スクリーンショット_2015-03-08_18.14.33

野良猫に飼い犬の気持ちはわからなかった

ミュージカル「WAYOUT」感想

先日、高校の20個上の先輩が運営に関わっているという、『WAYOUT』というミュージカルに招待していただきました。日本経済が破綻して、国際ファンドが再建のため日本を買収するというストーリー。
http://wayout.jp/theater/

以下、良かったところと気になったところ。

▼良かったところ
・それぞれの俳優さんに(特にメインキャストに)ファンがいるようだった。ファンコミュニティというのは、小さく、こまかく、でも熱量高く存在してるのだなと。そこにはきっと、これからコンテンツを売る際の鍵があると思う。
・かばんの持ち手に芯か何かが入っていて、踊る時のシルエットに一役買ってる。
・途中、社長&起業家&政治家vsサラリーマンの論争が起こるのだが、社長と起業家の言い分は理にかなっていてすっきりする。
・ラスト、社長、起業家サイドの理屈を通しつつ、普通のサラリーマンの努力も否定しないところに落としどころを持っていっていて、なるほどなーと思った。

▼気になったところ
・サラリーマンはこれを見て共感するのかな? 私はもう会社勤めの身ではないので、いわゆる普通のサラリーマンの気持ちはわからないんだけど…。あんなに長いものに巻かれろ的というか、自己否定感が強くて、自主性がなくて、家族のために必死なんだよ、という思いで働いてるものなんだろうか。サラリーマンて大変だな。
・女性キャラクターが出てこないので、女性は社会で働く要員に含まれてないみたいだなーと思った。まあ、ジャパニーズ・ビジネス“マン”が主人公の作品なので、こういうことを言うのは野暮というものだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?