'23-'24 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ(バイエルンvsラツィオ)


Guten Tag!!!

我が親愛なる
バイエルン・ミュンヘン。

今節は日本人選手の鎌田大地擁するイタリアのラツィオ(LAZ)をホームである
アリアンツ・アレーナに迎えてリターンマッチj。試合はバイエルンが
3-0とラツィオをくだして2試合合計3-1として、1stレグでの敗戦を逆転して
準々決勝進出を決めました。
※試合は現地時間3/5(火)に開催されました。

バイエルンの欠場者は以下の通りです。

■ブナ・サール(ケガ)
■キングスレー・コマン(ケガ)
■ヌサイル・マズラウィ(ケガ)
■サシャ・ボエ(ケガ)
■ダヨ・ウパメカノ(出場停止)

さて試合の方ですが、
1stレグから見るとバイエルンにとっては右SBのマズラウィとボエを負傷で
欠いている為、既に国内リーグでも試している通り、キミヒを右SBに据え
左SBにはデイヴィスではなくゲレイロを据え、そして中盤にはパヴロヴィッチを
据えてこの一戦に臨むバイエルン。
フライブルク戦だけは鼠径部の負傷により欠場したザネも復帰しています。
ゴール裏はサポーターが大きなコレオを掲げてチームを後押しします。
そんな立ち上がりはバイエルンがやはりホームの地の利を生かして主導権を
握ってラツィオを自陣に追いやってゲームメイクします。
バイエルンは初期配置としてはいつもの4-2-3-1でありますが、
ビルドアップ時には両SBのキミヒとゲレイロが高い位置を取って、
中盤のゴレツカが最終ラインまで下がって後方のバランスを取ります。
そうなると中盤はパヴロヴィッチが1枚のみとなりますが、そこはムシアラや
ケインが下りてきてパスを引き出すていう動きになります。

バイエルンに押し込まれている側のラツィオとしてはバイエルンから
インターセプトしたら、バイエルンの守備陣形が整う前に手早く縦にボールを
運んで速攻を仕掛けて追加点を取ってバイエルンを精神的に追い込みたい
狙いがあるようですが、当然バイエルン側としてはそれは織り込み済みであり、
理想としては最終ラインを突破されないよう、前からのプレスバックで
奪い返したいと思われますが序盤を見る限り守備で危険なシーンはありません。
序盤から中盤にかけてはバイエルンのペースで試合が進んでおり、
前半13分のムシアラが放った左サイドのPA角からのシュートはGKプロヴェデルの
正面をとらえるにとどまり、更にその2~3分後に中央部PA手前から放った
ケインのシュートはジラがブロックして、ラツィオが簡単には同点にはさせまいと
努めてきますが、ここまでの試合展開を見るとバイエルンがどのタイミングで
ラツィオの守備陣を崩すか…もしくはラツィオ守備陣がどこまでバイエルンの
攻撃を耐え凌ぐことができるか…になるような気がします。

前半24分には右サイド大外から裏抜けしたキミヒめがけてパヴロヴィッチからの
スペースへのパスが通ってボールがPA内に入るとキミヒからのクロスを受けた
ミュラーを経由してゴール前に飛び込んできたムシアラのシュートはロマニョーリ?
にブロックされ、そのこぼれ球に反応したゲレイロのシュートもマルシッチ?が
ブロックして、ここでもバイエルンは同点に追いつくことができません。
前半35分には左サイドで得たCKから一旦ボールは弾かれるものの、前線に残っていた
ダイアーが右サイドからのキミヒのクロスを下がりながらヘディングシュートを
放つもクロスバーの上を越えて枠には収まりません。
対するラツィオも前半37分、バイエルンからインターセプトして反撃に出ると
左サイドのPA角付近でパスを受けたザッカーニがゴール前にクロスを送ると
デ・リフトが頭でコースを変えるものの若干に留まり、フリーのインモービレが
ヘディングシュートを放ちますが、幸いにもデ・リフトのブロックが効いたのか
これも枠外へと流れていきます。

そして前半39分、左サイドでゴレツカからパスを受けたゲレイロがカットイン
しながらパヴロヴィッチに預けるとそのままゴール前へフリーランします。
パヴロヴィッチは右HSを裏抜けしたミュラーめがけてロングパスを送るとこれが
通り、ミュラーからゴール前へ上げられたクロスをゲレイロが右足でシュート
したところ勢いはなかったものの、ここにフリーのケインがヘディングでコースを
変えると横っ飛びしたGKプロヴェデルが片手に当てるもボールはゴールへ吸い込まれ
バイエルンが先制に成功し、2試合合計1-1の同点に追いつきます。

