岳羽ゆかりというキャラをハム子と絡めつつ、私のGL感を踏まえながら解説してみる

ペルソナ3ポータブルから追加された女主人公(以下ハム子と称します)とゆかりの絡みがまぁ凄く良いんだけどここがこう良い、というのがあんまり無いのでここに記しておきます。

百合、という言葉は現代において独り歩きしており、誰一人として定義を示すことができない曖昧不確定な言葉へとなってしまった。
私が好きな言葉の一つに百合があって嫌いな言葉の一つに百合がある。言葉は使う人により鋭利な刃物にも豆腐の角にもなるが、百合という言葉は当にそんな言葉を示す表裏一体なものだろう。
女性同士が並んでいれば百合、これは余りにも雑であり短絡的。結局人は皆…というか百合が好きな人間の半数以上は見た目と短絡的なキャラのスペックだけを見て百合という言葉を使っている。
世の中本当に複雑なものを求めている人は余りにも少ない、そして複雑なものは万華鏡のように見る人によって形を変える。それは不幸にも公式と非公式の間でも起こりうる。
自分が好きなものだからこそ摩擦を極限まで無くしたい、精神を摩耗したくないというのはある意味で理に叶った考え方だろう。
ただし、だれも傷つかないコンテンツというのはある意味で平坦だとも言える。
どうして腐女子がわざわざ一般作品でBLCPを考えるのか、この年になって理解し始めてきた。
結局それをメインしている所は浅いし深い所で客を舐めているのかもしれない。正確に言えばオタクに嫌われないように作ってる、というべきか。
きらら系の言葉に百合という言葉が使われてもう長いがアレは当に嫌われない要素を入れて嫌われないキャラを作り嫌われない作品を徹底しているものが多いと感じた。ただし、その方が人気になるのは宜なるかな…。
結局あだしまもそうだけど、百合の良さを全面的に引き出している作品はどうしても百合という枠組みの中ですらマイナーになりがちなのはこの界隈全体の問題点だと私は考えている。結局視聴者はGLに近い百合は求めていない、そしてGLに近づけば近づくほどキャラの内面は奥深くなるのに、求められているものはそれと対局なもの。
最近だとボチザロリコリコが流行っているが、結局GLによりつつも原作ではきららぐらいの距離感が最も求められているのかもしれない。
根本的に男オタクに女性の心情を理解するのは余りにも難しい、そして仮に百点のものを作ったとして余りにも難解でウケないのだからどうしようもない。
私は男なのでこの時点で反しているが、自分の事は少数派だと自覚している。最も私は百合というものはGLに寄っているものに惹かれたのでどうしようもないのだが…。

結局のところ腐女子が片手間に作るGL作品の方がよっぽど魅力的なのはこの界隈の全体的な問題点とも言える。プロセカ何かが顕著であの辺りの百合描いてる人は大半が腐女子かNL畑から来た人だろう。心情表現はやはり、一線を画している人が多いと感じた。
百合はもう、どうしようもない状況に陥っている。百合メインで書いてる人はきらら系の方が好きでそっちをメインに描いている人が多いだろう。そしてその方向性のほうが評価を得られる。本当に良い話を書ける人は少数なのにその少数の人間は評価されず駄作という烙印を押されることになる。
結果的に出版社手動の百合ブームが起きた時点でどのみちこうなる事は確定していたのかもしれない。
ブームが起きた時点で必ず滅びが来るのは確定する。既にGL作品の弾は使い切りあるだけありがたい、という最早作品の評価として間違っている方向性になりつつあるがこれも仕方ないことなのだろう。女性同士の心情を描いたものより面白おかしい日常系百合の方が流行る現代、これはもう現代のエンタメを顕著に表しているのかもしれない。
そして私のように定義を狭める人間は厄介扱いされる…そういうものがほしいと言うだけなのに世間に出てくるのは本筋から外れたもの。そしてそういうものが評価される…まぁ、仕方ない。民主主義であり資本主義がそういうもので大半少数派には配慮されないものなので。
そして岳羽ゆかりというキャラの評価されなさも上の要因に似ているかもしれない。
ここに来て漸く本題の回収へと入る。

