'23-'24シーズン ドイツ/ブンデスリーガ第22節(ボーフムvsバイエルン)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節は日本人選手の浅野拓磨擁するボーフム(BOC)のホーム、
ヴォノヴィア・ルール・シュタディオンに乗り込んで対戦しました。
試合はバイエルンが2-3でボーフムに敗れてしまい、国内リーグとしては
首位レバークーゼン戦、そしてUCLも合わせるとラツィオ戦に続いて
公式戦では3連敗と相成ってしまいました。
※試合は現地時間2/18(日)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ダニエル・ペレッツ(ケガ)
■ブナ・サール(ケガ)
■セルジュ・ニャブリ(ケガ)
■コンラート・ライマー(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■アルフォンソ・デイヴィス(ケガ)

さて試合の方ですが、
バイエルンは最終ラインにデ・リフト、そして前線にチュポ=モティングを
入れて人員に変化をつけてこの一戦に臨むようです。
代わりにウパメカノ、ザネがベンチスタートとなります。
そのバイエルンは、立ち上がりこそボーフムに決定機を作られてしまうものの、
慌ただしい時間を過ぎると徐々に自分達のペースでボールを回してボーフムを
自陣に追いやり、試合の流れを掴むようになります。
そして前半14分、CKを一度はボーフム守備陣に弾き返されるもののこぼれ球を
拾ったマズラウィから右サイドに回っていたキミヒにパスが渡ると
バイタルエリアでパスを受けたムシアラが対峙するロジラ?をかわして
スペースへ出ると左足でシュートを放ちますがこれはブロックされてしまいます。
しかし、こぼれ球を拾ったゴレツカから再びパスを受けると今度は
やや角度の厳しいところから右足でシュートを放ち、これがゴールネットを
揺らして1-0とバイエルンがムシアラのゴールで先制します。

バイエルンは前半19分にもほぼほぼ全員がバイエルン陣内でプレーしていた
状況で相手のロングボールを自陣ゴール前で弾き返すとそこからカウンター
気味に反撃に出ます。
ボーフムもラインを下げながらの対応となったこともあり、左サイドでパスを
受けたムシアラから中央部でスペースに飛び出したケインにスムーズに
スルーパスが渡るとケインがGKリーマンと1vs1の状況になります。
右サイドでミュラーがフリーではありましたが、ここでケインはシュートを
選択しますが、右足で放ったシュートはクロスバーの上を越えてバイエルンは
追加点のチャンスを逃してしまいます。

前半22分になると、例の海外投資家のリーグ参入に対するサポーターの抗議で
ピッチにテニスボールが投げ入れられ、試合は10分以上の中断を余儀なくされます。
そして再開後、バイエルンはマズラウィに代わってウパメカノを投入します。
※試合後、マズラウィは負傷したと情報があった為、このタイミングで
 ケガをしたのだと思われます。

この中断で多少なりとも試合のペースが変わってしまったのか…
前半31分、ボーフム陣内でボールをキープするバイエルンでしたが
ムシアラがエルマンにインターセプトされると、浅野とロジラのワンツーで
これをキミヒがチャージが入るものの、巧みにブロックしてボールキープした
ロジラから壁パスを受けた浅野が右HSへ飛び出すとドリブルでバイエルン
ゴール前まで持ち上がり、デ・リフトのタックルが来る前に右足でシュートを
放つとこれが守護神ノイアーの左を抜いてファーサイド側のネットを揺らし、
1-1とボーフムが同点に追いつきます。

ボーフムは更に前半44分、浅野のシュートから右サイドでCKを得ると、
シュテーガーの上げたボールをニアサイドでフリーであった
シュロッターベックのヘディングシュートがゴールに突き刺さり、
ボーフムが1-2とバイエルンから逆転します。
そして前半中盤にあった中断の影響で14分という長いA/Tが設けられるも
ここでスコアが動くことはなく、前半はバイエルンがビハインドを負って
終了します。後半へ続く…。

