三浦咲恵

88' / 東京在住 写真を撮ったり、文章を書いたりします 悩むので、肩書き…

三浦咲恵

88' / 東京在住 写真を撮ったり、文章を書いたりします 悩むので、肩書きを付けるのをやめました sakiemiura.com 【得意なこと】知らない人と話すこと 【苦手なこと】人の話を最後まで聞くこと 【好きなもの】コーヒー 【嫌いなもの】歩きタバコ

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    オランダでいきなり始まった育児の記録。

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【自己紹介】 人生はアンプレディクタブル

unpredictableという単語をご存知だろうか。predictable(=予想できる)というどこかつまらない単語に、否定の接頭語un-をつけただけで「予想できない」という全く逆の、どこかワクワクする意味になる。 ものすごくどうでもいいが、predictableと聞いて一番に思い出すのはウッディ・アレン監督作品「To Rome with Love (ローマでアモーレ)」にて、”...dependable, agreeable, predictable" と称された悲しき

    • 生理が、来た

      今日、ついに生理が来た。 約一年ぶりに(*二ヶ月前に出産した。) 悔しいことに、ナプキンを当ててたのにも関わらず、そのままクッションを汚してしまった。夕飯を食べ終えて椅子から立ち上がった時、あー!!と叫んだ。ただでさえ忙しいのに。泣ける。 娘のおしっこパンツとうんちパンツ(ダブルコンボ)を洗うのにプラスして、自分のものまで洗わなきゃいけないなんて。 全くやってられない。 ソファーじゃなくて、ただのクッションだったことが幸いだ。 子供を産んでから三ヶ月も経ってないと言

      • 多分20年後とかに思い出してホロリとくるんだろうな。

        最近の流行りは「だいすきー!」と言って親とハグすること。事あるごとに私に「だいすきー、して?」「だいすきー、する?」と言ってきて、一日何度も何度もハグしている。 昨日寝る前は「3人でだいすきーしよー!」と言ってきて、家族で輪になって「だいすきー!」と言いながらぎゅーっとした。ちょっと幸せすぎて死ぬかと思った。 存分に今を噛み締めよう。

        • 今の娘を永遠に保存しておきたい

          (ただの成長日記です。あしからず。) 娘、二歳八ヶ月。 ようやくイヤイヤ期が終わった今日この頃。 お店でカレーが運ばれてきたとき、店員さんに「ありあと!」が言えるように成長した。 最近はトトロの歌にどハマりしていて、家でも、送り迎えの自転車でも、ひとり「となりのトトロ」からの「さんぽ」メロディーを(ほぼ叫ぶように)熱唱している。保育園でも一日中ワンマンライブ状態らしい。先生、ごめん。 他人のやることに口を出したり注意するようにもなった。母がグラスにお茶を注いでたら「い

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          みかんゼリーはまだあるか

          平日の午後2時、計量カップにオレンジジュースを注ぐ。近所のスーパーで一パック198円する、粒入りで少し高級なやつだ。 450mlで止め、そのまま小一時間放置する。 雪平鍋に粉ゼラチンを一パックと、水100mlを入れ、ぐつぐつ煮る。そして、オレンジジュースを一気に注ぐ。オレンジジュースを前もって冷蔵庫の外に出しておくのは大事だ。あんまり冷えたジュースだと、鍋に入れた瞬間から変に固まってしまう。素人っぽい出来上がりになるのだ。そんなことを思いながら鍋の中を見ると、思い切り固ま

          みかんゼリーはまだあるか

          2/10 日記のようなエッセイのような

          今月から娘が新しい保育園に通い始めた。秋からずっとお世話になっていた託児所での最後の日、幼いながらに分かっていたのか、彼女は先生にバイバイした後も中々帰ろうとせずにそこでずっと遊んでいた。大好きだった先生と一緒に撮ったチェキ写真、いつか見て思い出してくれると嬉しい。 思えばこの年で別れと出会いをすでに何度も繰り返している。オランダでもクラスが変わるタイミングで場所も先生もガラッと変わったし、そうこうしていたら帰国して言葉も文化も景色も違う場所に放り出された。彼女がオランダで

          2/10 日記のようなエッセイのような

          1/6 日記のようなエッセイのような

          気づいたら2021年が終わっていた。 (うちのじいちゃん 93歳) ダラダラと過ごしていた実家で、意図せずSNSを開けば(現代人の多くは、指が勝手にインスタアイコンを開くような奇病に侵されている)大晦日には「今年もお世話になりました」という投稿が溢れ、年が明けたら今度は「明けましておめでとうございます」という投稿がさらに溢れていた。皆マメですごいなーと思いせっせといいねをする一方で、昔は私もマメに投稿していたのに、と少しもの哀しくなる。すっかり観客側だ。 (色々書いたが

          1/6 日記のようなエッセイのような

          12/12 日記のようなエッセイのような

          「今日は世田谷線散策をしよう!」 すでに異議を挟まない感じで発表する私に、夫が「賛成!」と声を上げる。基本的に週末の予定を決めない私たちは、毎回その日の朝にどうでるかを決めるのだが今日はこんな感じだ。近いのに実は越してからまだ攻めていなかった世田谷線沿い。夫に至っては、なんと世田谷線に乗ったことがないという(なんてことだ。)というわけで、世田谷区民として先輩の私が、初心者二人を引き連れて、まずは小田急で豪徳寺駅に向かった。 そして思い切り迷った。なぜ迷う。豪徳寺に行きたい

