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水曜どうでしょうとつぼみ大革命

突然ですが、
皆さんは「水曜どうでしょう」というテレビ番組を知っているでしょうか。


水曜どうでしょうは、北海道を放送対象地域とするHTBで、
1996年から2002年までレギュラー放送されていました。

レギュラー放送終了後も、全国各地で再放送が行われ、
近年はNetflixなどでも配信が行われていることで、幅広い層に支持が広まっています。

現在も不定期ではありますが、新作が数年に一度放送されています。


番組の魅力として、
「サイコロの旅」「原付日本縦断」などといった、企画の面白さに加えて、

今では紅白の司会やドラマの主演を務める人気俳優の大泉洋さんが出演しており、

企画担当のミスターこと鈴井さんや、
ディレクターの藤村さん、嬉野さんとの掛け合いが面白くて、

4人の異なる個性が発揮されていて、番組の良さを生み出しています。


話は変わるのですが、

私は、「つぼみ大革命」というグループを推しています。

つぼみ大革命は、大阪で生まれた、
吉本興業グループ所属の女性アイドルユニットです。

2010年に発足し、
以前は「3時のヒロイン」のメンバーとして、『THE W』のチャンピオンに輝き、テレビドラマの主演も務める福田麻貴さんも所属していました。

現在は、東京を拠点として7人組で活動しており、

アイドル活動だけでなく、
コントチャンネルでネタを披露したり、THE W決勝にも出演するなど、
吉本のアイドルとして「お笑い」の要素も兼ね備えており、

メンバーが、トークや大喜利などのコーナーを行う
「ツボミーティング」や、

福田麻貴さんが脚本を務め、
舞台上でストーリーが進みながら、ストーリに関連した楽曲も披露され、
笑いあり、涙ありの新感覚のライブである
「デカワンマン」など、

様々な形のイベントを行う、「新感覚コミックアイドル」
というキャッチフレーズを持ったグループです。


私も、度々メンバーのことや、ライブの感想をnoteに書いています。


私は、この2つのコンテンツが、
似たような魅力を持っているのではないかと考えました。

どちらかのファンの方は、
相互に面白さを分かってくれるのではないかと思っています。

今回は、勝手ながら
私がそう思ったきっかけを書いていこうと思います。

これをきっかけに、
水曜どうでしょうのことも、つぼみ大革命のことも、
もっともっと知っていただければ嬉しいです。


まず初めに、どちらも

「一人一人の個性が全く異なり、それがかみ合うことで面白さが生まれる」

という共通点があると思っています。

人間関係において、
似た性格や、考え方を持った者同士は、
親しくなったり、上手くいくことが多いのではないかと思っています。

一方で、
違った性格や、考え方を持った者同士は、
中々出会って、互いに関係を深め合うことは少ないと思います。


水曜どうでしょうも、つぼみ大革命も、
感覚がそれぞれ違うメンバーが集まりながらも、

長い年月を積み重ねる中でお互いを理解していて、
その中で生まれる掛け合いに面白さが生まれています。


水曜どうでしょうでは、4人の性格や立場が全然違うことから、
旅をする4人が常に違う事を考え続けています。

それは、DVDの副音声や著書の中でも描かれています。

それが時には対立や事件を生み出すものの、
そこに、番組の面白さが生まれています。



つぼみ大革命も、メンバーそれぞれに個性があり、

メンバー7人での活動に加え、
ユニットとして、音楽やお笑いのライブに出演したり、
ゲーム配信をしたり、noteを執筆したり、絵の個展を開催したりと、
個人個人の得意なこと、好きなことを仕事にしています。

そのメンバーが集まっているからこそ、様々な視点から、面白さが生み出されているのだと思います。


そして、どちらも
「どのメンバーがより優れているか」という点を、重視していない
ところが良いのかなと思います。

水曜どうでしょうの4人は、
それぞれが「自分が常に正しい」
と思って行動しており、

そうであるからこそ、4人が集まった時に
「正論を言ったやつが負け」
という独特のノリが生み出されています。

そしてファン(藩士)の方は、
それぞれに「自分はこの人に共感できるな」という思いがありながらも、
この4人が集まることによる面白さを理解しているのだと思います。


つぼみ大革命も、
メンバーの中の人気争いを、積極的に行うグループではなくて、

ファンも、メンバーが、相互に魅力を作り出していて、それぞれに違った「推し」がいることを理解している様な気がしています。

メンバーの個性を理解する事で、「自分にもこういう側面があるんだなあ」「この考え方はこれまでなかったけど、面白い」
と共感出来たり、学べることで、
自分自身に人生にもつなげることが出来ると思っています。

そしてファンの方も、争うよりむしろ共に楽しもうとしており、
この雰囲気が、自分は好きなんだと思います。


もう一つ言えることとして、

つぼみ大革命や、水曜どうでしょうといった活動が
「フィクションでなく、メンバーの人生そのものである」
という点が共通していると思います。

水曜どうでしょうは2002年にレギュラー放送が終了しましたが、
その際に、「一生どうでしょうします」
という言葉を残しました。

これは、ただ番組が終わるのではなく、
長い目で自分達が変わりゆく中で、その姿や形を届け続けるという決意の表れだと思っています。

その結果、レギュラー放送が終わった後でも、
大泉洋さんは「水曜どうでしょうの大泉さん」という側面がありますし、

新作が出るごとに、4人のありのままの姿が、おもしろさに直結しています。


つぼみ大革命も、2023年にメンバーの2人が卒業し、
7人での新体制での活動が開始されました。

その際にも、これまでの9人での活動が消えることはなく、
卒業したメンバーとも交流が続いていたり、
新曲の『さあいこうぜっ!』も、卒業したメンバーへの思いが載せられています。

ステージ上でも、キャラクターを決められて、それを演じるというよりも、
ありのままの自分達を出していることが、魅力につながっているのだと思います。


このように、お互いに理解を深め、ありのままを出しているメンバーだからこそ、

私は、「常に今が一番良い」
と胸を張って言えるといえるのだと思います。


つぼみ大革命のメンバーは、自分達の活動をよく「青春」であると表現しています。

そんな青春が、水曜どうでしょうのように、
ゆるく長く続くものであればよいなと願っています。







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