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「続・こだわった立ち絵を描く」おはなし

こんにちは、sakiです。
前回のテーマの続き「こだわった立ち絵を描く」後編となります。
線画構図修正〜本着色〜調整〜完成までのお話です。
画像と文章とで長くなりますが、よかったら最後までお付き合い下さい🙏

その前に少し近況なのですが…
これを描く間に、家族の転勤が決まり、世の中の忙しない新生活準備時期に併せて部屋探し引っ越しをすることになりました。
今年は、「引っ越ししたいなぁ、しようかなぁ」くらいでのんびり動こうとしておりましたが、そうもいかなくなってしまい、急ぎ足で住まい探し、契約に進まないといけなくなりそうです。
しかも行き先が道外なので、内見などにも時間がかかり、若干焦っています。

数日落ち着かず、ネットで部屋探しサイトめぐり目が疲れるだけの日が続いてます…これから本格的に動くのですが、ある程度決まるまでは、ソワソワが続きそうです。まぁ、とにかくやるしかないので、頑張ります!

では、「こだわった立ち絵」描いていきます!


こだわり4

・バランス調整

・線の追加

前回は脚の向きが上手く整わない、というところで終わりました。
まずはそこから直していきます。
こだわりのひとつでもあるスタイルの良いキャラを目指します。
以前、立ち絵を批評して頂いた時にもご指摘頂いたのですが、第三者から見た視点の位置が定まっていない、のが私の立ち絵の欠点なので、そこも気にして行くんですが、最近またやってました。自分では気が付かないものですね。
「絵の批評をしてもらう経験」▼

バランスに関しては、まだまだ出来ないことも多いです。あおりやふかん、遠近感などなど背景がない体全身を描くだけでも気になることがたくさんあります。
私は二次元は二次元だと思うので、どんなバランスでもその世界には存在出来てるものだと思っているので、正直どんな姿でも、自分が納得して生み出したのならいいと思っています。規制がかかり易い表現だろうと現実に持ち出すことではなくて、自分がちょっと好きじゃないものは自分で見なければいい、制作した方には他人を意図的に傷つける気はないと考えているので、私も私の納得出来るバランスを追求しています。
そう二次元だから!
最近は、だからこそのもっと尖ったキャラクターが、現実ではありえないキャラクターが好まれるのか、と思うことも多くなって来たので、またそこは勉強したいと思いました。

ミモザの子ですが、
どうしようかと色々参考に拝見したので、そうした中からアイデア出し、気になるところを直していきます。
脚と足とワンピースのデザインと裾レース。
あとシワやワンピースのデザイン線を増やします。

裾レースの広がりが今また気になり出しました🤔キリがありません。

気になったので、髪のお直しも。


「あれ、ここ変かな」と道を逸れるので時間がかかる私の作業…。
ご依頼ではないため、締切もなく、満足いくまで描けたりします。そうしていつまでもやってしまうのも、ちょっとよくないですよね。

こだわり5

・隙間潰し

線画を整えて色がはみ出したり、隙間が出来たので、また整えます。
前編の『色置き』でもお話しましたが、その時の感覚でベタ塗りのやり方を変えたりしていて、今のところふたつの方法で塗っています。

隙間なく囲って塗る
だいたいほぼ線画を完成させてから塗るのでバケツ塗り、隙間なく囲って塗る、投げわツールで囲って塗るなどのベタ塗りをしています。
一気に塗れるので早いですが、線が細く、薄めなので、隙間なく囲って塗るという、素晴らしいツールを使わせて頂いても、塗り残しがわんさかあってですね…🙂この確認になかなか時間がかかります。
自動選択ツールで囲って、選択範囲拡張を使うという方法も教わり、それも取り入れています。


最後に線画を非表示にして、全部塗れているか確認します。
隙間が多いので埋めます。
塗り残しや線画がなくても滑らかな色を置けているか、はとても気にして制作してます。

ベタ塗りペンでざっくり
厚塗りの動画など拝見してなるほど、とやり出した方法です。私は基本、線画をほぼ清書、くらいまで整えてしまうので、バケツ塗りを活用していて、ざっくり塗るのはほとんどなかったのですが、厚塗りへの憧れもあって、線画清書をあとにまわしてラフから塗っていく方法をやるようになりました。
タイムラプス見てるとかっこいいですよね。
輪郭ないのに、なぜ形になるのか…魔法です。

次回出品予定の酔っ払いちゃんです


こだわり6

・水彩風

ベタ塗りが隙間なく出来たら陰影をつけたりします。
私は水彩風な塗りが好きで水の滲みや、水滴の感じ、水彩境界を濃く出したい方なんですが、販売する立ち絵には向かないのかなぁと、思う様になり立ち絵にはあまり多用しなくなりました。

多用しないだけで、使用はしています。


手描きの水彩はその時出たその滲みや水滴って同じものが出来ないと思うんですが、それはデジタルの水彩でも同じかなぁって思います。同じ水滴や同じ滲み、濃さには出来ないと思ったからなんですが、私の技術不足でしょうか??

立ち絵って、それを元に他の方にも描いてもらったり、同じキャラの差分の注文をしたりしたいものかと気が付いたので、時々で色の出方が違うのは、キャラとして使いづらいのかもな、と感じました。(一枚絵などの扉絵とかだと全然違っていいと思うので思う存分水彩します。)
最初は自分の作品だから、自分の特徴があるといいじゃん✨と思っていたのですが、最近は少し落ち着き目に水彩を使ってます。全く使わないのは寂しいです。

ということで、各パーツの上に乗算を乗せて影をつけて行きます。

調整

全工程満足出来たら調整していきます。
作業途中でも反転させながらバランス直してますが、全体見ながらまた調整してます。
・全体を線レイヤー非表示にして、色の塗り残しをみます。
・主線の色を変更します。
最近、オートアクションと言うもの覚えまして、主線色変えを活用させてもらってます。


完成

立ち絵は完成です。


ちょっとお花にまだ時間がかかりそうで、中途半端でごめんなさい。
こんな感じでミモザを入れていこうと思います。

まとめ

クリスタを教えてくれたイラストレーターの友達が、とても丁寧なお仕事をされるので、プロってこういうことだなぁと、感銘をうけることばかりです。私は丁寧にしているつもりなだけなのかもな…。
それでも立ち絵一体一体、こだわって、丁寧に描いています。
一つ一つ本当に細かくなるんですが、性格や好み上、私はこの細かさが合っているなぁと思っています。
まだまだプロの方の足元にも及びませんが、好みややり方を追求し、慣れて行きたい、そして私の絵を好きとおっしゃってくださる方を増やしたいです🥰
色々挑戦したり、新しいことを目にすると、今すぐは出来なくても気づけることがあって少ずつでも良い方向に向かっていくと信じています。
出来ないし、うまく運ばなくて不安も恐れももちろんありますが、描かない、見ない、販売しない、ということにはしたくないと思っています。

そんなわけでと完成までの工程でした。
私はこうして描いてるよーーー!!ということがお伝え出来ていたら嬉しです。


今回も長々とお読み頂きありがとうございます!
次回はちょっと未定です。
初めておやすみするかもしれません。
なぜなら、道外へのお引っ越し、てんやわんやかもしれないからです…。
更新するとしたらいつもと同じで3/1に。
「お仕事について考えたおはなし」できたらと思います。


ありがとうございました!!

無理せずに楽しめるのが一番!と思って活動しています✨ 絵を通して、明るさや楽しさ、優しさなどが広がってくれると嬉しいです☺️