恐怖と悪魔:90度回転による意識のシフト

全てはひとつの純粋意識によってつながっています。
それを〝愛〟と表現していますが、誤解されやすい言葉でもあります。

〝愛〟は恐怖の姿をとる場合があります。
コード化された〝愛〟を解読するマインドの状態によって、〝愛〟が表されたときの反応のひとつが、恐怖というだけの話で、それを作り出しているのは本人です。

恐怖から逃げないことで、恐怖は消失します。
恐怖を避けるほど恐怖に支配されます。

ハートに仕えるときのマインドは天使です。
ハートに背くときのマインドは悪魔です。

悪魔=土星(サタン)は生命の樹におけるビナーに対応します。
土星は、90度回転させることで、ビナーとコクマーをつなぐ経路である「女帝」が腰掛けるソファに変容します。

その意味は、「女帝」が、境界の番人である土星を越えたトランスサタニアンの領域へとアクセスするための手助けをすることです。

恐怖を感じることに、意識の変革の鍵があります。
ハートに背く悪魔に対して、恐怖や憎しみで反応すると、悪魔は喜んでもっと反応を得ようとエネルギーを増幅させます。
と言っても、それは本人が選択していることなのです。

人類がいつまで経っても、恐怖と憎しみの反応を繰り返してばかりいるので、悪魔もいい加減飽きてきています。

90度回転させて、制限を突破するためのアシストとして利用することもできるんだよと、悪魔の方からリークしてくるかもしれません。

「女帝」の経路が開通すると、マインドが永続する意識へと開きます。
生命の樹の全体像を立体的に把握することになります。
視野が一気に広がります。
月のモニターに映し出された幻影を現実だと思わされて生きてきた意識が、恒星の光そのものを知覚するので、アイデンティティー・クライシスに見舞われる場合もあります。

悪魔:古いマインドは、現状を継続させようとし、制限を突破しようとするハートに背きます。
それが恐怖の正体と言えます。

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