'23-'24シーズン UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ(ラツィオvsバイエルン)

Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

遂に決勝トーナメントより再開したチャンピオンズリーグ。
今節は日本人選手の鎌田大地擁するイタリアのラツィオ(LAZ)のホーム、
スタディオ・オリンピコに乗り込んで対戦しましたが、試合はバイエルンが
アウェイながらも0-1とラツィオに屈してしまう結果となってしまいました。
※試合は現地時間2/14(水)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ダニエル・ペレッツ(ケガ)
■ブナ・サール(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■コンラート・ライマー(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■アルフォンソ・デイヴィス(ケガ)

さて試合の方ですが、
アウェイながら下馬評ではラツィオより優位に立っているであろう
バイエルンが立ち上がりはボールを支配して、比較的長い時間ラツィオ
陣内でプレーする機会が多いように映ります。
前半7分には右サイドでミュラーがタッチラインを出るかもしれないボールを
キープすると、ゴレツカのサイドチェンジのパスを受けたムシアラから
ザネを経由してキミヒが更に逆サイドに揺さぶるロングパスを送り、
ミュラーがワンタッチでゴール前へ折り返したクロスにケインが右足で
合わせようとしましたがこれはフカしてしまい、バイエルンの先制とは
なりません。

序盤はあくまで比較的バイエルンが優勢という流れで進む試合ですが、
バイエルンはそれほどチャンスに恵まれている訳ではありません。
それはライン全体を上げてアグレッシヴに攻撃を展開するバイエルンに
対してラツィオはやや引き気味に構えて自陣のバイタルエリアでは
特にハードにバイエルンにプレスを仕掛けていることもあり、
バイエルン的にはなかなかフリースペースを利用できていない印象
であります。
そこで"イケる"と思ったのか、ラツィオもバイエルン同様巧みな
パス&ムーヴでバイエルンの守備のマークのズレを生じさせつつ、
プレスをかわしながらラインを上げてボールを押し上げると
前半22分にはPA外ながらルイス・アルベルトが右足で強烈な
ミドルシュートを放ちますが、これは枠の外へ行ってしまいます。

終盤に入り、再び試合の主導権を奪い返してラツィオを攻め立てる
バイエルンが前半31分にラツィオ陣内中央部、ゴールから近い位置で
FKを得るとややトリッキーに、最終的にザネがシュートを放つも
ボール1個2個分ゴールから外れてここでもゴールは生まれません。
バイエルン的には前半これが最もゴールに近いプレーだったかなと…。
また、ラツィオDF陣のケインに対するマークもかなり執拗で、
当然警戒すべき選手としてとらえているのはあったのでしょう。

この後も巧みにワンタッチパスを繋いでラツィオ守備陣のプレスを
かわしながらラツィオゴールに迫り、最後はムシアラのシュートが
枠を外れる等比較的ラツィオよりも押し気味に試合を進めた
バイエルンでしたが結果的に前半はお互いにスコアレスで終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
立ち上がりにチャンスを迎えたのはラツィオ。
ルイス・アルベルトがバイエルンの最終ラインの不安定なビルドアップに
プレスを仕掛けてウパメカノからインターセプトすると、
右サイドからダイアゴナルにゴール前に飛び込んできたイサクセン目がけて
ロングパスを送ります。
キム・ミンジェがこのパスカットに失敗し、ゲレイロのチェックがかわされ
守護神ノイアーと1vs1になったところでイサクセンがフリーでシュートを
放ちますが、ここは守護神ノイアーが冷静にイサクセンとの距離を詰めて
コースを塞いでブロックに成功します。

後半になって両チームともに人の入れ替えはありませんでしたが、
バイエルンについては前線のサイド…右ザネで左ムシアラだったところを
後半はシャッフルして左ザネ、中ムシアラ、右ミュラーと立ち位置を
変えて臨んできます。前半は左よりも右サイド偏重でビルドアップが
なされていたこともあるかもしれません。
中盤に差し掛かる頃、右?足首を痛めたヒサイがプレー続行不可能と
なった為、ラッツァリとの交代を余儀なくされます。
ただ、バイエルンはラツィオの選手交代のスキを突くこともできず…
また配置転換の効果もなくここまでは両チームともスコアが動きません。

そんな後半21分、ラツィオは自陣PA手前でバイエルンからインターセプトに
成功するとフェリペ・アンデルソンのドリブルから一気にカウンターを
展開しバイエルン陣内へ侵入。
左サイドを走ってきたインモービレがパスを受けてPA内に侵入し、
追走してきたバイエルンDF陣のチェックを巧みな足技でかわして粘ると
最後は右サイドのイサクセンに渡し、最後はウパメカノのチェックを
受けシュートは外れてしまいますが、このシュートの後に故意ではないで
あろうがイサクセンの右足を踏んでしまったウパメカノが一発レッドで
退場となってしまい、同時にラツィオにPKが与えられます。
これをインモービレが冷静に守護神ノイアーの飛んだ方向とは逆を突いて
ゴールを決めて0-1とラツィオが先制します。

残り20分ながらラツィオの先制で動いた試合はしばらくゴレツカを
最終ラインに下げてプレーしていたバイエルンですが、
ここでゴレツカに代えてデ・リフトを投入します。
そしてラツィオはイサクセンに代えてペドロ、更に先制ゴールの
インモービレに代えてカステジャーノスを投入します。
更に残り10分を切ったところでラツィオはルイス・アルベルトに
代えて鎌田大地を、そして負傷したジラに代えてパトリックを投入します。
一方のバイエルンもほぼほぼ同じタイミングでミュラーに代えて
チュポ=モティング、そしてザネに代えてマティス・テルを投入します。

ただ、10人になってしまったとしてもこうして選手交代等で対応可能では
あったものの、この後のバイエルンは最終的にラツィオの守備を崩すような
効果的な攻撃ができず、また相手GKを脅かすようなシュートも打つことが
できず…ラツィオとの初戦を落としてしまいました。

ゴール

▼バイエルン

ゴールなし

▼ラツィオ

後半24分:インモービレ(PK)

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:マズラウィ、ウパメカノ、キム・ミンジェ、ゲレイロ
CMF:キミヒ、ゴレツカ
OMF:ザネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン

▽交代
ゴレツカ→デ・リフト、ミュラー→チュポ=モティング、ザネ→マティス・テル

イエローカード:キミヒ(累積1枚目)
※後半23分、ウパメカノがレッドカードにより退場。

監督:トーマス・トゥヘル

○ラツィオ

GK:プロヴェデル
DF:マルシッチ、ジラ、ロマニョーリ、ヒサイ
MF:ゲンドゥージ、カタルディ、ルイス・アルベルト
FW:イサクセン、インモービレ、フェリペ・アンデルソン

▽交代
ヒサイ→ラッツァリ、イサクセン→ペドロ、インモービレ→カステジャーノス、ジラ→パトリック、ルイス・アルベルト→鎌田大地

監督:マウリツィオ・サッリ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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