「サイゼリアってイタリアの高級料理のお店なんだよ！」子どもが満面の笑みで教えてくれた。「家族で食べても5,000円なんだよ！！！」本当に嬉しそうに話してくれる。

私も誕生日の夜にサイゼリアに行ったばかりで美味しさに感動していたので「そうなんだね！そうなんだね！！」「サイゼリアって本当においしいよね〜〜〜！」と話した。

夕方以降はサイゼリアに行きたくてたまらなくなっていた。というわけで夜ごはんはサイゼリアになった。

夕方子ども達と本気でバスケをしたのではらぺこすぎた。負けるとかなり悔しい。こうやって子ども達とバスケをするのも残り数週間なんだと思うと尚更全力で挑みたくなる。本気でバスケをするようになって一気に子ども達との仲が深まったのもよかった。

にんじんサラダと田舎風ミネストローネとコーンのピザとラム肉と野菜のグリルとイタリアンハンバーグを注文した。

夫とメニューを眺めながら今度来たら何を注文しようかと話す。サイゼリアの美味しさを話してくれた子の気分に完全に飲み込まれていた私は食べながらもメニューから目が離せないでいた。安い…安すぎる…。

サイゼリアで流れるBGMに耳をすませていると本当にイタリアにいるような気分になった。行ったこともないんだけど、やっぱり空間に漂う空気に染まった方がその場を余すことなく楽しめるような気がする。

そういう意味では子ども達はその辺りが本当に得意だなと思う。いつだって何にだってなりきる姿を私も一生忘れたくない。

帰ったら義母から私の好物の干し芋がたくさん届いていた。ずっしり重くて見るからに柔らかくねっとりとした干し芋…。干し芋の歌を歌いながらさっそくおやつ用のジップロックに入れて職場のカバンに詰め込んだ。

ちなみに義母も3月2日生まれ。保護者にも3月2日生まれを見つけてしまい、今年の誕生日は一緒にお祝いする人が5名もいてこれまで会った3月2日生まれの人のことも思い出して過ごした誕生日だった。来年はもう少し増えているような気がする。