          12/12 日記のようなエッセイのような

          11/27 日記のようなエッセイのような

          珍しく娘を保育園に預けた土曜日。「バイバーイ」とあっさり手を振ってもらったので、心置きなく夫と二人で出かけることにする。 電車に揺られて一時間、目的の上野駅に着いた。電車に乗っている間何度も確認した“パンダ橋口“という謎の出口をなんとか見つける。天気も良くて、清々しくて、思わず「来たね、パンダ橋口!!」と叫んで隣を見たら、全然知らない男の人が「えっ…」って表情でこっちを見ていた。恥ずかしくて死にそうだった。後ろの方をのんびり歩いていた無実の夫を、ばんばん叩いてしまう。 し

          11/27 日記のようなエッセイのような

          日記のようなエッセイのような 11/20

          11.20 (sat) 四連休の初日は、朝からクレープ祭り。 前日の夜から仕込んだクレープの生地を、朝起きてすぐボサボサの頭でフライパンに流し込む。無理矢理起こされた旦那が生クリームを泡立てている横で、娘は一生懸命スライスされた苺を食べている。 生クリーム、つぶあん、はちみつの横に、ブルーベリーと苺が並ぶ。日本では絶対普段買えない(ていうか買わない)お高い”生”ベリーたちだ。そんな生のベリーたちが(半額の見切り品だろうと)キラキラと食卓に並んでいるわけは、何を隠そう、とん

          日記のようなエッセイのような 11/20

          日記のようなエッセイのような 11/10

          午前中仕事をして、遅いランチを学芸大学まで食べに行った。 いつもは電車で行くところを、今日は試しに自転車で行ってみる。と言うのも電車で行くと乗り継いで50分かかるが(片道514円!美味しいコーヒー代…)自転車で行くと35分くらいでいけるらしいからだ。そんなわけで、ダンプやバスやトラックがぶんぶん通る大通りを全力で漕ぎまくってたら30分で着いた。なんだ近いじゃん。 道中、3年前まで一人暮らしで住んでいた近所を通った。小銭を持ってよく行っていた銭湯が潰れて小綺麗なマンションに

          日記のようなエッセイのような 11/10

          日記のようなエッセイのような 11/13

          11.13(Sat) 遅い午後、夫と娘を連れて清澄白河へ行く。久しぶりの女友達たちに会うためだ。サンフランシスコ時代に一緒だった友達たち、私を含めここ二年のうちに子供を産んだメンツだ。子連れ午後のティータイムにしけこむのだ。 10代の頃から知っている友達が子供を連れて集まっているのを見るのは感慨深い。中身はほとんど変わっていないのに、お母さんをやっているのが何だかくすぐったい。 唐突にうちの旦那が、その中の良く知る一人に「ちなみに夫への不満トップ3は?」と聞く。(基本的

          日記のようなエッセイのような 11/13

          日記のようなエッセイのような 11/10

          リモートワークの昼休憩の合間に、洗濯物を干して、家中の掃除機をかけて、昼食の後片付けをしてくれる良い旦那がうちにはいる。私がした事といえば、ご飯の支度と(ほとんど昨夜の残り)お香を炊いたことだけだ。あとは働く夫を見ながら、ソファーごろっとしていた。 「仕事の合間に、洗濯物を干して、家中きれいにして、片付けもするなんて、いい旦那だね!」 と自分で言っているが、それが全く嫌味に感じないくらい本当に良い旦那だ。いつの間にか自転車の空気入れまで始めている。どれだけ働くんだ。 今

          日記のようなエッセイのような 11/10

          日記のようなエッセイのような 11/9

          今日の朝ごはんは、パンケーキ。急に食べたくて作る。 まだ外が薄暗い中、材料を一つずつせっせと加えていく。午前6時50分。 “卵を割って、牛乳入れて、よくかき混ぜるのね” “小麦粉、お砂糖、ふくらしこ 粉はふわふわ ボールはごとごと 誰かボールを押さえてて” と、何度読んだか分からないフレーズが、頭の中を駆けめぐる。絵本のことば選びってすごい。 娘に夫を起こしてもらい、三人でクリームチーズやジャムやメープルシロップを好きにトッピングして食べる。パンケーキはこれが楽しい

          日記のようなエッセイのような 11/9

          中目黒と発泡スチロールとペッパピッグ

          10月23日 娘の髪を切りに、朝から中目黒へ。 昔からの馴染みの友人に切ってもらうのだ。 カット中、悟りでも開いたのかと思うくらい、石のように静かに座っていた娘。 数ヶ月前まではNetflixを見せて釣っていたのに、何だか急に大人になったみたいだ。たくましい。 まだ朝の10時前だったので、近くの公園で遊ぶ。 いつもと違う遊具、はしゃぐ娘、水溜りにバシャン。あ、革靴濡れたな。 前日の雨で湿った滑り台を、すかさずポケットに入れたタオルで拭く。我ながら準備がいい。ニヤリと

          中目黒と発泡スチロールとペッパピッグ

          「日本の公園で感じた寂しさ」オランダから帰国して感じたこと

          ああ。 オランダの公園が恋しい。 日本に帰国したのが今月はじめ、日本の公園デビューして丁度ニ週間が経った。 雨だろうが何だろうが毎日公園に通い続けて思ったことを書く。 さみしい。結構さみしい。何がさみしいかというと、娘と二人公園に行っても誰とも喋らないからだ。 周りに小さな子供や親達は沢山いるのに、圧倒的に孤独を感じる。なんだこれ。 私は日本人だが、ひとまず日本語を話すオランダ人とでも思って読んでほしい。 同世代であろうパパママに聞きたい。 話しかけてもそっけないの

          「日本の公園で感じた寂しさ」オランダから帰国して感じたこと