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⑦メレン・トーマス・ベネディクトさんの臨死体験

2009年4月に放送されたラジオインタビューの翻訳です。元の動画→ pt.7 https://youtu.be/eKfQLJyKd2Y

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司会者ジョージ(以下、G):

メレン・トーマス・ベネディクトをゲストに迎えています。コースト・トゥ・コーストAM、司会のジョージ・ノーリーです。

メレン、死後の生命が存在することをどうやって知ることができるだろう?もし奇妙な体験があって、本当は死んでいなかったのに、心がその夢の中でイメージを作り出しているとしたら?

メレン(以下、M):
まあ、正直なところ、自分で確かめるしかないと思う。どんなことでもそうだけど、自分で体験してみないとわからない。今、同じ(臨死)体験を報告する人が増えているが、これは自分でやってみなければわからないことのひとつだ。

G: それを体験してみなければ、わからない。そうだね。ところで、輪廻転生があることを、僕はずっと信じてきたんだ。なぜかわからないけど、ずっと信じてきた。君はどうだったんだい?

M:そうだね、 実は光に教わるまで、その概念を聞いたこともなかった。光によれば、クリスチャンを含め、地球上のほとんどの文化が何らかの形で輪廻転生を信じているという。

そして私が教えられたのは、輪廻転生についてのスピリチュアルな説明やニューエイジ的な説明は、かなり薄っぺらいものだということだった。しかし、量子力学と量子物理学による説明は確かなものであり、これは将来、科学として確立するようになるということだ。

私は、輪廻転生という現実が量子力学的な性質を持ち、人々が想像している以上にリアルでダイナミックなものであることを教えられた。

G:私たちは「今」を生きるべきだろうか?

M:もちろんだ。あちこちでそう言われてきたね。私なりに言うと、過去も未来もない。常にあるのは今だ。常に今なんだ。過去や未来にとらわれることなく、今を生きることを学べば、今が完璧になる。何らかの形で知覚されている過去でも、何らかの形で知覚されている未来でもなく。今が完璧になれば、過去と未来も完璧となる。

また過去に関して言うなら、すべての歴史書は常に変化しているね。歴史学者なら、歴史の物語は常に変化していることを知っているはずだ。歴史は石でできているわけではない。
そしてもちろん、歴史書は勝者によって書かれる(笑)

だから過去の神話は幻想でしかない。そして、ひとつ興味深いのは、周りを見渡せば、今日でも石器時代の人々が私たちと一緒に暮らしているということなんだ。私たちが過去と呼んでいるものは現在にも存在する。アボリジニーのような人たちもいれば、フューチャリストとも呼ばれているように、私たちよりも進んでいる人たちもいる。彼らは今ここ、同じ惑星に生きている。恐竜もまだ何らかの形で私たちとともに生きている、鳥とか、そういう形でね。すべてが今、ここにある。過去も現在も未来も、私たちの目の前にある。私たちはそれに気づいていないだけなんだ。

G:科学は今、マルチバースについて語り始めている。我々が存在すると信じている以上の次元が存在するというものだ。もし君がそこに行ったことがあると言うのなら、僕はそれを信じるかもしれない。

M:とても興味深いし、実際、そうなんだ。でも、このことも理解してほしい。君は、考えるだけで新しい次元を創造できるんだ。すべての思考は量子なのだ。思考はすべて現実の物理的なものなのだ。宇宙には実は、形而上学的なものは何もない。すべて物理的、あるいは超物理的なものだ。だから君の思考は現実に量子なんだ。だから新しい思考を持つだけで、新しい次元が生まれることになる。

これはなかなかトリッキーな命題だ。私がこの次元を創ったのか、それとも創る前からあったのか?とても奇妙に聞こえると思うが。

G: ああ、鶏と卵のどちらが先か。

M: そう!ハハハ(笑)

G: 君が死んだ時に天使がいてくれたそうだが、天使はいつでも呼び出せるのだろうか?

M: 私はこの部分が大好きだ、というのも、私たちが知っている、あるいは体験する天使のほとんどは、私たちの祈りと願望によって作り出された天使だからだ。私たちは実際に天使を創造することができる。私たちは必要なときに天使を創造するが、危機が去るとすぐにそれを忘れてしまうんだ。私たちは天使を創り出すことができるが、創ったものを取り消すことは出来ない。だから、非常に多くの天使が仕事を探している(笑)

G: ワッハッハ!堕天使については?あの世にいた時、そのことを教わる機会はあったのかい?

