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現在の職場に赴任してきてもうすぐ2年となります。最近はほとんど会社に出社していませんが、上司からは変わらぬサポートを受られ、テレワークが浸透し始めた当時に比べ、在宅での業務は格段に捗るようになりました。 当初は慣れないテレワークということ以上に、赴任したばかりで職場での関係性が希薄な中、上司の目の届かないところで業務を行うことにとても戸惑いました。中でも一番の不安は「家でこの子は本当にちゃんと働いているのだろうかと思われているのではないか」というものだったように思います。携

    • 東京に向かう夜行バスの中で、 ブランケットを被って、 座席の"ぼっちテント"を限界まで引っ張って、 一種のヨガのポーズのように脚を曲げながら、 思うことは... ** 昨日のビバラで飲ませてもらった コブラとサソリと朝鮮人参を漬けた謎酒** 見るからにやばそうなボトルを見ていると、 アイコさんが、 「味見してみる?」 「はい」 お客さんが持ってきてくれたベトナム土産なのだそう。 どこかで舐めた鰭酒のような、 すっぽんvodkaのような、煮干しのような、 鱗のよ

      • 去る3月31日、2017年度最後の日。 困ったことが起きた。 私は何かに取り組む時にはプランBを用意する。 常にもしダメだった時、最悪の状態を見込んで バックアッププラン、逃げ道の入り口の目星をつけておく癖がある。だからいつも安全地帯を見繕っておく必要があるし、周りをきょろきょろしながら前に突き進んでいた。そしてそのお陰か、運良くこれまで、行き詰まりを感じたことはなかった。 ところが、プランBを用意する間もなく、 突然目の前に分厚いコンクリの壁が 落ちてきて私の前に

        • 2015年9月のある日、私は波の上にいた。 ワンゲル部の合宿で私たちはツブラ島という無人島に来ていた。生まれも育ちも東京で、コンクリートに囲まれて18年間過ごしてきた私は初めて経験する自然に惹きつけられ、 トイレがなくても フナムシに脅かされても 街に帰りたいとは思わなかった。 最初の2日間 波は穏やかだった 突然リーダーの無線に連絡が入った。海上タクシーからだった。嫌な予感がした。 「台風が来る」無人島に使い古したテント3つ…。 私たちは即撤収を決めた。 し