よくP3Pを百合ゲーとして勧めている人がいるが正直な所それは間違っていると私は考えている。いやまぁ、厳密な百合ゲー(アカイイトだとかあの辺り)として捉えるならP3Pはかなり近いが、現代のライトに寄った百合で恐らくこのゲームは求められていない。上のごちゃごちゃした文脈がいるかいらないかで言えばここから下の記事を読むにつれての前提条件として示したようなものである。
物事には必ず文脈と背景がある。私から見える世界とこの記事を読んでいる人ではこの二人のキャラクターすら違って見える。出来るだけ齟齬を無くして見える世界はフラットにしたい。そして岳羽ゆかりというキャラは間違いなく上のきらら系の百合とは真逆のキャラであり、噛めば噛むほど深みが出てくるするめのようなキャラだという事を示したかった。
結局のところ岳羽ゆかりというキャラが余りにも人を選びすぎるキャラが故にP3Pは百合ゲーとしては進められないというのが私の感想である。
P3自体が現代視点だと余りにも挑戦的な作品であり、ゆかり以外にも諸々と問題点があるのだが、そこに百合というマイナーなものが入り込んでくるとなおさらである。

だが、もし私の価値観に近い人ならばP3Pは間違いなく上質な百合ゲーになるというのは事実だと私は感じている。
私はキタロールートは映画で見たきりなので、具体的に語って良い人間なのかは不明だがハム子ルートのゆかりは間違いなくいいヤツである。P4の陽介ポジになるぐらいにはいいキャラしている。ただ、IFルートでありゆかりというキャラがマイナススタートであり、百合が求められていないからあまり評価されていないという不遇のキャラなのである。
数少ない学園ものの女主人公の親友キャラという、唯一無二のポジションを獲得しているキャラ、それが岳羽ゆかりなのである。

まぁ、ゆかりというキャラについては各々WIKI等を調べて頂いて今回はハム子とゆかりの関係性について書いていく。
ちなみに私はハム子が明るいというのも懐疑的であり、ぶっちゃけキタローの反対ならハム子は、その場その場で正解の選択肢をエミュレートしているだけの内面崩壊人間だと思っている。があんまりメジャーではない。
まぁ別に、好きなもの考えていることが多数派だった事はあまり無いので慣れているから良いんだけど…。


まず、ハム子ルートだと真っ先にゆかりから割と重い感情を押し付けられる。
以下画像である。

(画像はPersona lover様のスクショをお借りしています。問題があったら消させて頂きます)

この時点で私はあ…こいつやべえ女だ、と思ってしまったワケである。
あなたも一人、誰かに話したかったという時点でこの事を一人で抱えていたし初っ端ハム子に対しての感情が重すぎるワケである。
出会って間もないのに同類だと勝手に思い話してくる、面倒くさい女岳羽ゆかりである。
ゆかり、って呼んでもヤバい。呼び方一つ取っても意味を込めてそうなキャラ。

これも前に書いた気がするけど、百合ってものがメジャーにならない理由の一つに性行為の見栄えの悪さがあると思う。NLGLBLの3つのうち唯一淹れるものが無いのがGL。だから皆百合でtんtんを生やすんだけれども、それって私から言わせると浅いと思っている。
唯一つながるものが無い関係だからこそ、こういう言葉や仕草で繋がりを意識させるのが百合の本当の醍醐味だと私は考えている。
レズセ◯クスは心と心をつなげる行為なんだけれど、世の中そういうの余りにも難しすぎるしウケないから数が…本当に無い。
この辺りBLの方が女っぽくなるけどGLよりGLやってて果たして…と思ってしまう。

話は逸れたもののこの後、色々合って夜の学校に入り込むんだけどそこでゆかりを選ぶともう、余りにもえっちすぎる…。
普段割とクールっぽいからこういう女の子女の子してるの見るともう…え(ry
調べても動画が余り出てこなかったので画像は貼りませんが余りにも可愛すぎるし余りにもヒロインやってて、こんな可愛い子が嫌われているのが解せない。
こんな可愛い姿をハム子にしか見せないんだろうなって思うとこの二人の関係良すぎる…。


この後も色々あって遂に屋久島に来るわけだけどもうここがゆかり、はっきり言います。ゆかりというキャラの真骨頂出てます。
多分ゆかりが嫌われる要素の半分ぐらいはこことか本編の美鶴に対するヒス描写だけどここが私…凄く好きです。
何ていうかな、やっぱり感情のぶつけ合いをしないと百合って映えないからな。

