オンライン飲み会がこわい。
このご時世、なかなか浸透しないと言われていた在宅ワーク化が一気に進み、オンラインMTGやオンラインイベントの開催が爆発的に増えている。
その勢いは仕事にとどまらず、プライベートにまで波及している。
オンライン飲み会である。
実際、オンライン飲み会はかなりメリットがあると思う。
・移動しなくて良い
・遠方からでも参加可能
・おめかししなくて良い(メイク機能のアプリ等の利用により)
・終電を気にしなくて良い
・各自好きなものを好きなだけ飲み食いすれば良い
…パッと思いつくだけでもこんなにある。
対面の飲み会より楽!オンライン開催にしてから飲み会の数が増えた!なんて人も多いと思う。
ただ、どうしても私は「オンライン飲み会」への抵抗感が拭えない。
場合によっては対面の飲み会よりもハードルが高く感じる。
なぜだろう?
考えているうちに、一つの結論にたどり着いた。
それは、ハードルの高さを決めるのは「目的のあり/なし」だということ。
目的は言い換えれば用件、口実ということだ。
人間は何かしらの意図を持って行動する生き物だと考えると、
目的なし=コミュニケーションをとること自体を目的としているとも言える。
目的の有無と対面/オフラインで考えてみる。
「目的がなく対面で会う」が一番ウェットだとすると、
その次にウェットなのが私にとっては「目的がなくオンラインで繋がること」だ。
それよりかは、目的があって対面で会うことの方が断然ハードルが低い。
そして対面で会うときは、プライベートであっても大抵の場合は「◯◯に行ってみよう」「◯◯をしよう」と何かしらの目的があることがほとんどである。
むしろオンラインは時間と場所の制約がないがために、「いつ」「何回」集まっても良い。
裏を返せば、すぐ集まっても良いし、今度でも良い。
極端に言えばやってもやらなくても良い。
いつ終わっても良い、というのも、場合によっては終わりどきが分からないということではないか。
空気を読む力が対面以上に求められるのではないか?
私にとってそれらは恐怖でしかない。
結局のところ、オンライン飲み会こそ対面の飲み会以上にリア充たちのものであり、
開催障壁こそ低いものの、心理的障壁は非常に高く、コミュ力の高い人たちにのみ許された遊びなのではないか。
と、ここまで書いて思ったが、私が相当に空気把握能力が低く恐れが大きいだけで、私の周りの人たちのほとんどは時代に順応して息を吐くようにオンラインでの宴を楽しんでいるのかも知れない。。
在宅が増えるとつい良からぬ妄想は膨らんでしまうばかり。
私もオンライン飲み会しようって言えるように、まずはどんな口実があるか考えてみようかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?