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歌詞の魔力を感じよう!

普段のように楽曲解釈をしていたら、
これはみんな知るべきだし、
後で見返したいなって思ったので書いておきます。

楽曲解釈の前に

最近のポップスには歌詞がほとんどない曲がないと
言っていいほど言葉にありふれた曲で溢れてます。
(正直そういう曲も好きなんですけどね)

でも今回は歌詞のない曲には触れず、
歌詞のある曲に絞ってやっていこうと思います。

そしてあくまでプレイヤーとしてこれをやると
ルーティンから一気に新しい世界への扉を開いての
新しい演奏になると思うのでそのへんも念頭に
置きつつ読んでいただくと嬉しいです!

記念すべきYOASOBI1作目、ほんとに好き

例1:YOASOBIの夜に駆ける

ひとまず10億突破おめでとう!

『MVが年齢制限かかって見れない‼️』
でもこの曲はすごくわかりやすいと思います。
詳しい解説が他の方のnoteにあったので
そちらも読んでくださると嬉しいです。

あとこちらはかなり「やりやすい」ものとなってますので、タイアップがないような他の曲をやる時はしっかり注意しましょう。

この曲の原作はタナトスの誘惑(星野舞夜)
という端的に言うと重い子(死神)に
囚われてしまった男の恋の物語です。

まず曲は歌から始まり、すぐに情景がMVで映し出されます。またピアノが入るのもAyaseさんらしいです。
その次にスネア抜き裏打ちが入って焦燥感を煽られます。それまではただのプロローグにすぎませんが伏線です。プレイヤーはただただ、Aメロのための散りばめられた布石をカッティングやらオクターブやらピアノリフで回収するのです。


そして王道裏打ちオクターブカッティングの序奏()
定番のJust The Two Of Us(丸サ)進行。気持ちがいいですね。

それを終えたらいよいよタナトスの誘惑本編へ。
いかに哀愁あり愛情あり美への畏怖ありで返すかをアレンジやダイナミクスで決めます。キメづくりもそんな感じです。腕の見せどころですね。

この時プレイヤーは何を思い浮かべるか。
そう、原作でのフェンス越しの彼女と走って昇る男です。MVもそうです。ノリを身につけて上手く演奏するのにかなり重要なことです。

……………………………………………

っと、出だしはこんな感じで、かなりやることが多いように見えますが意外と映像にすると綺麗に収まります。
タイアップソングはやっぱ原作見るに限りますね!
(カオスが極まる、青のすみか、残機とかアニソンもそう)

例2:ハチ(米津玄師)のドーナツホール

マジでムズいっす。解釈ってよりは想像です。
ほんとにあくまでも想像です。

まずドラムのアウフタクトのありがちなフレーズから始まります。すると途端にBPM252の早いメロディが…
イントロを8小節終えると歌本編へ。

いつからこんなに大きな思い出せない記憶があったか
どうにも覚えてないのをひとつ確かに覚えてるんだな
もう1回何回やったって思い出すのはその顔だ
それでもあなたがなんだか思い出せないままでいるんだな

ドーナツホール

なにか忘れてしまったことを暗示していることが歌詞から分かります。その先の歌詞から昔の恋人のことを思っているのでしょう。
そしてこの歌詞の部分は下降音形なので、落ち着きながらこの焦りのある気持ちを伝えているんだなって想像できます。

正直もっと解説したいのですが、今回はここまでで留めておきます。(時間の都合上)
こんな風に楽曲解釈を踏んでいくと演奏する時により
感情を込めてやることが出来ると思います。

ご清覧ありがとうございました!
コメント等くださると嬉しいです!


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