FGO可能性考察 ​─安倍晴明編③─

どうもお久しぶりです、刹那と申すものです。
今回も「FGO可能性考察」をやっていきます。
今回は安倍晴明……というより、蘆屋道満の考察に付随した形になります。

議題はズバリ、「アルターエゴ・リンボの求められた本来の役割とは?」です。
ファミ通のインタビューにて、リンボの役割は「異聞帯の王を唆すクラウン」であると
公開されました。
今回はここに迫ります。

※注意※
FGOのネタバレを含みます。
引用元にWikipediaやTYPE-MOONwikiが含まれます。






アルターエゴ・リンボの役割

アルターエゴ・リンボの役割は「異聞帯の王を唆すクラウン」とされていますが、
本当にそうなのでしょうか?
少なからず、私はこう思いました。「蘆屋道満である必要性はあるのか?」と。
適当に夢想するだけでも、ロキの擬似サーヴァントなんかでもよかったはずです。
むしろなんで他ニ騎を擬似サーヴァントにしてまで召し抱えたのに、
「アルターエゴ・リンボだけ、本人の悪意を抽出した存在なのか?」
という疑問が残るのです。つまり、蘆屋道満の擬似サーヴァントでも良いわけです。他2騎と違い実在を疑われている存在です。
ならば、そちらでもよかったはずです。しかし、現実として選ばれたのは「蘆屋道満のアルターエゴ」であったのです。
私は、「ならば蘆屋道満本人であることに意味がある」と考えました。
Twitterで以前呟いていた「天覧聖杯戦争は安倍晴明獣化の儀式説」はここから逆算したものですが、今回は全く触れません。

蘆屋道満の逸話で誰それを倒した、退治した、殺害した、というので挙がるのは「安倍晴明の殺害」です。

引用元:Wikipedia

ゆえに、「蘆屋道満が特攻を持つと想定される相手」=「安倍晴明」になるのは自明の理なのです。
むしろ彼相手以外の逸話がないので本当にそれしか考えられないんですけれど。

次に、今度は異星の神陣営にとっての敵について考えてみましょう。
異星の神はFGO二部五章後編にて「ビーストⅦ」であると明言されました。
すなわち、異星の神にとっての敵とは、ビーストⅦにとっての敵という事です。
ビーストにとっての敵、それは「同じビースト」です。
無論冠位も最悪な敵である事には変わりませんが、現状同じくビーストクラスであるコヤンスカヤが現界しています。対策をするのならば、今いる脅威の方が重要です。

実際、コヤンスカヤと異星の神は「互いに食い合わないように」停戦協定を結んでいます(半分以上反故になってる気がするけど)。

私は、この「休戦協定」に目をつけました。

コヤンスカヤと異星の神の「休戦協定」

この情報は「コヤンスカヤが異星の神の使徒ではない」のとほぼ同時の公開であったと記憶しています。
この「休戦協定」、一体どちらから持ち掛けられたものだったのでしょうか?

私は「コヤンスカヤから持ち掛けた」と考えています。
それは何故か。あくまでも推論でしか語れませんが、コヤンスカヤ発生時点では「正しさ」を掲げる異星の神からすれば敵であったと考えます。


異星の神は休戦協定を結んだ時、恐らくまだ実体をもっていませんでした。しかし、代わりに手足となる「異星の使徒」らがいます。
また、ホームズの視点においても「神」として認識されており、実際に「地球白紙化」というゲーティアに匹敵する偉業(?)を成し遂げています。
クリプター7人を無実体で蘇生する能力を鑑みても、異星の神からコヤンスカヤに休戦協定を持ち掛けるのは不自然であるように思います

根拠がゆるゆるガバガバですが、話を続けます。

では、「コヤンスカヤが休戦協定を持ち掛けた」として。
その交渉はどのようなものだったと考えられるでしょうか。
停戦をコヤンスカヤから申し立てる以上、コヤンスカヤは異星の神側に「休戦するためのメリット」がなければいけません。

