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転職活動で得られたもの

ボクは、30代前半に転職活動をしました。結果、現職のまま働き続けることを選択しましたが、行動を起こしたことで得られたものを振り返ります。


きっかけ


自己紹介の投稿でも書きましたが、ボクは新卒で入社した会社に十数年在籍し、今に至っています。
入社して5〜6年ほど経った頃、ある程度裁量を与えられた状態で仕事をできるポジションで自分なりに試行錯誤しながら働いた経験から、「自分のできること×会社が求めるもの」が重なり、仕事を通じて今までに無い充実感を得られました。その経験から、もっと自分の価値を最大化できる環境が他に無いかと考えるようになりました。

モヤモヤ期


仕事ではそんな想いを抱えつつ、家庭では、三男が産まれるタイミングでもあり、しばらくは何の行動もできずにいました。
時間の経過とともにその気持ちも晴れるかな〜と思っていましたが、喉に骨が刺さったような感覚がずっとあり、あるとき意を決して妻に相談。話し合いの結果、「今の勤務条件と大きく変わらない求人であれば」という条件で転職活動を開始することにしました。

始めにやったこと


まずは転職サイトに登録し、職務経歴書を作成した後、キャリアコンサルタント面談を2社で実施。ボクの特性ややってきたことから文系総合職の求人を紹介してもらうことに。実際に求人に応募するまでに、キャリアの棚卸しを更に細かく行うことに多くの時間を費やしました。

応募


2か月で約20社ほど書類応募し、面談に進んだのは4社。最終面接まで進んだ2社のうち1社は、採用に向けて前向きに検討中との回答をもらい、あとは条件面のすり合わせのみという段階まで進みました。しかし、面談後の採用担当の方との雑談の際に聞いた実際の残業時間(求人票には書かれていなかった)や、面談時の役員の方の発言の随所に感じたネガティブな印象から、結果辞退させてもらいました。
2か月ほど多くの求人に目を通してきましたが、通勤距離や残業時間、お給料がネックとなり、転職して自分の自己実現は図れたとしても妻への家事・育児の負担が偏ることが明らかでした。妻本人からも同じことを言われ、一旦これで企業への応募は休止することとしました。

やってみて思ったこと


自分も妻も納得できる勤務条件の会社が見つけられませんでしたが、この一歩踏み出して行動する経験は決して無駄ではなかったというのが振り返ってみての正直な感想です。失ったものは何も無いし、むしろ色々な会社の人(社長含む)とお話ができて、自分が市場の中でどのような立ち位置であるかを認知する貴重な機会となりました。
面談の中で感じたのは、自分の話により興味を持ってもらえるのは、「与えられたことをいかにスムーズにこなしたか」よりも、「自分なりにどう工夫して何をしたか」であるということです。
ボクが転職活動をしようと思ったきっかけとなった部署では、現状の課題に対して、いつ・どのように・誰と・何をするかを自分の頭で考え、周りを巻き込んで仕事を進めていきました。その時の経験は自信を持って話すことができたし、面接官の人もその辺を特に掘り下げて聞いてもらえました。

今後のキャリア戦略


転職活動に区切りがつき、現職で今後自分がどうありたいかを改めて考えみました。大きく分けると2つあります。
1つは、「職務経歴書に書けるような仕事を積み重ねることで市場性のある人材であろう」ということ。
正直、今の会社をネガティブに思う点も転職活動を始めた理由の一つではありますが、「ウチの会社は昭和だから」とか「会社の組織風土がこうだから」と、「会社」という目に見えないものにフォーカスするのではなく、市場で求められる自分であるために必要なこと(お給料アップには繋がらないかもしれないが確かに人の役に立つこと、自分と社会双方にとって良いこと)を考え行動する!
もう1つは、「仕事以外で自分が主体的に関わるサードプレイスを見つける」こと。転職して働く場所が変わっても現職のまま働いても、全てが満足!なんてことはなく、程度の差はあれど、どんな職場でも大変なことや会社に対する不満は生じるもの。そんなマインドの時に、仕事でも家庭でもない自分が活き活きと過ごせる居場所があれば人生の豊かさが増すんじゃないかと考えています。
このnoteでの発信もその一つです。サードプレイスに関しては、転職活動と同じように待っていても何も生まれないので、行動あるのみ!自分の興味関心のアンテナを高くして今年のうちに1つでも新たな行動を!というのが今の自分の目標です。

最後は自分の決意表明のような感じになりましたが、こうして自分の想いを文章にしてみると、前向きな気持ちになってきます。フォローしている皆さんの記事を読んでボクも触発されているのかもしれません!

引き続き自分の想いを正直に綴っていこうと思う週末なのでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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