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会話はサービス。

この前、社会人の恋愛は初対面の相手と「食事に行きましょう」から始めなきゃいけないから難しいよね、コミュ力高くないと無理だよね、っていうことを書きました。

バツイチになって初めて知った社会人男女の「食事に行きましょう」から始まる関係について

そしたら、多くの人がそうそう!そうなんだよ!って共感してくれた中で、一人だけその初対面での1対1の会話がめちゃくちゃ得意という女友達がいました。

昨日その子とごはんを食べながらそれについて聞いていて、なるほどーと思ったので書きます。


相手を楽しませることに集中する

彼女曰く、初対面の相手との一対一のごはんでは、相手に「今日はすごく楽しかった!」って思って帰ってもらえるようにあらゆることを考えていくそうです。

具体的にはごはんに行く前に、30個くらい話しのネタを考えていく(!)。

そうすると、いざとなったらこれを質問すればいいという安心感で変に不安にならないし、リラックスして話ができるので用意していったネタ以外の面白い話ができる確率が上がるんだって。

もし万が一、どーにもこーにも話が盛り上がらなくてつまらなく終わったとしても、それが次に友達とかと話すときネタになるから、失敗したところで何も損しない。得にしかならない、とな。


そんな彼女の「楽しかった!」と相手の男性に言わせた率、100%。恐るべし!

そうやって捕まえた素敵な彼と昨年結婚し、ラブラブ新婚生活中。下界(詳しくは以前のnote参照)に強制送還された私とのこの差よ。(幸せそうで何よりです)


私は過去いろんな活動を一緒にしていく中で自然と近くにいた人と仲良くなってそこから二人で…というパターンが圧倒的に多くて、そもそも人間関係がある程度できているところからのスタートだったので、それ以外の人との距離の縮め方がわからなかった。だけど人にはいろいろ得意分野があるんだなと思いました。


とにかく会話が苦手、という人は、まずは自分をよく見られたいという自意識とか、会話が続くかどうかの不安とか、そういうものは一度脇へ置いておいて「相手を楽しませる」ことに全神経を集中してみたら、初対面でお互いのことをよく知らなくても楽しめるのではないでしょうか。


会話はサービス。

相手を楽しませよう!という意識でいれば、自分も楽しめる。逆を言うと、楽しませてもらおうというスタンスの人は、結局誰と過ごしても楽しくないのだと思います。

彼女の同期にすっごく可愛い女の子がいて、その子は可愛いから合コンに行くと必ずデートに誘われるらしいのだけど、いつも2回目に全く繋がらないと嘆いていたそうだ。

ドライブなんか行っても、もうつまらなすぎて早く帰りたくて仕方なくなって、もうここで下ろして!電車で帰る!っていう気持ちになってしまうらしい。

彼女がどんな子なのか私にはわからないけれど、もしかしたら可愛くて存在しているだけで長いこと周りに大切にされてきた人は、気づかないうちに「周りが私を楽しませてくれて当たり前」になってしまっているのかなぁと思いました。

もちろん可愛いことはある意味一つの才能なので、存在しているだけで価値になるのもわかるけどね。可愛いは正義だ。

だけど、可愛いだけでちやほやされる時代もいつかは終わりが必ずやってくる。若さは永遠じゃない。ましてや可愛いを武器にしてこられなかった自分を自覚しているならなおさら、FOR YOUのサービス精神で、会話を相手任せにせずに盛り上げる意思が大事なのですね。

「誰にでもどこかしら面白いところがあるんだよ。それを引き出すように話をすれば誰とでも楽しく過ごせるよ!」

そう豪語する彼女の言葉を覚えておいて、いつか来る(のか?)お食事に備えたいと思います。

たのしいものを作ります