さて後半。
キックオフから間もなくバイエルンのビルドアップよりデリフトの縦パスに
下りてきたケインがワンタッチで流したボールはシュロッターベック?
ベルナルド?に奪われ、これをワンタッチで縦パスを繋がれると
スペースでこれを受けたアントヴィ=アジェイが裏へ飛び出した浅野へ
スルーパスを送り、巧みに抜け出した浅野が守護神ノイアーと1vs1の状況に
なりますがPA内に入ったところではあったものの、ディレイでオフサイドと
なり、バイエルン的には事なきを得ます。

そして、後半開始から10分も経たないタイミングで再び海外投資家参入に
対するサポーターの抗議としてピッチ内にテニスボールが投入され、
試合は数分間の中断状態となります。
それほど長い中断ではなかった為か、再開後バイエルンは試合の主導権を
ボーフムに譲ることなく、ボールを保持してできるだけ長い時間ボーフム
陣内でプレーすることができており、急遽右SBを担当することになった
ウパメカノのオーヴァーラップ等でチャンスを作るまではイケますが
ボーフムも簡単にゴールを割らせてはくれません。

中盤に入るとバイエルンはチュポ=モティングに代えてザネを投入、
更にはキミヒに代えて今冬新加入のサラゴサも投入します。
サラゴサは移籍後バイエルンでのデビュー戦となります。
スピードのある選手が新たに入ったことでバイエルンの前線は確かに
活性化されましたが、ボーフムもリードしていることから余裕と
思い切りさのあるプレーができる状況ということもあり、
スペースを埋められなかなか追いつくことができません。
更にボーフムは後半25分辺りにバイエルン陣内でアントヴィ=アジェイ
からのロングスローをゴール前でシュロッターベックが流すと
そこにロジラが飛び込んできたものの、ゴールライン直前で
キム・ミンジェがなんとかクリアする場面があり、やはりバイエルン
としては同点に追いついて試合の流れを手繰り寄せたいところであります。

しかし後半31分、ボーフムが左サイドでCKを得ると一旦はバイエルンが
PAからボールを弾き出すものの、こぼれ球を拾ったシュテーガーが
ゴール前にクロスを送るとシュロッターベックを競り合ったウパメカノが
ファウルを犯したとして、この日2枚目のイエローカードを受けたことで
ウパメカノは何とUCLラツィオ戦に続いて2試合連続の退場処分となって
しまい、更にボーフムにPKが与えられます。
これをシュテーガーがゴール右にシュートを打って、守護神ノイアーも
ボールに触れることはできたもののそのままゴールネットを揺らし、
1-3とボーフムが逆にバイエルンに対してリードを広げます。

バイエルンも後半42分にケインがよぅやく追撃のゴールを決めてボーフムに
詰め寄りますが、数的不利と得点差を埋めることができないまま
試合は終了し、レバークーゼンに追いつきたいバイエルンにとっては
痛恨の敗戦となってしまいました。

戦績:16勝2分4敗(勝ち点:50)
得点:61/失点:25
順位:2位

ゴール

▼バイエルン

前半14分:ムシアラ
後半42分:ケイン

▼ボーフム

前半31分:浅野拓磨
前半44分:シュロッターベック
後半33分:シュテーガー(PK)

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:マズラウィ、デ・リフト、キム・ミンジェ、ゲレイロ
MF:キミヒ、ゴレツカ
ST:ミュラー、チュポ=モティング、ムシアラ
FW:ケイン

▽交代
マズラウィ→ウパメカノ、チュポ=モティング→ザネ、キミヒ→サラゴサ、ダイアー→ゲレイロ、ミュラー→マティス・テル

イエローカード:ウパメカノ(累積2枚目)、ゴレツカ(累積3枚目)、キム・ミンジェ(累積3枚目)
※後半32分、この日2枚目の警告を受けたウパメカノが退場。

監督:トーマス・トゥヘル

○ボーフム

GK:リーマン
DF:エルマン、オルデツ、シュロッターベック、ベルナルド
MF:ロジラ、マショヴィッチ、シュテーガー
FW:浅野拓磨、ブロシンスキ、アントヴィ=アジェイ

▽交代
エルマン→ガンボア、アントヴィ=アジェイ→クワルテング、浅野拓磨→フェルスター、ロジラ→ロースリ

監督:トーマス・レッチュ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?