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「怒り」という感情を考察する

またまた抽象的なタイトルですが、悪しからず笑

前回の投稿では、20代の頃のボクは、自分の信念=べき論を他者に押し付けがちだったという内容について書きました。

自分の「こうあるべき」という考えが相手にとっての真実とは限らないため、それを押し付けると当然相手は反発しますし、逆に相手のべき論が自分に矢印を向いた場合も同様です。

皆さんも身の回りの会話やメディア、SNS(特にXでよく見られがち)で、
・男(女)はこうあるべき
・子育て(ママ、パパ)は〇〇すべき
・海外では〇〇だから日本人も◯◯すべき
といったべき論を見聞きすることはありませんか。

自分にべき論が向けられたときに、「相手のべき」と「自分のべき」との乖離が大きければ大きいほど、怒りという感情が生み出されるのではないでしょうか。

今回の投稿は、ボクがかつて所属していたオンラインサロンで得た怒りのメカニズムに関する学びをアウトプットしたいと思います。


怒りの正体とは

一言で言うと、怒りは「べき」から発生します。
「自分のべき」と「相手のべき」が異なり、どちらか一方が受け入れができない状態であれば怒りが発生します。

相手のべきと自分のべきが違う場合は必ず怒りが発生するかというとそうではなく、それを受け入れ可能かどうかに関する3つの領域のどれに該当するかによります。

「相手のべき」と「自分のべき」の3つの領域

  1. (相手のべきと自分のべきが)自分と同じ

  2. 自分と違うが受け入れられる

  3. 自分と違うため受け入れられない

1.(相手のべきと自分のべきが)自分と同じ
価値観や感覚、受け取り方について相手との相違が無い(または無いに等しい)ため怒りは発生しません。

2.自分と違うが受け入れられる
べきの違いはあるものの受け入れ可能なレベルのため心が乱れることはありません。

3.自分と違うため受け入れられない
相手のべきと自分のべきの差が許容レベルを超えているため怒りが発生します。

ダーツの的を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
真ん中に1の領域である円があり、それを取り囲む円が順に2、3の領域というイメージです。

かつてのボクは、相対的に2の領域が狭くて3の領域が広いといった感じです。特に仕事において、自分の仕事のスタイルの正しさを信じて疑わず他者のそれを受容するキャパがなくよくイライラしていたように思います。←我ながら恥ずかしい限りです汗

怒りと上手に付き合うには

上記のメカニズムから考えると、怒りと上手に付き合うには、
・2の領域を広げること
・3の領域を言語化、認識すること

が大切です。
特に、後者については、認知可能な状態のものを他人と共有しておけばお互いに不要なトラブルのリスクを低減できます。

しかし、頭では分かっていても感情が先立つこともあります。そんな時は、「怒り方」に気をつけましょう。

怒る時のポイント

・後悔しないようにする
自分の感情のまま言葉を相手に吐き出してしまうと、特に仕事においては今後のコミュニケーションに支障が出かねません。怒りのボルテージが上がったとしても、言い方やタイミング、言葉選びなどは自分の後悔が無いようにということを気に留めておきましょう。

まとめ

さて、ここまでがボクが得た「怒り」に関する学びのまとめでした。

かつてのボクは、他人のべきと自分のべきを同じテーブルに並べようとしていたがために無駄な怒りにとらわれていたように思います。

自分の解釈を加えずただ他者の考えや意見を事実として受け入れるという姿勢を持つことで、2の領域を広げることが可能であることに気が付きました。

3の領域の他者との共有については、職場においてはなかなハードルが高いかもしれません。そんな時はまず身近な家族やパートナーの方などと話してみてはいかがでしょうか。

また、どうにも怒りが収まらないときはとにかく後悔しない言い方タイミングを心がけて、自分へのダメージを最小限にしましょう。

ボクもまだまだ怒りをマネジメントできているとは言えないこともありますが、人間誰しも怒りとは上手に付き合っていく必要があります。

最後に、ボクもまだ読めていませんが、オンラインサロンで紹介されていた、怒りに関する書籍を紹介して終わりたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。


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