ここのゆかりのやべって感じ凄い好き、本編のゆかりは余りにもリアルを描きすぎてるから評価が分かれるけど屋久島は割とはっきり出ている。
この後ゆかりのメンタルぶっ壊れるんだけど、選択肢一番下は何か微妙、個人的に真ん中がベストだと感じた。
やっぱり、流石に狙いすぎてる選択肢はちょっとキツいなと感じる所存。
キタローに対する順平は割と嫉妬してたりするけどハム子に対するゆかりも似たようなもの抱えていると思う。
リーダーに対してどうこうじゃなくて同じ様な立場なのにどうしてこいつは平気そうなの!?って感じ。割と女性向け百合では嫉妬とかしたりするけど、こういうのもゆかりっちウケない要因だとは思う。
全然関係ないけど抱きしめるって選択肢あるのかなぁと思って期待したら無くてえぇ…ってなったのは私だけではないと思う。

この後はまぁ夏祭りがあるけど個人的にP4Gのを期待したから肩透かしを食らった所存。語ることもあんまりない、ただ普段のゆかりってやつ。
取り敢えずこれで本編のゆかりのイベントは8割近く消化したのでここからはコミュ視点で進めていきます。

多分恐らくだけどゆかりコミュ6は屋久島イベントが終わった後を想定されていると仮定。
ではでは

(動画はScenes-P様からお借りしました。問題があったら消させていただきます)

前にまとめサイトでナルトサスケの女版っていないよなってあったけど、(今も調べたら出てくるかも?)割とハム子とゆかりはその線言ってると思う。コミュ1の時点でゆかりの重さが半端ない。初っ端友達に向ける感情じゃない。マジでナルトっぽい。
どちらかというとサスケみたいなメンヘラだけどナルトみたいに勝手に分かるってばよやってくる凄まじいキャラ。何だったら表向きクールなのに本当はナルトみたいにだれかを求めてるのがもうマジでヤバすぎるキャラ。
どうして腐女子がジャンプに湧くか、BL漫画にハマらないか私はこのゲームをやって理解した。深い所でオタクを舐めているキャラはこういうキャラを作れない。オタクに嫌われないキャラを作るとあまりにも平坦で代替が利くキャラになる。
だから腐女子は公式で結婚して解釈違いとか起こされても(鬼滅とか)またジャンプに残るんだと思った。
ゆかりのコミュは割とマジでこれ。

この後コミュ4ぐらいまであんまり進展無いけれどコミュ4で勝手に私はああならないとか言い出すのマジでサスケ感ある。
割とマジでメンタル不安定な時期に母親と接触したら闇落ちするんじゃないかってぐらいゆかりってキャラは危ない。
正直こんなキャラメインヒロインに据えてる時点でまぁ…うんって感じ。全体的にペルソナ3は前衛的な作品だけれどゆかりというキャラは当にペルソナ3を表している。
ただこの常に危険性を孕んでいる百合こそ当にGLって感じがする。どこに地雷があるか分からない、メンタルが不安定なキャラ同士の共感が当にGLでしかできないものだと私は考えている。
この後のコミュ6にて友達だって選ぶと凄いもう尊いって言葉使いたくないけれど、それしか当てはまらない。
何かもう本当の友達ってのに会えたゆかりっちがもう良すぎる。百合が良いって言葉は当てはまらないけどここはそれしか当てはまらない。
余りにも背負ってるものが重すぎるから友達だからでしょっていうシンプルな言葉に救われるのがもう…(ry。

なんですが、私が一番良いと思っているのはランク7だと感じていて、凄いゆかりというキャラとハム子の歩んできた人生から考えるとこの7のちょっとした会話ですら重みがとてつもなく、切ない。