M: ああ。それはメンタルな神話で、理知的な心の中の神話なのだ。誰も堕ちてなどいない。
そのようなことは、理知的なマインドが作り出した神話に過ぎない。それは基本的に分裂の状態を表現したものだ。私が見たもののひとつは、闇の子供たちと光の子供たちの間には、常に戦いがあるというものだった。闇の子供たちと光の子供たち。そして、それが本当に意味することは、私が受けた説明によると、顕在意識の部分と潜在意識的な部分の間に、未だ分裂が存在しているということだ。私たち自身の動物的な部分と高位の自己との間に、まだこの分裂があるということだ。

そして、人々が見過ごしがちだが、このことを表す良い比喩が、カインとアベルの物語だ。

私はすべての宗教における比喩の意味を教えられた。そしてこのカインとアベルの物語では、カインは肉体、生物学的人間の動物的な部分を表していた。そしてカインには神に関する十分な概念を理解していなかった。いつも懸命に働き、私たちが低次の性質と呼ぶものを持っていたが、実際、それは神聖なものだ。そしてアベルは典型的なスターチャイルドで、高次の頭脳を象徴している。それはすべてを簡単に手に入れることができる。そしてそれが考えることが宇宙を創造している。

しかし、その教訓はこうだ。これは健康における心と体のつながりの観点から言うと、もし潜在意識と顕在意識の間で戦いが起こっている場合、例えば、潜在意識は何らかの理由でお金は良くないと思っていて、顕在意識はお金が欲しいと思っている場合、それを現実化するのに苦労することになる。そこには葛藤がある。

もうひとつは、セルフトーク(頭の中のおしゃべり)だ。自分を罵倒したりする時、例えば私の友人のテニスプレーヤーはミスをするたびに「バカヤロー」とか「お前は役立たずだ」とか言って、自分の体を貶めている。これは潜在意識と意識の間に抵抗を作り出す。そして、警告しておくが、潜在意識が常に勝つ。それは君を打ち倒す。例えば、カインがアベルを殺したように。そういうものなんだ。その物語はこれを学ぶのにとても強力なメッセージとなっている。

カフナはこのことを一番よく教えていると思う。ポリネシアのカフナのことは知っているよね。私は彼らが大好きだ。彼らは自分自身を知るように、と教える。私たちには潜在意識と顕在意識、そして超意識と呼ばれるものがある。そして私たちに可能な最大の飛躍は、ほんの数ミリで達成できる。低次の脳から高次の脳へほんの数ミリ橋渡しをすることで、両者が一体となって働くようになるのだ。

聖書の例え話においてさえ「あなたがたのうちの二人が、わたしの名によって求めれば、それは与えられるであろう。」とあるように。(訳注:マタイによる福音書18:20?「2人または3人が私の名によって集まるところには、私もいるのである」)

これは潜在意識と顕在意識が互いに理解し合い、リンクして一致した状態になれば、レーザービームのようになり顕現するということなのだ。もし私たちが支離滅裂なやり方で何でも気ままに顕在化させることができたとしたら、世界は混沌としたものになってしまうだろう。
隣人の犬がうるさく吠えているのを一目見て、消えろ!と思ったらその犬は消えてしまう、といったように。

実は、現実化には自然なやり方がある。それは自分自身を知るということであり、そして自分は変えることができるということなのだ。

潜在意識がお金は悪いものだと信じていて、一方で顕在意識がそれを望んでいるのなら、なぜ意識がそれを望んでいるのかを理解し、潜在意識に働きかけて、自分が持っている間違ったプログラムを修正すればいいのだ。

私たちは、おそらく6歳になる前に、人生について習得回路が出来上がってしまっている。だから私たちにできる最大のことの1つは、自分自身を知り、自分自身と調和することだ。そうすれば、現実化させたり、本当に望むものを手に入れたりすることが、ずっと簡単にできるようになる。

しかしよくあることだが、ある友人の例について言うと、彼はトレーラーに住んでいた。そしてコルベットを現実化させたが、それにガソリンを入れる余裕がなかったんだ。

G:(爆笑)明白な結果が現れたということだね。

M:そうなんだ。そう、だから光の子と闇の子の戦いは、自分自身の内側で起こっていることの比喩なんだ。それに666という数字だが、その由来は古い。これは数秘術から生まれたもので、666を足すと18になり、それを足すと9になる。これは人間を表す数だ。だから獣は私たちの内側にいるのだ。

G: 僕たちの奥深くに潜む獣のことなんだね。


⑧に続きます

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今回も翻訳に苦労しました。質問によって回答もあちこちの領域に飛ぶので、聴いてると面白いんだけど、いざ文字にするときに悩みます。でも楽しい。

さて、天使といえば、上と似たようなことをアイルランドのローナ・バーンさんもおっしゃっていますね。たくさんの天使が職にあぶれていると😇。それに、作りだした天使(それと真逆の存在もいるはずですが)は取り消すことは出来ないというのは、ダスカロスのいうエレメンタルとも重なります。

ローナさんと言えば、実はもう数年前から繰り返し見ているグラハム・ハンコックさんとのインタビュー動画の翻訳をずっとしたいと思っています。メレンさんシリーズが終わったら手をつけようかしら。メレンさんには他にも訳したい音声があるんですが、その前に。

またカフナの話は、ホ・オポノポノのウハネ、ウニヒピリ、アウマクアの三位一体の教えのことでしょう。色々と統合されてきて、ちむどんどんします💓

台風6号が沖縄に豪雨を置き土産にして離れつつあります。合計丸5日間家に閉じ込められている間に、ずいぶん記事を投稿しました。座ってる時間が長すぎて腰が痛いですー!

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