アングルのシークエンス:曜日ピボット®#01

アングルのシークエンスを解説するにあたり当初は、曜日の昼/夜を分けて記事にするつもりでしたが、同時に解説する方がわかりやすいので、記事タイトルから(夜)を削除して改めて #01から始めます。
参照:旧#01、旧#01修正

アングルとは、日出から翌日の日出までの一日を円で表し、日出と日入及び南中とその反対(反中天)で4つに分割した領域のことです。
各領域を第1〜第4アングルと呼びます。


各アングルの起点となる時間帯を支配する天体(アワー・ルーラー、以下HR)の一日における推移をアングルのシークエンスと呼びます。

例)金星のアングルのシークエンス

金曜日は第1アングルが金星です。その他のアングルに金星が位置する曜日は、下の図の第1アングルの天体を見ます。そのシークエンスは次の通りです。

金星がアングルに位置する曜日
金曜日:第1アングル
水曜日:第2アングル
月曜日:第3アングル
天王星曜日(土曜日):第4アングル

他の天体のアングルについては、拙著『カルデア配列と時間の質』で解説しています。

シリコンバンドの操作

各アングルに対応するシリコンバンドが4つあるので左右の腕に2つずつ着けます。
2つのときは、東にあるほうの手に該当する色のシリコンバンドを着け、西にあるほうのシリコンバンドを外す操作を行いました。
北か南を正面にしたときにその操作をすることは4つのときも変わりませんが、さらに東か西を正面としたときの操作が加わります。
東か西を正面としたときは、着けるのも外すのも北にあるほうです。

曜日の昼夜とカルデア配列

昼の曜日は南の正面から始め、夜の曜日は北の正面から始めます。昼と夜は鏡合わせの関係になります。

金曜日(昼/夜)を例に説明します。
日出の時間帯を金星が支配する通常の金曜日(昼)と、月曜日の日入から始まる夜の金曜日のアングルに該当する天体は下の表の通り一致します。青い文字が夜の金曜日、赤い文字が昼の金曜日のアングルです。


日出もしくは日入の時間帯の第1アングルを中心に第4アングルまで対称的に広がる天体は常にカルデア配列です。
第1アングルは、一日の推移に従って青い数字のほうにスライドしていきます。
シリコンバンドは、赤い数字のアングルに対応します。
赤い数字の第4アングルの天体を外し、第1アングルの天体を着ける操作は全てに共通します。

このシークエンスを体験するためのツールとして一週間七日と昼夜に対応する14色のシリコンバンドを使います。
それに加えて、7天体の昼夜及びアングルを確認するために惑星かるたを使います。

#02に続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?