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2019 #プリンスリーグ九州 第8節 #ロアッソ熊本ユース vs 創成館高校

高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ 2019 九州
第8節 2019/06/22(土)@益城町総合運動公園陸上競技場
ロアッソ熊本ユース 2-0 創成館高校
 前半 0-0
 後半 0-0:谷山 湧人①(←吉井 凌雅)、②(←樋口 叶)


順位表

順位 チーム名 勝点 勝 引 敗 得点 失点 得失点
---------------------------------------------------
4(↑) ロアッソ熊本U-18(熊本県) 12 3 3 2 13 10 +3

レビュー

1か月ぶりに再開したリーグ戦。この日はもうひとつ再開したものがあります。#ましき総動員 と銘打たれたこの試合。熊本地震で被災した益城町を想うロアッソ熊本ユース出身者とロアッソ熊本サポーターの若い力が、クラブを動かし、トップチームのサポーターを動かし、ユースの選手を後押ししました。

試合前はクラブマスコットであるロアッソくんも駆けつけて会場を盛り上げていました。

今年はサポーター有志によるマッチデープログラムも配布されています。とても本格的で一見の価値あり。

前半

プリンスリーグ九州の再開時点でロアッソ熊本ユースは10チーム中5位。この日の相手は共に今年の昇格組である長崎の創成館高校。創成館もインターハイ出場をかけた決勝戦で1点差で負けており、リーグ戦に標準を絞ったのか強度の高い走りで苦しめてきます。

対するロアッソ熊本ユースはメンバーを2人変更。左サイドハーフに19FW廣田勇心(ゆうしん)選手、右サイドハーフに7MF尾下真輝人(まきと)選手を配置しました。

立ち上がりからボールは持てますが、何か思い通りにパスを繋げない展開に。ロアッソ熊本ユースは今までと異なるポジショニングで攻撃を組み立てていたので、その影響もあったのかもしれません。相手も他のチームほどインテンシティや1対1の強さが目を見張るわけではないですが、攻めにくさを感じる守備をしていました。

こういう展開は往々にして決められず一発に沈むというパターンが多かったですが、この日はディフェンス陣がきっちりと跳ね返し続けました。特に4DF巖真都利(まつり)選手の力強いヘディングには会場からもどよめきが。5DF片桐羽馬人(はまと)選手共々ここで空中戦で負けないという心理的な優位性を作れたのは大きかったです。

守備が嵌るといい攻撃もできることもあり、立ち上がりよりかはシュートまでいけるようになりましたが中々ゴールを奪えず。前半は0-0で折り返します。

後半

後半は相手のセットプレーにより何回かピンチが訪れますが、1GK上田龍朋(りゅうほう)選手が真正面でセーブ。この日は全員の守備が光りました。

CBの巖選手、片桐選手はもちろん、両SBの3DF吉井凌雅 (りょうが)選手、13大林拓真(たくま)選手もエリア内でノーファールで奪ったり、抜かれたら決定的ピンチになる1対1の場面でも足をボールに当ててしっかりと防いでいました。また、尾下選手や廣田勇選手といった前の選手も、守備時にサボらずプレスバックしてボールを奪ってチームを助けていました。

しっかり守れていますがゴールまではなかなかいけません。ポジションチェンジで廣田勇選手を右サイドに配置してシュートチャンスを作りますが得点にはならず。相手選手もよく走ってしっかり守っていることもあり膠着状態になりました。

観ているだけでも体力を消耗する暑さの中、クーリングブレイク後に廣田勇選手に変えて1年生の24MF谷山湧人(ゆうと)選手をピッチへ。するとこの1年生が均衡を破ります。

変わって入った右サイドで11FW小野田涼(りょう)選手とパス交換で崩してクロス。これは中央で待っていた尾下選手に合わなかったですが、逆サイドの10MF樋口叶(かける)選手がゴールラインを割る前に回収。ドリブル突破を試みますが相手選手の壁に阻まれ後ろに下げます。

このパスを吉井選手がワンタッチで山なりにクロス。

落下点に居たのがファーでフリーの谷山選手。見事頭で落として貴重な先制ゴールを決めました。

その後の試合終了までの15分間は相手の怒涛の攻撃にさらされますが、全員の力で突破させません。吉井選手が自陣の混戦でファールをもらって悪い流れを切れば、片桐選手が1対1で守りきり、大林選手もファーの選手にすばやくプレスをかけシュートミスを誘い、巖選手がナイスカバーリングでこぼれ球をクリアしました。

全員で守って時間を進めた終了間際、最後の最後まで最前線で走り続けた小野田選手がクリアボールに抜け出し相手GKがたまらずタッチラインへ。このスローインの流れで樋口選手のパスを受けた谷山選手が反転してシュート。これが決まり2-0。ゴールとともに試合終了となり激戦を制しました。

試合終了

まさに全員の力で掴み取った勝ち点3。非常に守備が安定していました。今までのように相手のワンチャンスで沈められることがなかったのは今後にも繋がると思います。

この試合は多数のサポーターの方が駆けつけました。そのサポーターの前で普段以上の力が出たとしたらこんなに嬉しいことはありません。これからもロアッソ熊本ユースの応援をよろしくお願いします!

次の試合で1巡目が終わり9チームと対戦したことになります。最後も勝って後半戦に弾みをつけたいです。

試合情報

高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ 2019 九州
第9節 vs日章学園高校
2019/07/06(土)10:00キックオフ
宮崎県宮崎市 日章学園人工芝サッカー場

2ndチームは下記の日程です。

高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ 2019 熊本 2部
第9節 vs済々黌高校
2019/07/07(日)10:00キックオフ
県営八代運動公園多目的広場

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