ハム子は事故で両親無くして自分の無力さを痛感しているから目の前で人に4んでほしくないのに対して、ゆかりも大切な人がいなくなったからもういなくならないで欲しいでお互いにお互いが大切だと考えているがゆえにぶつかるのがもう百合の良さが半端なく出ている。
これがNLだと絶対…ではないけど男側が守る側で女側が守られるで結局パターンに当てはまってしまう気はする。
それは結局キタローコミュも似てるんだよね…別に本編が悪いってわけじゃないけど、やっぱりコミュシステムの初出なのも合って荒さはまだ出てると感じた。
後やっぱり付き合う関係上その分関係性は薄くなってる。この辺り良くも悪くも恋愛関係がないから故にその分ゆかりの掘り下げは良く出来てると感じた。
恐らくゆかりというキャラが評価されない理由の一つにキタロールートなのもあると思う。ハム子だと同じ痛みを知る同士である意味でペルソナ4での陽介感はある。私はペルソナ345をプレイしてる新規側の人間だけど、このゆかりってキャラは物凄く特異なキャラだと感じていて、シリーズで唯一女性キャラで主人公の相棒ポジションを担っている。
ペルソナシリーズ(以下345の事を示します。12はプレイしていないので当てはまらなかったら申し訳ありません)の相棒ポジはある程度主人公と似ているキャラをあてがわれる傾向がある。3は…当てはまらない(は?)けど4だと同じく転校してきてある意味で居場所がなかった陽介、5だと同じく学校に居場所がない竜司がその役割を担っている。これは私の考えだけどある意味で主人公は喋らないからある程度似たポジションで代弁するキャラが必要で、このポジションが作られた陽介、次に作られた(当てはめられた)P3Pのゆかり、そして5の竜司として系譜は受け継がれていると思う。
どちらかというと5は明智のほうが人気だが4は主花が人気だし、良くも悪くもハムゆかが人気になるポテンシャルは間違いなくあると思う。
ただ、どうしてBLとGLでここまで差が出てくるかと言うとIFルート以上に求められているものが全く違うんだな、と感じた。
結局GLに対して余りにもリアリティあるものは求められていないんだろう、と。腐女子はナンニデモ=BLの傾向があるがGLは大抵女性しか出ていないか公式で割りとCP売りしているものが人気になる傾向がある。
百合の間に挟まらない、という言葉があるがBLは割と原作で恋愛していようがそのままBLさせるけどGLはまずそうならない。偶に、極稀に一般作品で恋愛に負けたキャラ同士の百合が人気になることがある(ニ乃三玖とかヤミカンとか)けど物凄く稀。
ぶっちゃけて言えば市場規模=人口比率でGLだけ異常に少ないからこうなっているのもあるが、これが例えばBL=GL位だったらまた現実は違って見えるが現実はNLBLGLが5:4:2で一つだけやべえ位になっているし。
だからこそ百合が全部ごちゃごちゃにして美少女動物園ですらGL扱いにして無理やり延命を測っている、がだからこそ定義で常に荒れている印象はある。何ならTS百合とかも出てきているが結局定義も曖昧不定なまま今後も貫き通す気はする。
私としては、どうなろうが本流に近いものがマイナーなのは変わらないのでどうでもいいのだが。
後はハム子がGLとして求められていないんだろうと私は考えている。
普通に恋愛対象に見られるし、順平と付き合っているとか言われるし余りにもこれを求めている層のウケが悪いものが揃いすぎている…。
百合にハマる人のうち、きららと百合姫にするときららが7で百合姫が3位に分かれていると私は考えている。
最近だとかなりデカいヒットだったあだしまも数で見ればかなりマイナーに寄っているし世の中GLを求めている人は余りにも少ないのだろう、と。
あだしまもアニメがあそこで切ったのは正解だと考えている、もしアレを付き合うまでやったら間違いなく拒絶出す人はかなり多いと感じた。それほどまでに女性同士の深い関係というか、一言で表せない関係は余りにも分が悪すぎる。
そしてそれはこの二人も同じで、余りにも求められるものが多すぎる。多いしウケる百合という観点から見ると余りにも真っ向から否定しすぎている。
だからマイナー…というかぶっちゃけ皆無なのだが私はこの二人の良さを少しでも広めるがために今回この記事を書いている。


この唯一無二の関係性は恐らくハム子とゆかりを超えるキャラ出てこねえだろうなと感じた。GLの本当の良さは親愛友愛性愛含めたものなんだが、その為にはある意味でメンヘラじみたキャラにする必要があると思っている。例えばあだしまとか、アレはぶっちゃけ安達は中々メンヘラだけど島村も島村である意味で達観した特殊なキャラだし。何かが欠けているキャラ同士がそれを求めて百合になる。これが私の考える最も高貴で最も美麗な関係性。
アイカツだと蘭ユリを未だに求めているのは蘭もメンヘラ決めているけれどユリカもまぁまぁメンタル弱いし。が…結果は。
そう考えるとGLってある意味で不遇でまずその親友レベルになるものがまず少ないのかな、と感じた。結局どうしても付き合うという話がメインになると唐突感は否めないし二次創作で人気になりがちなのはきららに寄っているし。
親友のその先と考えるとどうしてもメンヘラによるからウケが悪くなりがちでオミットされる。結果としてきらら辺りに人気が攫われてその辺り二次創作としても重たいGLがあんまりメジャーにならない要因なのかな、と。
ぼ喜多が人気だけどアレぐらいがギリギリでアレを超えた瞬間恐らく、人は寄り付かなくなる感じはする。男性向け女性向けの丁度ぎりぎりを攻めたのがあの辺り。ぼっちちゃん喜多ちゃんも恐らくアレぐらいのメンヘラじゃないとダメ、アレを超えて一言で表せなくなったら恐らく大多数は寄り付かなくなる。安達も童貞とか言われるけどアニメ終わった辺りからどんどん悪化していって最早言葉では表せない何かになるけどああなった瞬間大多数は気持ち悪いと感じてさよならバイバイ。
ハム子も明るいとかそんな感じでキタローが無気力無感情だけど内面感情豊かの正反対で周りに求められる役割を演じてるけど内面ぐちゃぐちゃハム子は恐らく求められていない。
が、私が好きなハム子はそっち…。友達と呼べる人に会えずに上辺だけの関係を続けていた二人が本当の親友と巡り合って、あ…となる瞬間が大好きだけど余りにも無い。

