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彼岸入り

山なみ遠に春はきて
こぶしの花は天上に
雲はかなたにかへれども
かへるべしらに越ゆる路

三好達治「山なみとほに」『花筐』

今日は春の彼岸入り。お彼岸は春と秋の2回あり、それぞれ春分の日、秋分の日を中心とした前後7日間をいいます。

今年2024年の春彼岸は、3月17日から3月23日の7日間。中日にあたる春分(秋分)の日は、昼と夜の時間がほぼ同じになることから、お浄土(あの世)と現実世界との距離が、最も近くなるとされています。つまりこの時期は、ご先祖様への想いが通じやすい距離になるので、お墓参りをして、日頃の感謝や家庭円満を祈るというわけですね。

今日の東京は季節を先どりしたような暖かさ。お墓参りの日和です。またこちらは、青い空の中に、枝先に止まった白い辛夷が、今にも飛び立たんばかりに咲いています。そちらはどうですか。今日もいちりんあなたにどうぞ。

コブシ 花言葉「友情」

こぶしの花は天上に



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