バイエルンは更に前半A/T、左サイドでCKを得るとゲレイロの蹴ったボールは
ニアサイドでインモービレが弾くもクリアが甘く、ファーサイドに流れたところを
フリーのデ・リフトが下がりながらもダイレクトヴォレーを放ちます。
これはそのまま流れればゴール左隅に収まっていたかもしれず、GKプロヴェデルが
横っ飛びしてブロックを試みたところ、ゴール前中央にいたフリーのミュラーが
ヘディングでコースを変えるとこれがゴールに収まり2-0、
そして2試合合計で2-1と遂にラツィオを逆転します。
この直後前半終了のホイッスルが鳴り、バイエルンがリードして終了します。
後半へ続く…。

さて後半。
(これだけでは足りませんが…)リードを奪い返して少し余裕を持ってパス回しが
できるバイエルンに対して、早い時間に同点に追いつきたいラツィオは高い位置
からプレスをかけてバイエルンからインターセプトしたい狙いがありますが、
あまりキツいものではなく、バイエルンとしてもそれほどアタフタするほどの
ものではありません。
バイエルンはパヴロヴィッチの展開力やムシアラのドリブルから攻撃に勢いを
つけると右サイドをフリーで上がってくるキミヒに預けてからのゴール前への
クロスからゴールに繋げたい狙いがありますが、ここまではラツィオもゴール前の
守備がしっかりしており、また相手もパス回しのスキルには長けていますが、
バイエルンもこの日ゴールに絡んで気持ち良くプレーしている?デ・リフトを
中心に強固な守備ブロックを作ってラツィオにシュートを打たせません。

そんなラツィオは中盤に入るとベシーノに代えてカタルディ、更にザッカーニに
代えてイサクセン、更にインモービレに代えてカステジャーノスを投入して
試合の流れを変えようと試みます。
しかし、バイエルンは後半21分、ラツィオのラインを下げつつ攻撃を組み立てると
右HSでパスを受けたパヴロヴィッチからの縦パスをミュラーが捌いて右サイドの
ザネへ渡すとザネがカットインからPA手前までドリブルで持ち上がってそのまま
左足でシュートを放ちます。
これはGKプロヴェデルが横っ飛びしてセーヴしますが、こぼれ球にフリーで
詰めていたケインがゴールに押し込んで3-0、2試合合計3-1としてリードを
広げます。

これでだいぶ余裕を持ったプレーできるようになったバイエルンが伸び伸びと
プレーすると後半26分には自陣でゴレツカからの縦パスを受けたムシアラが
ドリブルでラツィオ陣内中央を持ち上がるとスペースへ飛び出したミュラーへ
スルーパスを送ります。
パスを受けたミュラーがフリーでシュートを放つもこれはGKプロヴェデルに
ブロックされてしまいます。
対して諦めないラツィオは終盤に入るとフェリペ・アンデルソンに代えて
元バルセロナ~チェルシー等でプレーしたペドロを投入します。
一方のバイエルンはゲレイロに代えてアルフォンソ・デイヴィス、
更にミュラーに代えてマティス・テルを投入します。

試合時間残り10分を切ったところでラツィオはルイス・アルベルトに代えて
鎌田大地を投入しますが、2点のリードと6割を越えるボール保持率で
ラツィオを上回るバイエルンがゴールまでは奪えなかったものの、
交代選手が出ても質の変わらないプレーを見せてラツィオの攻撃陣を
シャットアウトして実力の差を見せつける結果となりました。
ケガから復帰のニャブリも後半A/Tだけですが交代で出場して元気な姿を
見せてくれました。

ゴール

▼バイエルン

前半39分:ケイン
前半45(+2)分:ミュラー
後半21分:ケイン

▼ラツィオ

ゴールなし

■出場メンバー

◯バイエルン

GK:ノイアー
DF:キミヒ、デ・リフト、ダイアー、ゲレイロ
CMF:パヴロヴィッチ、ゴレツカ
OMF:ザネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン

▽交代
ゲレイロ→アルフォンソ・デイヴィス、ミュラー→マティス・テル、ザネ→ライマー、ムシアラ→ニャブリ

イエローカード:

監督:トーマス・トゥヘル

○ラツィオ

GK:プロヴェデル
DF:マルシッチ、ジラ、ロマニョーリ、ペッレグリーニ
MF:ゲンドゥージ、ベシーノ、ルイス・アルベルト
FW:フェリペ・アンデルソン、インモービレ、ザッカーニ

▽交代
ベシーノ→カタルディ、ザッカーニ→イサクセン、インモービレ→カステジャーノス、フェリペ・アンデルソン→ペドロ、ルイス・アルベルト→鎌田大地

監督:マウリツィオ・サッリ

では、Tschuess!!!(V)o\o(V)

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