カルデア配列の順番で構成される太陽系の7天体に基づく一週間は、プラネタリー・アワーのチャートで表されます。この円の一周は420°になります。

そして、420°の円を90°、180°、270°、360°、390°の位置で折ることで2π=420°=♡が実現します。90°、180°、270°、360°は、360°の円におけるアングル（直角）の度数であり、黄道十二宮では季節の節目となるカーディナルサインの始まりの度数です。390°は420°の円では180°の対極（オポジション）に位置する度数です。

2π=420°=♡は、桃の断面図によって、A〜Fまでの6つの時間の質としてイメージできます。

桃の種子にあたるE,Fは、生命の樹での左右の柱の頂点コクマーとビナーに相応します。
そして、中心の柱の頂点ケテルは、種子の中身です。殻に覆われているので外側から見ることができません。

ロバート・フラッドの「逆さまの樹」
p.157 Utriusque cosmi maioris scilicet et minoris metaphysica, physica atqve technica historia : in duo volumina secundum cosmi differentiam diuisa by Fludd, Robert, 1574-1637; Bry, Johann Theodor de, 1561-1623?; Merian, Matthaeus, 1593-1650

生命の樹は、天＝ケテルに根を張り、地上＝マルクトにおいて果実をもたらします。
中心の柱の基底マルクトが、桃全体に相応します。
種子の中身がケテルで、果実全体がマルクトとすると、それぞれ双子の天使メタトロンとサンダルフォンに相応します。

現在の時間意識は、果実の外皮に相応するA,Bです。その裏側にあたるC,Dは、意識に上ってこないけれど反転してパラレルに経験している時間意識です。

さらに、種子殻E,Fは、現状を継続させる意識です。この殻を破ることが、地上に果実をもたらすことになります。

これら6つの時間の相を超えた、永続する純粋な意識は、殻に覆われて外側からは見えませんが、いつもそばにいて、中心から全体を見渡しています。　'Pure Awareness' のスフィアです。