3月1日(金) 探求のスイッチを見つける

深夜、仕事を終えた夫がベッドの中に入る気配を感じて目が覚める。夫の身体に触れるとかなり冷え切っていた。ぎゅーと抱きついて体温のおすそ分けをしながらいつの間にか寝ていた。

朝方に地震があり目が覚めた。長くそれなりに揺れていたので夫を起こして地震だよと伝え、同時に今日はダンボールゴミの日なのに大量のダンボールをまとめていないことを思い出してげんなりした。夫にも伝えてふたりで大きなため息をついてまた寝た。

ダンボールは翌日スーパーの資源回収スポットに持っていくことを提案して夫にゆっくり寝てもらった。

子どもたちとアートの時間を楽しんだ。関わる以上私も子どもと同じ目線で世界を見ないとどんな声かけ見守りが必要なのか判断できないと思い子どもたちがやっているところに混ざる。

画用紙と絵の具はあるけど、筆ではなくスポンジや歯ブラシ、金たわし、もんじゃベラ、割り箸が目の前にある。

なぜ筆がない、さあどの道具を手に取ればいいのか、ここで動きが止まる子もいれば、取っ替え引っ替え色んな道具に手を伸ばす子もいる、私は一つの道具を探求しつくして次の道具に手を伸ばしたが。

一人一人の探求のスイッチはどこでポチッと押されるか分からない。環境をどう整えるか、目の前で大人がどんな姿を見せるか、どんな友達と同じ場所に居合わせるか、組み合わせ次第で広がり方は全然違う。

子どもの探求を止めないためにも、探求のその先に何があるのか少しだけ知っておく必要があるし、ある程度探求が保証された環境を整えることが大切だなと改めて思った。夢中になってる時は時間の制限も声かけもうっとうしく感じた。

夜は東京に来た妹と弟と夫と一緒にピザを食べに行った。ふたりは28歳、30歳になりすっかり大人になった。親はまだ健康でいてくれてるからありがたいだとか、もし介護が必要になったらどうするだとか、そんな話もできた。

家族の中で私だけ外に出ていくタイプだったので妹と弟の仲の良さにはあまり馴染めない。家族旅行も私抜きで行くことが多かった。それに関しては全く気にしていなかったので、何にも思わないけど時々こうやって会えたらいいなと思う。適度な距離がちょうどよい。


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