかな各種イベントの裏で、大学は一年で一番忙しい時期でもあり、入学手続きのシリアス/マイナーな不備(学生証が発行されない、学費が二重請求される笑、案内に誤報がある、同じ連絡がたくさん来る)もいろいろありますが、深刻なものはちゃんと訴える、それ以外はまあまあゆるく流す感じで、のらりくらりとやっています。少し自分の許容範囲が広がった感覚と、とはいえ譲れないところは主張する勇気のようなものが身についてきたのも、入学準備を経ての副次的な収穫かもしれません。笑

さて、入学準備も終わっていよいよ本コースが始まります。今期はオンラインと現地開催の融合という新しいスタイルでの開催ということで、そのリアルを引き続きお届けしていきたいと思います。

今日も最後までお読み頂きありがとうございました~!

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