ところで。アルターエゴ・リンボが初登場したシナリオは「亜種特異点・屍山血河舞台下総国」です。コヤンスカヤが活動し始めたのは、2017年6月頃。

この時起こっていたのが「深海電脳楽土SE.RA.PH」です。
そうだね、ホゲキヨさんの考察でもあったね。

(勝手に引用してすいません、問題があれば削除します)

コヤンスカヤの現界には、「深海電脳楽土SE.RA.PH」が関わっているのではないか?というのがホゲキヨさんの考察の一つです。
ここから考えるに「コヤンスカヤの方がアルターエゴ・リンボよりも先に活動している」と推測できます。

なぜ、コヤンスカヤの活動がアルターエゴ・リンボの活動より先であるのか。
私の立てた仮説は、その理由にもなると思います。

私は「コヤンスカヤが休戦協定の際に提供した商品(情報)」こそ、「蘆屋道満とその逸話である」と考えています。
そのためにコヤンスカヤがリンボよりも先に活動しているか、確認が必要だったんですね〜。

また異星の神に情報提供できる者については、
・検体E
・異星の使徒3騎
・異星の巫女
と複数存在します。
村正と神父とは蘆屋道満との接点がないため、そして同時に召喚された可能性も懸念すると難しい。
検体Eからの情報は神代までで打ち止めになっている描写があります。

オリュンポス 第24節

上記の行動をとっていたのは推察するに「神代」での事ですので、そこで止まっていると考察しています。
残るは異星の巫女ですが……そも彼女、ひとつめの異聞帯(ロシア異聞帯)で利敵行為に近いことをしているので、どうカウントしたものか。そもコンタクトをとっているのかさえ分からないのでこの場においてはノーカウントとします。

……で、残ったのが「コヤンスカヤ・タマモヴィッチ」だった訳です。
彼女にとって、蘆屋道満の情報を渡すことは「休戦協定をするメリットになる」だけではありません。天敵と思われる「安倍晴明を撃退する手札を自ら用意する手間が省ける」というメリットがあるのです。

ビーストの天敵対策

ではここで、ビーストⅠゲーティアが行った天敵対策を考えてみましょう。
ゲーティアは魔術王ソロモンを嘯き、マテリアルを見ると実際に冠位術師として霊基を確立しているようです。

FGO ゲーム内マテリアル ゲーティア ビーストⅠより引用

この時、ソロモンが召喚されることはカルデア視点(結果的に)なかった訳ですが、ゲーティア視点では異なります。
彼を効率的に、絶対的に有利を取れるソロモンの召喚を防ぐためにはゲーティア視点最も確実なことは「冠位術師の召喚枠を埋めてしまうこと」です。(実際冠位術師ではないソロモンの宝具では弱体化にとどまり、トドメは藤丸らが刺した)
それこそが第四特異点でのソロモン嘯き事件であったのです。

これを、コヤンスカヤに置き換えて考えてみましょう。
コヤンスカヤの真名は未だ判明していませんが、玉藻の前が「オリジナル」とすると、
必然的に安倍晴明が特攻を持って「安倍晴明です!貴方を殺します!」してくる可能性は低くない訳です。
しかし、彼女とゲーティアは違うビーストです。千里眼もなければ、召喚式でもない。
彼女の取れる手は、ゲーティアの取れる手とは異なるのは当然です。
ましてやオリジナルに「召喚」に関する逸話はありません。
彼女の能力は毛のある生物の情報を取り込み、自らの眷属とすること
(2021、12、14現在の情報)
魔性特攻を持っていても変ではない安倍晴明は、そのような意味でも天敵であるといえます。
こうして考えてみると、彼女側から安倍晴明対策をするのは少し難しいと考えられます。

では現在までで、彼女が安倍晴明対策と思える行動、または手段は何があったでしょうか。
私は、それこそが「蘆屋道満という英霊の情報の譲渡」と考えます。

終わりに

根拠ゆるゆる、妄想まみれのガバガバ考察でしたが、いかがでしたか?
納得できる要素は幾つかあったと思います。
気がついたら3000字を超えていてドン引きしていますが、今回はなかなか良くできた方だと考えています。

よろしければ感想や指摘、ご意見の方をこちらにお願いします。

次回こそは晴明獣説を唱えたいのですが材料が足りないので、別の考察をあげるかもしれません。

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