話は逸れましたが、ここからゆかりのコミュに戻ります。
ゆかりコミュ8でまたしても重い感情をぶつけられるハム、正直ゆかりの重さが友達とか親友に向けるそれじゃない。何かもっと大きいものをハム子に求めているような気がしてならない。
ぶっちゃけゆかりは最終的に男と付き合うとならない気はする。本編否定だとかそういうレベルじゃなくて、ゆかりの抱えているものを背負えるキャラがキタローハム子しかいないという意味で。
ゆかりの事を理解出来る人にまず会えないというのが私の思う所。そして合コンとかで探したとて相手が受け入れられなさそうというのも思う所。
相手に求めているものが余りにも重すぎて、恐らく本編キャラですら背負えるのは無理な気がしてくる。
ペルソナの言葉通り3のキャラはかなり裏表はっきりしているけれどゆかりの裏を背負える男キャラは…まぁ、いないかな、という。
ゆかりが求めているものは性愛とかじゃなくてもっと大きい親からの愛とかでそれが欠けているんだけれど、父性父性言われるけれど母性も絶対足りてない。人に頼るとかも正直SEES意外のメンバーには無理じゃねえかお前?っていう。
すべてを失って最悪なハム子と全てを失っていないからこそ最悪なゆかりの対比ってのはマジで凄い。狙って作っていたらヤバすぎる。
まぁ本編はそこまで進まないけどハム側の内心聞いたゆかりとか余りにも重すぎてやべえだろって思う。いや本当…凄まじいゲームですよ。

この後本編は正直あんまり、ゆかりと美鶴になるがまぁ、仕方ない。
ただ、最後の最後でとてつもないイベントが有る。

ここでゆかりがまっさきに庇ってくれるの余りにも優しすぎて涙出てくる。
その後も気を使ってくれるし、何とかしろよが見られると思ったら別ベクトルでびっくりしてしまった。

正直本編の色んなごたごたを見てここに行き着くの見ると本当に凄いと思う。そこらの百合作品より百合やってる。本当にゆかりとハム子の関係性良すぎる。最後あたりで漸く対等な関係性になって同じ目線で物事を見れるようになったからまだハムゆかは始まってないんですよね、寧ろここからスタートするまである。まだ物語というか二人の関係性でいうと125ページ、まだまだ物語は終わらない。(ハム子こっから4ぬけど)これはゲームで一年間を実体験したからこの感想になるんであってやっぱゲームって良いよな、という感想になった。
余りにも一言で表せない、とてつもないキャラのゆかりだけどマジでキャラの描写は160点ぐらいある。ペルソナ3のシナリオは割りと問題あるけど設定面や世界観は今見ても色褪せないどころか、下手したら3が一番良くできている間である。
陽介の言うところの相棒だけど、マジで唯一無二過ぎて映画見てゲームやった私は何でゆかりがここまで悪く言われているか理解できなかった。

本当もう少しGLが市場が広ければ間違いなくゆかりは評価されたんだけど現実はしんどいなぁ。3REもハム子ルートは無さそうだし何ていうか本当もったいない。たかがIFルートなのに余りにも関係性が唯一無二で良すぎる。偶にハム子ルートだと整合性取れてないってあるけどそれ抜きにしても素晴らしい話なんだよな。
本当…アトラスさん、ハム子ルートの追加たのんます。本当。このCPが埋もれたまま終わるのは本当に勿体ない。

これにて私の感想は終わります。最もこれは私の感想なのでプレイした人からどう見ているかは私には分からないですが。ただ、私から見たハム子とゆかりは上のように見えていて、余りにも重くて深くて、GLやってるなと感じたので今回書かせていただきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?