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アレかなった日

 昨日。私の人生において忘れられない1日であり瞬間であっただろう。それは何といっても阪神タイガース18年ぶりのリーグ優勝。私が学生の間に優勝を見ることが出来るなんて申し訳ないが微塵も考えてなかったので、見ることが出来何とも言えない喜びに昨晩は浸っていた。

 9回表。まずクローザーの岩崎投手が登場曲を今年亡くなられた横田選手が登場曲に使っていた「栄光の架橋」で登場したところから涙腺が…。最後一点差まで迫られてヒヤヒヤしたものの、ウイニングボールを中野選手が捕った瞬間思わず大声をあげてしまった。今年誰がMVPかという素人間論争が生まれているものの、私は1人選べというなら中野選手を推したい。WBCから始まり、今シーズンはショートからセカンドにコンバートしたにも関わらず現在までフルイニング出場を続けているその姿は凄いという言葉では言い表せない。

 胴上げやビールかけなど他球団でしか見たことがない光景だったので、阪神にはこういう日が来るんかなぁなんて薄らと希望しか持てず一生見ることが出来ないなんてすら思ってしまったので頗る嬉しかった。

 特に一番泣いたのは大山選手が胴上げ時に泣いていたシーン。あそこは全阪神ファン涙腺がやられてしまったのではないか。入団時歓迎ではなくどよめきから始まった大山選手のプロ野球人生は、良い意味でそのどよめきを結果で歓声や期待に変えてくれて今ではいなかったらとゾッとしてしまう選手の1人であり功労者である。そんな彼の涙に私もお酒も相まって我慢できなかった。

 予想だにしない圧倒的ハイペースでのアレとなったが、これに留まらず2年3年と続けて欲しい所存である。もう言うことなさの今シーズンも残り長くて1ヶ月少し。この余韻に浸りながら私も励みに頑張りたい。
お読みいただきありがとうございます。


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